心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435840

感想・レビュー・書評

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  • 食べ物が、支えるのだ。
    必死に顔をあげるひとを。

    汗水垂らして、顔で笑って心で泣いて。
    まっすぐ歩き続けるひとを。

  • 小松原さまの言葉に思わず叫び出しそうになりました。
    あぁもう、ここでハッピーエンドで終わってくれれば良いのに。
    澪には心から幸せになって欲しい。
    料理人としても女としても。

    小松原さま好きの私としては次巻から読むのが辛くなりそうです。。

  • 読み始め…11.8.20
    読み終わり…11.9.19

    みをつくし料理帖シリーズの第六弾。今回も読み始める前に大好きな小松原さまがどのあたりで登場するのかをこっそり確かめてから。^ ^

    ........だけど、、
    あぁ...どうして......

    ここにもってきて澪の人生に大きな波を一つのみならず二つ、三つと一気によくもまあ !

    恋する人と幼なじみと料理人との三つ巴。

    今後の展開に
    お願いだから...! と大きな期待をしつつ
    だけど誰も泣かせたくはありません。

    ならばどうする(なる) ?!

  • “みをつくし料理帖”で
    登場人物が澪にかける言葉は
    心の糧となって澪を成長させます

    なかでも私は
    りうさんと源斎先生の言葉が好き~☆

    シリーズ第六弾“心星ひとつ”で
    澪を支える言葉たち~☆

    【りう】
     与えられた器が小さければ、自分の手で
    大きくすりゃあ済むことですよ。

     精進を続けるひとに“ここまで”はないんですよ。
     “ここまで”かどうかは周りが決めることではなく
     自分自身が決めること。

    りうさんの言葉は時に厳しく
    ぴしっと澪の目を覚ましてくれます。

    そして陰ながら澪を慕い励ます源斎先生
    その気持ちに気づかない澪・・・

    【源斎】
     我が物にしようなどとは思わない。
     ただそのひとの笑顔を見てるだけで、こちらが励まされ涙を見れば胸が塞ぐ。
     打ち明けることもなく終わるかも知れないけれども
     そういう密やかな恋もあると思います。

     澪が気づかないなら
     私が頂きますからと思う源斎先生
     本巻の最後も澪を支える源斎先生の言葉です~

    【源斎】
     悩み、迷い、思考が堂々巡りしている時でも
     きっと自分自身の中には揺るぎないものが
     潜んでいるはずです。
     これだけは譲れないというものが。それこそが
     そのひとの生きる標となる心星でしょう。

  • シリーズ第六弾。
    茶碗蒸し好きな私は苧環蒸しがたべたくなるじゃないかあ〜(。ŏ﹏ŏ)
    みんな優しすぎるし、切なすぎて涙涙の一冊でした。
    澪ちゃん頑張れ(๑•̀ㅁ•́๑)✧

  • りうさんがかっこ良かったです。60代なんてまだまだ青いと言ってのけるあたり♡迷う澪に救いの手を差し伸べる懐の深さに読んでる私も頭の下がる思いでした。小松原さまのご家族は本当に素敵な人ばかり。全巻の最終話の伏線が効いてるな、と思います。扇屋のご主人もなかなかどうして…理解があって素敵な人。あさひ太夫もこの店にいられる限りは悲しみも最小限かもしれない。心星…初めて聞いた言葉ですが胸を打たれました。

  • 澪の心星はどの道に光を照らすのだろう。
    シリーズ至上最も大きな転機となるシリーズ第6弾。
    「ともに生きるならば、下がり眉がいい」
    今迄してきた苦労を思えば、澪には幸せになってもらいたい。
    そう願ってはいるのですが…複雑ですね。
    何よりも澪の幸せを1番に願う人達の暖かい愛情が、涙を誘います。
    どの道を選んだとしても私も澪の幸を願い、最後まで見届けたい。

  • 六作目にして、急展開。一番面白かった一作。色々な伏線が急に収束しつつ、まだまだ目が離せない。ちょっとでも読んだ人は、少なくともここまで読むべし。時代小説の料理もの、人情ものというと敬遠する人もいるかもしれないが、そこいらの作品とは一線を画する。このシリーズ、何も言わずに読め。楽しめる。

  • みをつくし料理帖第6シリーズ
    澪の実力が認められてきてステップアップの兆しがみられるが、自分がどうしたいのかで揺れ動く。
    好きな人をも諦めるのかと思うと切ない。
    タイトル通り心星はひとつなのか。
    今後の展開が楽しみ。

  • 料理の道と好きな人と結ばれること・・

    両方がかなえられたらいいのに・・と思わずにはいられなかった。

    澪もだけど、小松原様も悲しい。。。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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