宝引きさわぎ (ハルキ文庫 さ 8-37 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 20の巻)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 284
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758436571

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ20作目
    佐伯さんのシリーズでは珍しく町人が主人公だが、それもあって戦いの場面が非常に少ない。捕り物がメインではあるが、推理小説というほどでもない。今回も芸者が殺されるのだが、犯人の背景もすっきりしないし、偶然、犯人が親分達の話を聞いてしまう、といった強引な展開。
    他のシリーズのような、スッキリ感がしない・・

  • 2023年6月18日
    亮吉の荒縄、洒落た趣向だ。
    作った本人がガッカリのハズレ。
    死体が宝引きに繋がっているとはひどい話。
    愉快犯、病気の犯人。
    重い1件で1冊語る佐伯さん。
    面白かったです。

  • 政次の十代目がかなり板についてきたものの、何かあれば隠居ごっこをする宗五郎親分がここ一番で年輪を感じさせる活躍をする、という流れがすっかり定着きてきた。
    彦四郎、良かったな。

  • 鎌倉河岸捕物控シリーズ、いきなり20巻から読んでしまった・・・。

    亮吉が主人公なのかと思ってたけど、違ったのね。なんで亮吉は独楽鼠って呼ばれてるのか・・・など、途中から読んだからわからないことはあったけど、たのしく読み進めることができました!

  • 江戸の町を不安に陥れた、連続女性猟奇殺害犯の捕物の一部始終を、一巻まるごとで。
    犯人を無事にお縄にできるのか、久しぶりにハラハラしつつ読みました。

    そして彦四郎にも、春本番がやってくる。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    奉公人たちの薮入りの時期、金座裏では、亮吉の考案により大店などから頂いた品々を宝引きで分ける遊びを楽しんでいた。そんななか、魚河岸の藤吉が血相を変えて金座裏にやってきた。魚河岸仲間と料理茶屋で宴会の途中、場を盛り上げようと宝引きの景品に名乗りを上げた芸者の小夏が、何者かに殺されたというのだ。小夏は、隣の間に行った僅かな時間に盆の窪をひと突きされていた。手がかりは、小夏が咥えていた手拭の切り端。宗五郎と政次たちは、それぞれ聞き込みに走るが、思わぬ壁にぶち当たってしまい…。政次の機転によって窮地を脱することはできるのか?書き下ろし大人気シリーズ、記念すべき第二十巻。

    3月6日~9日

  • 昔から心に闇を持った人っているのかぁ。

  • 密室殺人ですよ?(^^;
    そっちの畑の作者ならもう少し何とかしそうですが、推理小説読み慣れていない人向けにするにはこのくらいが限度なんだろうなと言うことでしょうか。(^^;

  • 推理小説の色濃い目。おもしろかったです。

  • メンヘラ犯人の粘着っぷり(?)が気になり、一気読みしてしまった。強引かつご都合主義な展開が一部あるのは否めないけれど、それも佐伯ワールドだから、と思うしかないのでは。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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