風の邦、星の渚 下―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

著者 : 小川一水
  • 角川春樹事務所 (2011年5月15日発売)
3.89
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  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435529

風の邦、星の渚 下―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • キャラクター同士の距離感がいい。兄と弟だったり、泉の精霊だったり。ラストのほうもよかったなぁ。満足です。

  • 宇宙から降り立ったものを「精霊」と呼ぶか「異星人」と呼ぶかで、心の豊かさが違ってくるような気がするなあ。

    ワリとあっさり読み終えたけれど、物語の奥底に『天冥の標』に通じるものを感じた。

  • 当たり前かもしれないけれど、街づくりには多くの人の願いが込められているんだなと改めて感じた。
    物語としては、色々と困難はあるのだけれど、意外とあっさりしていて、盛り上がりに少し欠けたかなと思う。

  • 積ん読の山から発掘して一瞬で読了。天冥の種となる作品だったのかな。人の営みと、人ならざるものの観察が織りなす、成長の物語。

  • 著者自身の解説にある「外へ出かける」から「故郷へ帰る」物語を志向したということは良く判った。良く判ったのだけれど、あえて反論すれば「外へ出かける」物語になるのは、SFだからしょうがないのでは?というのが私の意見。その意味で、この物語をSFにする意義が見いだせない。
    そうはいえ、引っかかったのはそれくらい。お話は面白いし、読みやすいし、キャラはステキ。あと、政治や軍事ではなく経済を中心に据えたSFは、ワン&オンリーにしてトップ。

  • 本領発揮か。
    いよいよSFになってようやくらしくなってきたか。

    ただ、最後のアレは、わからんでもないが、ちょっとなー、と。
    ドゥームズデイ・ブックばりの展開を期待したんだろぉなぁ、オレ。

    期待してた展開と違った分、読後感はよかった。

  • 上巻以上にファンタジーらしい、手に汗握る展開が用意されている怒涛の下巻。新たな流通ルートの開拓と良き理解者を得てどんどん大きくなっていくレーズスフェント。いつしかそこには人が集まるようになり、移住者で溢れる街へと成長するが、一方で“終わりの時”も刻一刻と迫っていた……。
    街とは人の営みそのもので、住人ひとりひとりの人生がその街の歴史を形作る。そしてバトンは次代に渡され、また新しい物語を紡いでゆくのです。素晴らしい作品でした。オススメ。

  • 上下揃っての、コメントという事で。

    困難と達成感。
    不運と幸福。
    ゼロから、都市を作ってしまった、中世ドイツの、一騎士と仲間たちの物語。
    歴史物としても、SFとしても好。

  • 14世紀のドイツを舞台にした歴史小説だけど、そこは小川一水、しっかりとSFです。
    中世ヨーロッパにおける理不尽な成り行きや閉塞感。そんな中で逆境をはねのけつつ町を作っていく人々を描いた作品。物語の土台となっている星間生物であるレーズの存在が、ともすればご都合主義的に見えてしまうところあるけれど、それも含めてSFとして成り立ってると思う。この町の未来をもっと見てみたい気持ちになりました。

  • 一気に読みました。満足。レーズもルドカーもいいけど、エルメントルーデとリュシアンの愛されっぷりはただ事じゃないです。しかし黒死病というのはヨーロッパにおける悲劇を代表するのか、作品に取り上げられることが多いですね。
    あと、巻末の解説でマイケル・フリン「異星人の郷」を取り上げられててちょっと笑。作者も以前Twitterで言及してましたね。時代と場所が近いのだけれど、どっちも面白いのでぜひどっちも読んで欲しいところ。

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