品の月 立場茶屋おりき (ハルキ文庫 い 6-22 時代小説文庫 立場茶屋おりき)
- 角川春樹事務所 (2013年3月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758437219
作品紹介・あらすじ
弥生も半ばに差しかかり、品川宿は、連日花見客や汐干刈客で大賑わい。そんななか、京へ絵師の修業に出ていた三吉が「立場茶屋おりき」に帰ってくるとの知らせに、女将のおりきは胸を躍らせていた。一方、仲人嬶のおつやに紹介されて以来、位牌師の春次のもとを度々訪れていた茶立女のおまき。春次の連れ子・お京はなかなかおまきに心を開かず、周囲をやきもきさせるが-。桜鯛、筍、菜の花…季節の料理と人情味あふれるもてなしで、訪れるひとを心底幸せにする大好評シリーズ第十四弾。
感想・レビュー・書評
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京で絵師の修行中の三吉が帰ってくるとわかったときの、おりきさんの反応がかわいかった。ほんとにわが子のように思っているんだなぁ。
そして三吉の立派になったこと!
いろんな恋の遍歴を重ねてきた、おまきもついに・・・
自分が苦労してきたからこそ人の気持ちがよくわかり、優しく親身になれる。 おりきさんに負けず劣らず心が広い。
人の信頼を平気で裏切る人もいるけれど、そして出会いと別れがあるけれど、みんな家族のように暮らしている立場茶屋おりきがうらやましい。
牛歩のように遅いけれど巳之吉とおりきさんの間も、なんとなく公認の仲のようになってきていい感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016.7.1
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立場茶屋おりき
久しぶりの登場人物多発ドラマ
スジを追うのもたいへんです -
10月22日~23日
内容(「BOOK」データベースより)
弥生も半ばに差しかかり、品川宿は、連日花見客や汐干刈客で大賑わい。そんななか、京へ絵師の修業に出ていた三吉が「立場茶屋おりき」に帰ってくるとの知らせに、女将のおりきは胸を躍らせていた。一方、仲人嬶のおつやに紹介されて以来、位牌師の春次のもとを度々訪れていた茶立女のおまき。春次の連れ子・お京はなかなかおまきに心を開かず、周囲をやきもきさせるが―。桜鯛、筍、菜の花…季節の料理と人情味あふれるもてなしで、訪れるひとを心底幸せにする大好評シリーズ第十四弾。 -
第十四弾
相変わらず涙を頂戴する話
四話構成ではあるが、これまでと同様流れは続いている