菓子フェスの庭 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 397
レビュー : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435987

感想・レビュー・書評

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  • 西富百貨店でさまざまな催事の企画を担当する武藤は、コース料理のデザートすら受け付けないほどの甘味嫌い。
    しかし、「菓子フェスティバル」の企画担当を任され、スウィーツに詳しい同僚とともに、嫌々ながら菓子店を回ることに。

    ある日、目玉となる新作菓子の打ち合わせのため、神戸のフランス菓子店〈ロワゾ・ドール〉を訪れた武藤は、パティシエールの夏織の用意した優しい味わいの菓子に、何故だか心惹かれる。
    やがて、新作菓子作りに真摯に取り組む夏織の姿に、武藤は魅力を感じ始めるのだが…


    前作があるとは知らずに読んでしまったが、大きな支障はナシ。
    ふたりのお仕事小説でもあり、夏織の憧れの先輩の登場で、武藤にとっては叶わなかった淡い恋の物語でもあり。
    面白くなくはないけれど、どうも上田早夕里さんの、この手のグルメなシリーズは、小説としては薄味だなぁ。

  • 読んでいると口の中に色彩豊かなお菓子の味がひろがってくるよう。最近やっと甘いものを楽しめるようになった身としては、職人さんって凄いなあお菓子って奥が深いなあとただただ感心。
    ただ前作同様、話は淡々としてるし登場人物の心理が掴みにくい。恭也はあっさり帰ってくるけど二人の関係性がいまいち伝わらないし、武藤さんのいきなり(に感じた)の夏織への執着はちょっと怖かった。あとミステリ要素は完全になしでした。

著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。2011年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。同作は「SFが読みたい! 2011年版」国内篇第1位に選ばれ、『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』の各表題作、『華竜の宮』の姉妹編『深紅の碑文』と合わせて《Ocean Chronicleシリーズ》と呼ばれ、読者からの熱い支持を集めている。近著に『妖怪探偵・百目』シリーズ、『薫香のカナピウム』など。

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