心星ひとつ みをつくし料理帖 (ハルキ・時代小説文庫)

  • 角川春樹事務所 (2011年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (297ページ) / ISBN・EAN: 9784758435840

感想・レビュー・書評

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  • わいのお澪坊(遂になんかキモいこと言い出した!)が全編にわたって悩みに悩みまくる『みをつくし料理帖』シリーズの六

    何かを選ぶということは、他の何かを捨てるってことなんかな〜?ほんとにそうなん?

    つる屋の面々、ご寮さんにあさひ太夫こと幼なじみの野江たちのことを思うあまりに決断を先延ばしにしてしまう澪
    悩んだ末に澪が下した決断は巻の七で明らかになる!早く読まなきゃ!

    でもその前にお澪坊には言っておきたい
    「でもな澪、あんたが幸せになるんがわてらの一番の幸せなんやで」(お前はどの立場で言うてんねん)

    • ひまわりめろんさん
      そうなのよ
      結局娘の幸せが一番なのよ
      父親ってそうなのよ(噛み合わない)
      そうなのよ
      結局娘の幸せが一番なのよ
      父親ってそうなのよ(噛み合わない)
      2022/12/06
    • 1Q84O1さん
      ひまわり師匠のお澪坊への愛情が爆発!
      シリーズ七ではさらに爆発か!?w
      ひまわり師匠のお澪坊への愛情が爆発!
      シリーズ七ではさらに爆発か!?w
      2022/12/06
    • ひまわりめろんさん
      爆発はしてないです
      そういう突発的なことじゃなくてもっとこう深くて静かな愛なんです(やかましわ)
      爆発はしてないです
      そういう突発的なことじゃなくてもっとこう深くて静かな愛なんです(やかましわ)
      2022/12/06
  • 小松原さまーー!ついに澪にあの言葉を!!
    でも唐突すぎやしませんか?急展開ですよ。

    源斉先生ーーー!種市さんも気づいてますよ!!
    私も気づいてますよ!何気にあなたは私の推しですよ。

    お澪坊ーーーー!あんたは職人だ!!
    私なら無理だ。全力で応援するよ!!

    でもこれ、次の巻からどういう展開になるんだ?…こわっ。

  • みをつくし料理帖第六段。

    今回は見ててちょっと息苦しくなりました。
    なんせ試練というか大きな決断を迫られる澪の気持ちを考えたらもう辛かった。
    心星を見て心は決まったようですが…
    心して続きを見たいと思います。

  • 仕事と家庭を両立できない時代だから仕方ないのか。あー、みんなの思いが重すぎる。澪さんが気の毒で。

    折角好きな人からの嬉しい言葉に浮かれポンチになれない切なさよ。

  • いゃ〜、こんな面白かったら、いけねぇよう。

    シリーズの中でも一番良かった。
    今回は究極の選択の連続。前半は澪の働く場所についての選択、後半は想い人小松原との縁談に関する選択。
    あっちを立てれば、こっちが立たず。逆も然り。人生とはなかなか上手くいかないものですね。
    しかし、ホントにこの物語の登場人物はみんないい!
    いろんな意味で丸く収まってほしいと思うのであります。

    7巻が楽しみです♪オススメ!

    • ひまわりめろんさん
      分かります
      みをつくしを読むと種市の口調うつりますよね
      分かります
      みをつくしを読むと種市の口調うつりますよね
      2023/01/29
    • hibuさん
      ひまわりめろんさん、おはようございます!

      種市の「こいつぁ、いけねぇ。いけねぇよぅ」とふきちゃんが嬉しい時にぴょんと跳ねるのが好きです笑笑
      ひまわりめろんさん、おはようございます!

      種市の「こいつぁ、いけねぇ。いけねぇよぅ」とふきちゃんが嬉しい時にぴょんと跳ねるのが好きです笑笑
      2023/01/29
  • 苦悩、苦悩、苦悩の第六巻です(>人<;)

    お澪坊もつる屋のメンバーも…悩みに悩む!
    皆んなの思いは同じなんです。
    お澪坊が幸せになること!

