菓子フェスの庭 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.26
  • (10)
  • (43)
  • (109)
  • (15)
  • (1)
本棚登録 : 479
感想 : 72
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435987

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前作の主人公のひとり、森沢夏織、そして甘いものが苦手な百貨店の催事担当者が登場。何故に彼が彼女恋をする展開を入れるのか?必要性を感じないし、全体的に嘘臭く薄っぺらいと感じた。やたらと少ないページでは尚更。ご都合主義は小説の見どころだが塩梅は必要。この作品に出てくるスイーツと同じ、さじ加減ひとつでガラリと物が変わってしまう。ただスイーツや人間描写はやはり好みだ。

  • 読んでいると口の中に色彩豊かなお菓子の味がひろがってくるよう。最近やっと甘いものを楽しめるようになった身としては、職人さんって凄いなあお菓子って奥が深いなあとただただ感心。
    ただ前作同様、話は淡々としてるし登場人物の心理が掴みにくい。恭也はあっさり帰ってくるけど二人の関係性がいまいち伝わらないし、武藤さんのいきなり(に感じた)の夏織への執着はちょっと怖かった。あとミステリ要素は完全になしでした。

著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。11年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。18年『破滅の王』で第159回直木賞の候補となる。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚』など著書多数。

「2022年 『リラと戦禍の風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上田早夕里の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×