究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758436007

感想・レビュー・書評

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  • 「生命とは何か?」 量子コンピュータ vs 分子コンピュータの構図は面白かった。前作と相変わらずのハードな理系話。次回作にも期待。

  • 神様のパズルの続続編
    前作はしょぼかったけど、ほんのちょっと盛り返した感じ
    ほんのちょっとだけどね

    前前作は宇宙を作れるか?
    前作は幸せとは?
    ときて、今回は生命とは?

    結論としては終盤に沙羅華が言ってた事に収束するんだろうなぁ
    個人的には、生命の誕生に特に意味はなく、偶然の産物でしかないと思っているんだけど
    それでは納得しない人もいるんだろうなぁ
    この辺は宗教的な要素も絡んでくるので研究も難しかろう

    あと、顧問の言っていたY染色体の短縮による絶滅はホントだろうね
    ただ、そのスパンが恐ろしく長いというだけでね
    実際には1世代20年と考えても50世代で1000年?
    選択強度にもよるけど、そんな事態になる前にもっと他の要素で絶滅する気がする

    あと、ヒューマニズムが弱肉強食の原理を歪めているというのは半分正解で半分不正解とも思う
    ヒューマニズムがある事で種全体の適応度を上げていると考えたらどうか?
    もしくは、文化を気づくことによって包括適応度をあげているとか?

    そんなわけで、一概にヒューマニズムがいけないとは限らない

    物語の展開として、冗長すぎる
    もっとさくっと話を進められるとは思うけど、ラノベ展開ってことか・・・

    明らかに続編があるという感じではないけど、おそらく続編出るんだろうなぁ
    でもやっぱり1作目のインパクトを超えることはできなそう

  • 神様のパズルシリーズ
    一言で言うと猫探しのはなし

    シリーズ第1巻に比べると人物描写や会話のやり取りが増え、奇抜さや独創的なつくりは薄くなった。いい意味でよみやすくなっている。

    個人的にはもっとひねった話が読みたい。

  • 神様のパズルから進展しない二人の仲は、ついに二人っきにで・・・
    続編2巻目。出版されているのに気がついたのはつい最近。結構待望していたがすっかり忘れてた。
    近未来SFとして読んでる。量子コンピュータvs分子コンピュータとかがあって、良かった。ただ、詳しい科学描写を期待してると肩すかしを食らうので注意。殆どが精神論というか哲学論というか、人とは何か自分とは何かを語っていた。よくよく考えてみると、パズルの時代からそうだった。ようは、科学成分はそういった自分を語る上での隠し味程度だと思う。
    なんだかんだで楽しんで読んでるので、自分的には問題ないけど。
    次があれば、短編集が良いな。沙羅華の得意げな解説は好きだし

  • 「神様のパズル」の続編というか番外編第2弾。今回は本文中にも書かれていましたが、「大山鳴動して猫1匹」という言葉につきますね。
    序盤なかなか物語に入って行けなくて少し手こずりました。中盤以降は主人公2人のコンビネーションにも慣れてきて(というか思い出してきて)、おもしろく読めました。今回はテーマの重さと、扱っている事案の軽さのギャップがおもしろいですが、終盤はネコ好き以外には納得できないかもしれません。
    このシリーズは、まだまだ続きそうな気配ですね。

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