    わたしの心星はなに?
    その答えの第七巻にいそがねば‼︎εε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

    • 1Q84O1さん
      みんみんさん

      読むの早っ!!(゚д゚)
      お澪坊もつる屋メンバーも待ってるぞ!
      七巻いってらっしゃーい
      みんみんさん

      読むの早っ!!(゚д゚)
      お澪坊もつる屋メンバーも待ってるぞ!
      七巻いってらっしゃーい
      2023/01/05
    • みんみんさん
      七巻は読むのが辛い辛すぎる_| ̄|○
      七巻は読むのが辛い辛すぎる_| ̄|○
      2023/01/05
  • 今回は澪の人生の岐路にたつ話。吉原に天満一兆庵を再建するか、登龍楼を居抜きでもらうか。はたまた、小松原さまの妹早帆の後押しで武家奉公をして縁談するかこのまま料理人として生きていくのか。
    大きく将来が変わる選択肢の中、澪はどの道を選ぶのか、読み応えありました。
    身分違いなのに、過分な縁談で、うれしいけどこんなにトントン進んでいいの?と思ってたら、やっぱりなという感じでしたが、これが現実のよなとも思う。

  • 心星とは北極星のことのようだ。私たちが生きている間は少なくとも動かず同じ場所にある。それはひとつだけだ。題名はひとつだけのものに重ねて「ひとつ」と入っている。筋道は一本道であると強調したい思いが強いのだと感じる。

    人生の岐路において、人はしばしば悩む。澪も大きな転機を迎える。みをつくしシリーズの半ばで、節目というのも見事な構成だと思った。
    先日読んだ「出世花」と同じく、「幸せ」について考えさせられた。

    物語は4つ。
    澪は季節モノが入手困難で手に入るものを工夫していた。生麩を作ろうとするが、料理屋の息子である坂村堂の父柳吾を怒らせてしまう。私は生麩は大好きだ。でも作るのは御免だ。坂村堂の生い立ちや佐兵衛の話や玄斎先生の語る「恋」、また布石が増えた「青葉闇」。
    つる家に2つの大きな申し出が入る。吉原で天満一兆庵の再建を持ちかけた翁屋の楼主伝右衛門、神田須田町の登龍楼を30両という破格で譲るというものだ。美味い話には裏があるのも世の常だ。種市、ご寮さんの優しさが澪を悩ませる。りうさんの見る目が優れた光を放つ。そして野江と襖越しの対話、大きな転機を澪はどう選択するか「天つ瑞風」。おりょうさんも含め周りの人たちの優しさが身に染みる。

    澪に料理を教えてほしいと早帆がつる家にやってくる。何者なのか。ボヤにより火を使うのは午前中2時間と制限の中、澪はどうするのか、そして終盤意外な展開が待っていた「時ならぬ花」。
    澪と小松原の恋の行方は「心星ひとつ」、これも大きな転機だ。

    人の幸せとは、その人の心根に沿ったものかどうかであり、他人がとやかく言うものではないと思うのである。澪の周りには優しい人が集まってくるが、一方で陥れようとする者も出てくる。自分自身の一本筋を通す事が、人を強くし幸せを感じ取れるように感じた。

    (蛇足)巻末にみをつくし瓦版がある。インタビュー/りう、版元/坂村堂、りうの質問箱に高田郁さんが答える。面白いので、是非読んでみてほしい特別付録だ。

  • 澪の大きな転機が訪れた本巻。心星は見つかるのか…。次巻も楽しみ。

  • 本作は全十巻のシリーズの六巻目となる。物語は折り返し地点を過ぎたところである。四話収録されているのは、他の巻と同様だが、『心星ひとつ』では澪は多くの岐路に立つこととなる。おのれよりも、他者への慮りを先立たせる澪にとって、苦しい選択を迫られる話が多い。料理店「つる家」の行く末、幼馴染の野江との思いがけない邂逅、身分違いの恋路の行方……。五巻を費やして、庶民派の矜持は捨てることなく、江戸でも指折りの料理店の料理人となった主人公に、いつの世でも同じ倣いながら、様々な人々、物事がすり寄ってくる。一つではなく、四話の話の中でいくつもの選択を迫られることとなるだけに、本作は読みごたえがある。

