- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758435901
感想・レビュー・書評
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剣客太平記シリーズの1作目
2011.09発行。字の大きさは…小。
夫婦敵討ち、去り行く者、雨宿りの3話。
直心影流の剣客・峡(はざま)竜蔵の痛快、人情時代劇です。
竜蔵は、直心影流の師から道場を与えられ、道場主となりますが弟子が1人しかいず経営が成り立ちません。そのため、町人の大喧嘩の仲裁で謝礼を貰って生活をしています。馬鹿をしていた頃に、妹のようなお才と、綾の2人の女性が花を添えています。
【読後】
竜蔵を見ていると、「取次屋栄三」の秋月栄三郎と重なって来ます。
竜蔵の笑顔が人を引っ付け、人の心をなごませます。
そして、お金に拘らず、いつも貧乏ですが無頓着です。
竜蔵の周りに人が集まって来ます。
2020.10.09読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
剣客太平記三冊目~
でも、この巻がこのシリーズ第一作なんだ
今までキャラになじんできたので読みやすい(笑)
やっぱ、この作者すきだ -
門弟が一人もいない直心影流の道場を構える主人公の峡(はざま)竜蔵は、喧嘩の仲裁をして食い扶持を凌ぐ日々……という出だし。
主人公の峡(はざま)竜蔵の性格と同じく、剛直で清々しいストーリーの展開でとても読みやすい。
読んだ後、さっぱりとした気持ちになれる小説である。
変化球ではないストレートで分りやすい内容の小説も、たまには良いものだ!! -
面白い設定の剣客シリーズですね。
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第三者実況中継のような作風はどうか。
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シリーズ第一弾
今後連続にふさわしい内容、あっぱれな夫婦仇討ちとお才の背景と大目付、綾の父との別れ、新吾との出会い等今後を期待 -
岡本さとるの人情物。キャラ設定の根幹の部分が『取次屋栄三』と似ているが、栄三もいい味出していて好きな好きなシリーズ。定番的な面白さで軽く読めて楽しい。
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6
爽やかである。
あらすじは単純だが
読後感はよし! -
凡庸。どんな内容か既に忘れた。
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L 太剣客平記1
む?取次屋栄三郎とキャラがかぶり過ぎているような。人を惹きつけるのは必要だろうけどあまりに取次屋だったらこの役回りとかぶるものが多過ぎる。と、思いながら読み進めたら栄三郎とは違ってまだ成長途中の模様。
更に次への伏線が散りばめられていて次作が楽しみ。
第一話夫婦敵打ち…からっきし剣術ができない敵持ち侍と男を支える上方の女芸人。
第二話去り行く者…綾の父藤川道場の師範代を辞めた太兵衛。太兵衛に仕合を申し込む荒んだ剣客江田亮吾郎。
第三話雨宿り…旗本の馬鹿息子をめぐる話。
竜蔵の妹のような立ち位置のお才。
大目付佐原信濃守と側用人眞壁清十郎。清十郎がお才様と呼ぶ真相。佐原信濃上からの出稽古要請。綾坊の存在。