- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758436823
感想・レビュー・書評
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狂介は商売の本場・大阪で、金融界で活躍する相場師たちと出会う。
そんな折、狂介にとって史上最強の敵となる相場師界の大策士・天一坊が現れ…。
天才相場師・狂介の、壮烈な「銭」の戦いを描くシリーズ第2弾。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらず面白い。早く全部完結しないかね。
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父親に勘当された享介改め狂介は関西の相場師逹との交流を深める。北浜銀行の岩下清周、野村商店の野村徳七(二代目)、義理堅い岩本栄之助などである。狂介は相場が荒れるのを待ち、東京に帰る。
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今まででベストの経済小説!
投資と投機の世界がパワフル&スピーディーに描かれ、明治末の国際政治&歴史物語としても読める。
野村証券と伊藤博文とロマノフ王朝が出てくる豪華っぷり・・・
「カブ屋」を目指す証券マンは必見の一冊でしょう。 -
銭の戦争、第2巻。
舞台が、京阪に変わりました。
あいかわらず、投機の世界と歴史の世界が交わらないので、
個々は面白いのですが、全体としては少しちぐはぐな感じ
がします。
前回同様、話のテンポはとても良いので、ほぼ一気呵成に
読破しました。3巻目も期待です。
※野村証券の成り立ちが興味深かったです。 -
時は明治。歴史を舞台に金儲けに走る若者の話だけど、基本的には歴史に忠実にオリジナルの人物を上手くすべり込ませている。
これ面白い。 -
物を知りながら楽しめる感じだ。
第一巻の衝撃ほどはなかったが、やはり面白い。
明治政府の動きは時代背景として分かるが、ロシア王朝の話しがどの様に"実王寺狂介"と絡んでくるのか楽しみだ。
そして予告がなんとも小説らしくなくて、なんか笑える。 -
この作者の別名義の著書のファンのため、今作で作者自身の運用哲学が顔をのぞかせていたのにニヤっとした。
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第2巻です。
享介改め狂介となり、
舞台を大阪北浜に移して相場師として着々と布石を打ってます。
まだ少し話が前後して集中が途切れますが、
文体に慣れたのか第1巻に比べてこころなしか読み易くなり、
基本的に狂介の天才っぷりを追いかけることができました。
しかし狂介は二十歳そこそこの大学生とは到底思われません。
昔の方が(精神的に)大人になるのは早かったとは想像できますが。
どだい今の大学生像と並べるものではありませんね。
天一坊やらラスプーチンやら個性派もてんでばらばらに躍動して、
本当に激動の時代だったんだなぁとあらためて感じます。
なんと第3巻があるのですね。(予告参照)
まだまだ続きそうな予感。
最後まで読めるだろうか私・・・。