    ところで、本シリーズを読み、江戸時代の身分制度について時折感慨深く思わされる。澪の出身地でもある商人の街、大坂ではあるいはそうでもないのかもしれないが、当時の江戸の町は完全に武家社会である。歴史を学ぶときに聞かされた「士農工商」の身分制度さながら、ヒエラルキーの最上位である武家に生まれた者とそうでないものは、容易には交われない。本作の最終話では、ヒエラルキーの階層を乗り越えることの困難さについても語られている。女は男の三歩後ろを歩くのが当たり前の世で、女だてらに商売で料理人をやることさえタブー視されていた時代、さらに武家それも旗本の家に入るとなれば、澪の苦悩もいかばかりか。

    『みをつくし料理帖』に出てくる者たちは、いずれも多くの言葉を費やさない。大阪の有名な高級料理店でご寮さんを務めていた芳は、時として一言で相手を射抜くような言葉を発するが、その他の者たちは決して饒舌ではない。おのが思いを言葉にするのが、どちらかと言えば下手、もしくは苦手である。そして、そのせいか相手の様子を見て、視線の意味を懸命に汲みとり、わずかな言葉を補うようにして相手に寄り添ってゆく。そうした特性を持つ者たちが繰り広げる物語だけに、小松原が語った一言のダンディズムが際立つ。曰く、「ともに生きるならば、下がり眉が良い」

    コロナウィルス禍で、永田町に巣喰う年寄り連中が「不要不急の外出自粛」とおのが行動を棚上げにして叫び始めた頃から、料理業界でもデリバリーという提供形態が流行しはじめた。現代であればデリバリーと称して、そのサービスを享受しない者にとっては迷惑なだけだが、交通ルールなど度外視した暴走自転車を乗り回す者たちが料理を届けてくれる。だが、江戸の世ではそのような仕組みはない。自転車のような手軽で時間をかけない移動手段を持たない者たちに、火を使う時間を限られてしまったつる家が打ち出した戦略が、「割籠(わりご)」すなわち弁当である。熱々の料理を供することができなくなったつる家の苦肉の策ではあるが、白木づくりの弁当箱を返却してくれたら、四文おまけの十六文で割籠を売ってくれるという庶民泣かせのシステムである。十六文と言えば、落語の「時そば」にもあるように、当時かけそば一杯の値段に相当する。弁当一つの値段だと考えれば、かなり安いだろう。

    いきなりつる家と澪自身の料理人としての運命を左右する出来事から始まるシリーズ六巻目は、表題にもなっている『心星ひとつ』での小松原、もとい旗本小野寺家と澪との関わりで終わる。最終話の最後で、いまやつる家の主治医ともいえる源斉が、店に立ち寄ったにもかかわらず、澪の振舞う料理を食べることもなく、あまつさえ小雨が降る中を持ってきた傘も忘れて店を出ていくシーンがある。つる家の面々はこの意味を図りかねているかと思いきや、店主の種市が源斉の思いを感じ取る。店主は源斉の思いを呟くが、その呟きもやはり一言。多くの言葉を費やすことはしないという本作の原則は、ここでも生かされている。最終話には、男のダンディズムともいうべき雰囲気が湛えられている。

    物語が大きなうねりを迎える『心星ひとつ』は、ここまでの前五巻のいわば長い前置きがあって楽しめる。すばらしい物語ばかりが収められているが、その素晴らしさや楽しさは、やはり前五巻の物語が基となって生み出されるのだろう。是非とも『心星ひとつ』をお薦めしたいが、同時に、ゆめゆめ前五巻を読むことなくいきなり本作を読むことはしないでほしい。第一巻から順に、読み進めでほしいと思う。読めばたちまち、物語の中に生きる者たちは生き生きと動き出すだろう。五巻の物語など、あっという間に読了できる。『心星ひとつ』を読んで確信した――自信をもって、お薦めできる物語である。

