- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758436472
感想・レビュー・書評
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日露戦争の英雄、高橋是清から始まる物語。
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摩訶不思議な昔の金融の世界。
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日露戦争の開始直後、戦費調達のため奔走する高橋是清から物語は始まる。
是清に同行した井深雄之助の次男で特殊教育を施された享助が歩む相場師の道、銭の戦争の天国と地獄を描いた歴史ロマンの第一巻。 -
「これで、茶ができる!」
言葉選びが硬派で読み難い所もあるが、歴史や文学に対する著者の教養の広さが感じられる。 -
第一巻なので背景説明の部分が多い。相場の話はほとんどわからないが主人公は頼もしい。二巻も読んでみたくなった。
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明治時代に生きる相場師(現代でいうファンドマネージャー)の主人公の生き様を描いた小説
当時の経済・政治をからめながらストーリーが展開されるため色々な見方のできる本ですが、個人的には主人公狂介と伊藤博文の懐刀赤根早人を応援しながら読んでいます。
自分は高校時代世界史専攻だったため日本史はあまり興味がありませんでしたが、グイグイ引き込まれる素晴らしい内容でした。
ストーリーはまだまだ続いていますので続きが楽しみです。 -
なんて面白い小説だ!わたしは相場になんてまったく興味がなかったけれど、この小説を読んでとても興味を持った。内容の全てを理解するには教養が必要だが、わたしのようなお馬鹿が読んでも十分面白い。なによりタイトルである「銭の戦争」よく考えたなあと思う。素晴らしい。
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日露戦争前後の時代、史実を元に天才的相場師を描く。どこまでが現実の話で、どこからが創作なのかがわからなくなってしまう。
この時代の史実や相場に興味があれば面白い。
買ってから知ったが、このシリーズは全20巻で10年続くらしい。先は長い…。 -
歴史と相場が入り混じった面白一冊。確かに、読むのに教養がいる。
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明治時代に銀行員の息子ながら相場師としての道を歩み始めた男のシリーズ第一弾。日本の近代史の高揚、動乱、成長が垣間見えるのも楽しい。
この男がこのシリーズでどういった道を進んでいくのかが楽しみであり恐ろしくなるような出だしだ。