巡査の休日 (ハルキ文庫 さ 9-5)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 1086
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435543

感想・レビュー・書評

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  • 道警シリーズ第4弾
    今では札幌の大きなお祭りになったよさこい祭り。賑わいが伝わってくる様だ。そんな中で起きる事件。
    同時に起きる事件が交互に書かれていくので飽きない。そして一つに繋がって行く。第5弾も楽しみ!

  • シリーズ4作目 本作はほぼ小島百合が主人公 前作まで同様に途中まですこし読むのがかったるくなって、このシリーズはもういいかなとおもうが、終盤はおもしろくて、最終的にはまた続きを読もうかなとおもってしまう

  • 面白かった
    道警シリーズ第四段!
    前作に引き続き、エンターテイメント作品として楽しめました。

    今回の主人公は小島百合
    ストーリとしては、よさこいソーラン祭りの開催される5日間の物語。
    以前、村瀬香里にストーカし、小島百合に撃たれて逮捕された鎌田が病院を脱走。
    そして、その鎌田が神奈川で現金輸送車の強盗事件の容疑者に。
    一方で、鎌田と思われる人物から、香里のもとに届いた脅迫メール
    百合は、よさこいソーラン祭りのダンサーとして参加する香里の護衛につくことに。
    執拗な脅迫メール。
    大イベントの中、香里を守ることができるのか?
    警察は鎌田を捕まえることができるのか?
    そして、真相は?

    といった展開です。
    今までの3作とは違って、どちらかというとライトな物語。なので、ちょっと拍子抜けかもしれません。

    あんまりテーマ性を感じられなかった。
    小島百合のスピンアウト物語ですね。
    エンターテイメントとして楽しめました。

  • シリーズ第四弾。本シリーズの主人公は、佐伯、新宮、津久井、そして小島の4人グループのよう。と言っても4人が、いつもいっしょに活躍するわけではない。前作の伏線が回収されて、スッキリだが、警察幹部の悪事が闇に葬られるのは無念。

  • 道警シリーズの第4弾。
    これまでの道警シリーズとは少し違ってガッツリと重い物語ではない。
    ストーカーされていた女性・香里を護衛していた小島百合の活躍で逮捕された犯人が逃亡したことにより起こる様々な出来事を追っていく物語だ。
    中盤ですでに怪しげな人物は浮き上がってくる。
    前半で語られていたあるエピソードが犯人像と結びついて展開が読めてしまう。
    最終的に逮捕された真犯人の叫びがこの物語で一番印象に残った。
    手を差し伸べられる被害者と、誰も助けてくれない被害者。
    その差は何だろうと…。
    きっとそれは一歩踏み出す勇気なんだと思う。
    もしもあのとき自ら立ち去らなければ。
    もしもあのとき勇気を出してすべてを話していれば。
    違う結末が待っていただろうと。

    刑事たちにとって真の休日などないのかもしれない。
    それでも、事件が解決しホッとする一瞬がある。
    登場する刑事たちそれぞれの思いや果たす役割が軽い感じで読めるところがいい。
    好きなシリーズだけに、まだまだ続いてほしいものだ。

  • 道警シリーズ第四弾。さすが佐々木譲。ベテランの味がひしひしと伝わる傑作。冒頭から強盗事件、ストーカー、謎の白骨死体などミステリーの要素が満載で、消化不良を起こすのではと危惧したのだが、杞憂だった。テンポ良く物語は進み、バランス良く結末へと向かう。素晴らしい。

  • 道警シリーズ4作目。 時期はよさこいソーラン祭りの開催される5日間、登場人物の3チームでそれぞれの事件を追っている姿が描かれています。 3チームの追っている事件を同時進行で描くスタイルは、前作と同じです。それぞれの佳境がほぼ同時なため否が応でも緊張感が高まります。 祭りの時期の道警の忙しさが伝わってくると同時に、祭り本体への興味も湧きました。 3人プラス1人の活躍ぶりが楽しかったです

  • いくつもの事件が絡まってるのか絡まってないのか…全部解決でめでたしめでたし笑 しかしながら ここまでキャリアが悪者になると笑える。小島百合と佐伯…バツイチの恋愛かけひきは拗れすぎて、可愛らしくも思えた。

  • 北海道警察シリーズ第4弾
    これまでと変わらず期待通りに最後は一気に読み終わりました。
    途中、いくつもの事件が並行して進むので、ちょっとわからなくなったり、まどろっこしく感じたりもしたけど、この最後に繋がるためだったのだと思えば納得。
    読んでいるうちに、小島百合巡査と一緒に違和感を感じつつ、どこで引っかかってるんだっけ?と考えるのも楽しかったです。

  • 道警シリーズ!すっかりファンになってしまった。別々の部署にいるのに、何故か繋がるチーム佐伯。今回は小島巡査が主役の回だった。素直に面白かった!次巻も楽しみ!!

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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