  • 生麩田楽、んもう・・・大好きです!!生麩まんじゅうもいいですが、やっぱりあのもっちもちに香ばしいお味噌の風味がたまりません。

    ついでに言うと、すき焼きに入っている丸焼き麩も好きです。

    『青葉闇―しくじり生麩』
    『天つ瑞風―賄い三方よし』
    『時ならぬ花―お手軽割籠』
    『心星ひとつ―あたり苧環』


    野菜のいいものが出回らず、なにか良い策はないかと悩む澪。
    ふと記憶をよぎったのは懐かしい生麩の味だった・・・
    江戸は当時、焼き麩が主流だったんですね。

    大根を干すことで旨みが凝縮された大根の油焼きも、とろとろ茶碗蒸しにおうどんが沈められた苧環も美味しそう。

    泥鰌似の坂村堂さんの意外な出自が明かされ、またそれを明かしたすけべなお爺は芳に付きまとい・・・芳と澪、親子のように助け合って生きてきたふたりは互いの「女としての人生」を意識するようになる・・・。

    料理人として究める道、女として想い人と添える道、天満一兆庵の再建、野江の救出、つる屋への想い・・・
    いくつも選択肢があるのに、それによってかえってがんじがらめになっていく澪は読んでいていたたまれません。

    叶わぬものと諦めた恋の、その先に道ができたのに、それを選べば料理人としての道は閉ざされてしまう。
    思い遣り合う心が、辛い展開を招いてしまいそうで・・・次巻に進むのが待ち遠しくも怖いな・・・

  • 澪の前に伸びるいくつもの分かれ道。
    どれを選んでも喜ぶ人と悲しむ人がいる。
    女としての幸せ、料理人としての幸せのどちらしか選べないなら、どうするか。
    澪の周りの人たちの優しさ、厳しさがしみる。
    見つけた心星。源斉から聞くというのもまた切ないけれど。出会いの尊さを思う。
    次巻もまた楽しみ。

  • みをつくし料理帖 第6弾。かなり話が動いた。
    面白くて止まらない!

    • hibuさん
      ひとみんさん、おはようございます。
      面白くてたまらないですよね〜。
      私も先日、本編読み終えました!
      これからますますですので、お楽しみに♪
      ...
      ひとみんさん、おはようございます。
      面白くてたまらないですよね〜。
      私も先日、本編読み終えました!
      これからますますですので、お楽しみに♪
      楽しみでいけねぇよう。
      2023/06/03
  • (2014年8月23日 再読)

    心星ひとつは、みをつくしの中でもとても印象深いシーン。

    最終話を読んでのはじめからの一気の読み返しは、沢山の伏線に今からラストを思い描いて涙が滲む、ということの繰り返しです。


    初めの牡蠣や、こないだのところてんや鱧や、今回の生麩も、食文化の違いに関しては、澪の感覚に寄り添えるのがとてもうれしい。
    鱧も生麩もおいしいよねー。

  • ずっと楽しみにしている高田 郁氏の「みをつくし料理帖シリーズ」。
    第六弾「心星ひとつ」を読みました。
    主人公の料理人 澪。
    今までは周りの人に尽くして生きてきたけれど、やっと自分の幸せに向けて・・・
    今後の展開も心配なことがいっぱい。
    次も楽しみです。

  • みをつくし料理帖、今回も面白い。

    つる家の料理人として帰路に立たされた澪。
    種一と芳、それぞれが違う提案をするが、澪を仲間を思ってのこと。
    「心星ひとつ あたり苧環」で店主が小松原にガツンと言った言葉にグッとくる。

