れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435574

感想・レビュー・書評

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  • キョウコの母親が本当に嫌な人で…読んでてイライラ。あんな母親にはなるまいと心に誓った(笑)
    家賃3万円のボロアパートで、すきま風や蚊に奮闘。
    そんな中でも、お隣さんとの物々交換や、ちょっと奮発しておいしいコーヒーを飲むなど、派手にお金は使わないけれど楽しみはある。
    れんげ荘での暮らしには全く憧れないけれど(笑)、お金を使わずに楽しむ術は真似したいな。

  • 有名広告代理店で世帯を養えるぐらいの高収入を得て働いていた有能な女性が45歳でみずから早期退職して、じぶんの稼いだ貯金を毎月10万だけ取り崩して老後まで働かずに生きる、っていうお話。

    毒親(?)の母親とふたり暮らしだった実家を出て、家賃の安いものすっごーいオンボロのアパートを借りて、ほんとにそこでアルバイトもしないで10万の生活費だけで暮らしていくの。

    そういう設定にものすごい惹かれて読んだけど、特にドラマチックな盛り上がりもない平坦で地味なストーリーが却ってよかった。

    ただ、いろいろと突っ込みどころはあるから、それはブログに感想として書いてみるつもり。

    2009年の作品っていうのがちょっとおどろいた。
    もうちょっと古い時代の話だとおもったから。
    感覚的にわたしが生まれ育った時代とはちがうかなー、ってズレはかんじたんだよね。

  • 友達が貸してくれた本。

    主人公キョウコは月10万円で生活すれば
    80歳まで生きられるぐらいお金を貯めた
    ところで会社を辞める。それが45歳の時。
    もう一生勤めないと決意するのだが・・・。
    という内容だ。そう言えば先日読んだ
    「キネマの神様」の主人公も40代で会社を
    辞めたっけ。何だかそんな本ばかり集まって
    くるのは境遇が私と似ているから?

    キョウコが感じていることは実感として
    私が感じていることとほぼ同じ。
    共感の嵐。

    キョウコの友達がキョウコに言うことは
    私の友達が私に言ったことと同じ。
    もはやデジャブ。

    キョウコの友達が森茉莉のことを話題に
    持ち出して来た時には心底たまげた。
    私の友達もほぼ同じことを言ったからだ。
    ここまでシンクロするなんて!

    そして、
    「私、離婚するかもしれない」
    キョウコの友達の爆弾発言まで内容が同じで
    もうこれは笑うしかない。

    なんだろう、まるで自分のことのようだと
    思うより、本当に見て聞いて感じてきたかの
    ように書いてしまう群ようこさんがスゴイ。
    だってこれはフィクションなのだから。

    この流れでいくと次はやっぱり
    森茉莉の「贅沢貧乏」を読むべきか?

  • 20分で読み終わる軽さ。独善的な母親を腐している主人公だが大差なく、その自覚がないことまで一緒でかなり不快。兄嫁を見習い給え。

  • かわいいタイトルと表紙に惹かれて買いました。
    とても読みやすい文章でした。
    読みやすくてすらすら読めちゃうがために、
    読み終わってもあっさり消化されちゃったけど。

    仕事をやめて、ボロアパートで質素な生活をする。
    冬は寒さと戦い、夏は虫と湿気と戦いながら、
    それでも住人との関わりなんかに幸せを感じて。
    いいなぁ、憧れるなぁ。私にはできないけれど。

    あと、主人公の同級生、マユちゃんがかっこよすぎます。
    彼女のレベルまでいつか到達したいです!

    「かもめ食堂」の作者さんだけあって、
    雰囲気がなんだか似てました。
    映画の「めがね」「プール」「マザーウォーター」のラインが
    お好きな方には、なかなかおススメかもです。

  • 45歳、全てをリセットしたいと、月10万円の生活費で
    80歳まで暮らせる貯金を用意。
    さて、その暮らしぶりは……
    誰もが持つだろうリセット願望。

    きっと、いつまでも、元の生活と比べたり、あれこれ考えるのはダメ。
    いわゆる優等生タイプは、心と裏腹にリセットなんてなかなかできない。
    それって、私のこと?などと、思わず苦笑。

  • 最後の終わり方がなんだかぼやっとしている気がした。

    あるものだけで暮らすミニマリスト、ちょっと憧れる。
    人間って欲深い生き物ですね。

  • 幸せに生きるための決断が潔くていい

  • ほんわか、あたたかいきもちで読むことのできる本。

    わたしも会社を辞めた経験があるので
    何かにつけて仕事のことを考えてしまったり、
    何かやらなきゃと焦ってしまったりする主人公には
    すごく共感。

    でも、れんげ荘が思った以上にすごいところみたいなので
    あそこには住めないかなぁ。
    ミミズとナメクジはね、、(笑)


    周りから何を言われようと、どんな目で見られようと
    自分で決断したことに大きな意味がある。

    続編も読むの楽しみ♡

  • 全てが嫌になって、全て手放してゼロになりたいというのは誰もが一度は思うこと。それを実際にやってみせたキョウコ。誰に見せつけるわけでもなく淡々と。でも全てから自由になったからといってそこから先はパラダイス、というわけではない。これで良かったのかと何度も迷って、何もしない生活に戸惑いながら少しずつ、少しずつ馴染んで行く。キョウコは頑固ではない。淡々と、淡々と、新しい感覚を楽しみながら、変化を、迷いながらも受け入れながら日々を過ごす。ミニマリストが流行っているけれど、キョウコはミニマリストではない。裕福でなくったって、手放したって日々の豊かさや彩りはほしい、そこにすごく共感した。 クマガイさんとの物々交換のシーンがすごく印象に残っていて好き。母との問題は何か解決するのだろうかと思っていたのでそこは意外。もしかしたら最後にすれ違ったときキョウコのなかで何かふっと落ちたものがあったのか。 優しく過ぎていったけれど印象に残ったシーンは多く、何度も読み返したい一冊。

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