心星ひとつ　みをつくし料理帖 (角川春樹事務所　時代小説文庫)

著者 : 高田郁

• 角川春樹事務所 (2011年8月10日発売)

感想・レビュー・書評

[hanjukuさんの感想 · 2011年10月30日]

若き女性料理人・澪が地道にけなげにがんばる、みをつくし料理帖シリーズ第６弾。

あまり長いシリーズ物は苦手だけれど、出てくる料理がおいしそうなのと、何より澪ががんばる姿がいとおしくて、ついつい読んでしまう。

澪には幸せになってほしいけど、澪は生粋の料理人なんだなあ…。

波乱の展開で終わってしまったので、続きが気になってしかたないです。



収録作品：青葉闇　天つ瑞風　時ならぬ花　心星一つ

[maoさんの感想 · 2011年10月4日]

あーどうなるのこの後！？と悶絶。
幸せに終わって欲しいなぁ。
作者によれば、今後の展開はおおまかに決まっているとのこと…
仕事か恋愛か？みたいな、現代でも共通する女の悩み。
そこにまわりの人の気持ちや、身分のしがらみが絡んでくる。
私なら源斉先生にいくけどな　笑

[tsuzraさんの感想 · 2011年9月28日]

料理人、澪のがんばる姿とつる家の面々のやさしさに、いつもじんわり心が温かくなるこのシリーズもいよいよ６作目。
今回は、急展開ともいえる話の流れです。
途中こぶしを握って読みました。

未読の方は以下目を通されませんように…。




このシリーズで野江と澪のつながりを描くお話がとても好きだ。子供の頃の宝物のような美しい思い出、そして相手を思う気持ちにいつもどうしようもなく切なくなって泣けてきてしまう。
今回、襖ごしに会うことが出来た。
澪の前では野江のままでいたいという大夫がかなしい。
どんなに辛いことがあったかて、生きて生きて、生き抜く、と決めた。という野江の言葉に涙。そう思うようになるまでどれほどの涙を流したか思いやる澪。
自由のない郭の中で生きることの辛さよ。

さて、小松原さまとの行く末は？
澪の生きがい、何をもって生きる力となり得るのかを考えてみると、この先の身の振り方はもしかして…。
と心配な気持ちでいっぱいです。
７作目がかなり待ち遠しい。

[chocolata25さんの感想 · 2011年9月13日]

小松原さまとの一件に重きがおかれてから一気に、この話の良いところが半減。女々しい漫画みたいなストーリー展開にがっかり。

[hosinotukiさんの感想 · 2011年9月11日]

毎回、澪の料理にかける一途さに圧倒されます。小松原さんとのことは一歩も二歩も前進ですが、野江と天満一兆庵の件はなかなか先が見えません。早く次が読みたいです。

[になさんの感想 · 2011年9月3日]

待ちに待った新作です～シリーズ続編ですよ～～！

小松原さんの！！
澪へのあの言葉が！！！

読んでてちょっと泣きそうになった。

二人の想いがやっと通じたんだって。
だけどずっと澪を見守ってきた一読者として。。。
分かってたんだ。澪が最終的に何を選ぶか。
だから、切なくて泣きそうになったのかもしれない。

いつか、小松原さんがふと考えたやり方で…
小松原さんが町人になって、二人で店をやる。
それはきっと、もっと困難だろう。

でも…叶えばいいのにな。
ということで、続編を心待ちにしながら生きていこう。

[hanaasagiさんの感想 · 2011年9月1日]

8月31日～9月1日

[bukinaoさんの感想 · 2011年8月31日]

このシリーズを読むたび、澪ちゃんの周りにはなんていい人ばかりなんだろうといつも涙涙です。
澪ちゃんもみんなも幸せになればいいのになあと思います。

[葉明さんの感想 · 2011年8月30日]