  • シリーズの中で一番の盛り上がりの第6巻。

    究極の選択を何度も迫られる澪と一緒に、澪の周りも読者もとことん悩まされる。

    最初の選択は納得の展開だけれども、最後に澪の選んだ心星は、想像していたとはいえ辛かった。

    前巻の最後の章で、思いがけず小松原さまの胸のうちを知ってしまったからこそ、小松原さま目線で読んでしまい、ダメージが大きかった…。

    小松原さまからのプロポーズがとても素敵で、何度も読み返した。ここで時が止まればいいのに、事態は無情にも澪たちを翻弄していく。

    次巻を読むのが怖い…でも読まずにはいられない。

  • 最初からわかっていた。澪の心星がなんなのか。

    澪の周りのあたたかい人たちは、澪の幸せを言葉にして願い、澪の背中を押す。
    想い人もまた、「共に生きるなら、下がり眉がよい」と願う。

    残酷だと思う。誰もが気づいていないのかもしれない。願うとは人を「縛る」ことになるのだということに。

    澪は料理人として生きる。生きて生きて生き抜いてこそ、見える天がある。いつか野江と二人で見ると決めた蒼天が。あの天神橋の真ん中で。

    それでこその雲外蒼天、旭日昇天。

    澪は誰のためにでもない、自分の生き方を貫くだろう。

    愚かに見えるかもしれない。だがきっと、あれやこれやに惑わされず、ただひとつのことに精進することで、澪は晴れやかな人生の先にたどり着けるのだと信じたい。

    言霊は人を力づけ、またがんじがらめにもしてしまう。「祝う」も「呪う」も、言葉で祈り、まじなうという、行いとしては同じこと。

    澪の心星。ただひとつ。まだ泣かずに…見届けたい。

    そう思えば思うほど、野江ほどに澪を澪らしく生かそうとしている人はいないと、あらためて野江という人の気高い魂に頭が下がる。

    とうとう歩き始めた。澪は澪として。

  • よもやの展開。澪の運命はどうなっちゃうんだろう。
    しかし武家と町人、雇い主と奉公人、身分や立場にこんなにも違いがあるなんて!
    たかだか200年前の日本なのにね~
    江戸時代に生まれなくてよかった。

    とりあえずあまりに美味しそうなので、大根切って干しました。
    ごま油で焼いて、醤油と味醂でジュッ。今夜が楽しみ。

  • 澪に重大な決断が迫られる怒涛の展開でした。

    これまでの1話完結型から、尾を引くような辛い選択を迫られることも増えてきた。
    澪の想い人との身分差、野江ちゃんの身請け、天満一兆庵の再建、そしてつる屋の今後と、澪の料理の才能と、人を思う気持ちが、澪自身を苦しめていきます。

    どれも手放したくないものである故に、読んでいても惨い選択をさせるなぁと、胸がギュッと苦しくなる展開でした。
    小松原さま関連の選択肢が、料理人としての道を定めた選択のあとだから余計に辛かった。

    が、やはり小松原さまとの一連のやりとりには感激しましたし、澪を思いやる周りの人々も共に泣いたり笑ったりしてくれていて、胸が温かくなります。

    澪の料理人としての器が、苦悩を生んでいますが、真摯に1歩1歩、道を決めていく澪の姿に励まされます。

    澪にはやはり料理人として頑張ってほしい、でも小松原さまとも報われてほしい。
    これまでも悩みながら、紆余曲折しながらも、納得のいく答えを見せてくれた澪の物語です。期待をして続きを読みたいと思います。

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著者プロフィール

髙田 郁(たかだ かおる)
1959年生まれ、兵庫県宝塚市出身。日本の小説家、時代小説作家。元々は漫画原作者で、その時のペンネームは川富士立夏(かわふじ りっか)。
中央大学法学部卒業後、1993年集英社の女性向け漫画雑誌『YOU』で漫画原作者としてデビュー。その後山本周五郎の「なんの花か薫る」に衝撃を受けて、時代小説の執筆に至る。2006年「志乃の桜」で第4回北区内田康夫ミステリー文学賞区長賞(特別賞)を受賞。2007年「出世花」で第2回小説NON短編時代小説賞奨励賞を受賞。そして2008年に同作を含む短編集『出世花』で小説家デビューを果たした。
代表作に、全10巻で300万部を超える大ヒット『みをつくし料理帖』シリーズ。同作は2012年にテレビドラマ化。2013年に『銀二貫』が大阪の書店員らが大阪ゆかりの小説の中から「ほんまに読んでほしい」本を選ぶ「Osaka Book One Project」の第1回受賞作品に選出、2014年にNHK木曜時代劇にて林遣都主演によりテレビドラマ化された。

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