こぼれ萩 立場茶屋おりき (ハルキ文庫 い 6-20 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 106
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758436847

感想・レビュー・書評

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  • おりきシリーズ続けて読んでるので、どっぷりハマってます。
    江戸の盂蘭盆会迎え方や八百屋お七事件のことを市井の人たちはどう思ってたかなどなど知れて面白い。
    おりきさんの義娘ももう恋をする歳になったかぁーとしみじみ。まるで身内気分。

  • 今回も、出会いと別れのお話が続く。

    ちょっぴり気になってしまったこと。
    『ミイラ取りがミイラに』と言う言い回しは、
    江戸時代にあったのかしら????

    なんとも、不釣り合いなフレーズが気になって
    物語に流れる情緒が乱れる。

  • 立場茶屋おりきシリーズは
    何気なく凄まじい人生の岐路を
    登場人物に強いるなぁ

  • 立場茶屋おりきシリーズ第12弾。おりき周辺の人々に次々と不幸や試練が襲いかかる。毎度毎度よくもこんな不幸な事が続くものだと、おりきに同情してしまいます。不幸に対して立ち向かい乗り越えていく人々を描こうとしているのでしょうが、これだけ続くとそれぞれのエピソードの印象が重なりがちで淡泊な語り口と会話だけで顛末を語るのもあってあまり心に残りにくい。キャラの多さもそれぞれの存在感が希薄になりがちで混乱します。また子供キャラが増えたし。言葉の使い方も相変わらずですが、子供の名前にも引っかかります。

  • 8月23日~26日

    盂蘭盆会を前に立場茶屋おりきでは、亡き人の霊を迎える準備を進めていた。そんななか、臨月を迎えた芸者の幾富士に異変が・・・・・・(「芙蓉の涙」より)。その他、妻の病という困難を抱えつつ、支え合う夫婦の姿が美しい「こぼれ萩」、若い女性による火付け事件の末と、彼女の悲しい過去が胸に迫る「色鳥」、突然起きた捨て子騒動から親子の絆を問う「夕紅葉」の全四篇を収録。十三夜、流し、紅葉狩り―――江戸の季節の鮮やかさと美味しい料理、そして市井の人々の切なさとしなやかな強さを温かく描く、大好評シリーズ第十二弾。

  • 前作はおりきさんがいい人すぎて引けてしまったけれど、この作品はいろんな悲しみや哀愁が入り混じってほろりときた。

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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