澪ちゃんの人生が最大の岐路を迎えた！
人生最高の幸せの瞬間では、
読んでいるこちら側までが思わず拍手。
小松原さま、いい男だぜ！と思いましたが、
ラストのラストで澪ちゃんの衝撃の覚悟。

でも、分かるなぁ。
だって、どんなにしんどくても、
自分の天職だと信じているから…

でもでも、幸せになってほしいなぁ。

[ぴちくらさんの感想 · 2011年8月29日]

大好きなシリーズ。読むとお腹が空いていつの間にかヨダレが…
今回は澪の身辺が慌ただしくなり、どうなってしまうのーと早くも次が待ち遠しい！！！

[imaht2さんの感想 · 2011年8月27日]

幸運とも思え、乗ればトントン拍子とも思えるよい話にでさえ、「色んなひとの幸せを考えて、雁字搦めになっちまう」澪。彼女がどんな道を選ぶのか、気が揉めて仕方がない。そして、ひとの幸せを考える澪だからこそ、おいしい料理が生まれるのだと、もう一度得心する。
澪も、つる家のひとたちも、野江ちゃんも、みんなが幸せになれる道はないのだろうか。

[miyacococoさんの感想 · 2011年8月24日]

心星ひとつ。
澪の絶対譲れないもの、なんだろう。と思いながら読み進みました。
小松原さまではないのね。読んでて身が震えるほどの正直な心の揺れだけれど。そうか、そうかも。すごいな、澪は。
見つけられるということは、なんかそれだけでスゴイと思う。
さて、わたしの心星なんだろう。

この巻に限らず、みをつくし料理帖シリーズ読むと澪の前に現れる問題を自分にもあてはめて逡巡してしまう。

[miyukiさんの感想 · 2011年8月17日]

シリーズ６作目。前作の後、どうなったのか気になって発売と同時くらいに手に入れ、１日で読んでしまった。料理と江戸時代の庶民の生活をうまくコラボレーションして、普通の日本料理でもそれが生まれた思いや、レシピなどを面白いと感じる。また、何より澪の将来、恋の行方、友人、野江とのことが気になる。今回の最後の話に恋の行方が・・・と気になる終わり方をして、また次作が気になってしまう。話の運びがうまい。いわゆるハーレクインのような展開もあり、きっと若い人にもまた私のような料理にも興味がある人にもうけるのだろう。次作も楽しみだ。

[mineponさんの感想 · 2024年2月5日]

澪が様々な岐路に立たされる今作。
その優しさゆえに苦悩するが、それでも目を逸らさず自分の道を探す彼女の姿に心動かされる。

[hori2221さんの感想 · 2024年1月20日]

良い。
まさか、求婚されるとは。しかし、すんなりとは行かなそう。

[りんごさんの感想 · 2024年1月4日]

こっちを立てればあっちが倒れ、という展開で読んでてもどかしい。まぁ今までもそうやったけど…。
全部うまくいく道、あればいいのになぁ。

[planets13さんの感想 · 2023年12月24日]

今日もつる屋の面々は強い。剛性というより、しなやかな強さというべきでしょう。澪の苦悩と決断、その意志の強さにこちらも励まされる気がする。しかしこの展開は悩ましい。

[chitaさんの感想 · 2023年9月26日]

こんなに次々と重大な決断を迫られて、澪のことが心配になってしまうほど。
1人の女性としての人生をとるか、自分の道を行くか、泣きながら読んだ。

[daisuketさんの感想 · 2023年9月5日]

みをつくし料理帖第6巻。澪の行く末を大きく分ける選択肢が怒涛のように押し寄せて物語が大きく動いた巻。先が気になり過ぎて速攻で次巻を借りに走ってしまった。巻末付録のQAコーナー「みをつくし瓦版」もちょっとしたコーナーだけど作品理解が深まって良い感じ。

[近藤真弓さんの感想 · 2023年8月13日]

新星かぁ。
いいなぁ。
それが澪には見えてるんですね。
逆境でもアイデアで乗り越える澪が大好きです。

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」