菓子フェスの庭 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435987

感想・レビュー・書評

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  • さらっと読むことができました。女性パティシェと菓子フェスを通じて、考え方が変わっていく。作品に出てくるお菓子は全部食べたくなるほど、細かく記載されている。仕事への考え方や恋愛など様々な要素が含まれたお話だった。ショコラティエの勲章とも関連があったので、読み返したい。

  •   お菓子嫌いの百貨店バイヤーの男性が、恋心を寄せるパティシエールのために色々奮闘する、すれ違いの恋路の話。切なくてよかったんだけど、主人公の男性がお菓子嫌いになった原因としてウェルシュ菌の中毒の話をもってきて、ものすごく生き生きと描写してくれるあたり、上田センセイって本当にきのことか、中毒とかそういう話が心底好きなんだろうな、ってしみじみ思った。

    先生:いや、この辺りをもうちょっと深く掘り下げたいんですよ!ウェルシュ菌とかが候補で…、サルモネラとかだとちょっと根拠が弱いように見えるけど生卵の中毒とか…、いや探せばもっと説得力のある中毒が…

    編集:いや!先生!これ、一応恋愛ものですから!菌に関するエピソードの分量はこれで十分ですから!!!

     みたいな妄想が膨らんだ。
    (注:↑本文には何ら関係がありません)

著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。11年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。18年『破滅の王』で第159回直木賞の候補となる。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚』など著書多数。

「2022年 『リラと戦禍の風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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