品の月 立場茶屋おりき (ハルキ文庫 い 6-22 時代小説文庫 立場茶屋おりき)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 106
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437219

作品紹介・あらすじ

弥生も半ばに差しかかり、品川宿は、連日花見客や汐干刈客で大賑わい。そんななか、京へ絵師の修業に出ていた三吉が「立場茶屋おりき」に帰ってくるとの知らせに、女将のおりきは胸を躍らせていた。一方、仲人嬶のおつやに紹介されて以来、位牌師の春次のもとを度々訪れていた茶立女のおまき。春次の連れ子・お京はなかなかおまきに心を開かず、周囲をやきもきさせるが-。桜鯛、筍、菜の花…季節の料理と人情味あふれるもてなしで、訪れるひとを心底幸せにする大好評シリーズ第十四弾。

感想・レビュー・書評

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  • 京で絵師の修行中の三吉が帰ってくるとわかったときの、おりきさんの反応がかわいかった。ほんとにわが子のように思っているんだなぁ。
    そして三吉の立派になったこと!

    いろんな恋の遍歴を重ねてきた、おまきもついに・・・
    自分が苦労してきたからこそ人の気持ちがよくわかり、優しく親身になれる。 おりきさんに負けず劣らず心が広い。

    人の信頼を平気で裏切る人もいるけれど、そして出会いと別れがあるけれど、みんな家族のように暮らしている立場茶屋おりきがうらやましい。

    牛歩のように遅いけれど巳之吉とおりきさんの間も、なんとなく公認の仲のようになってきていい感じ。

  • 今回は、おまきの抜けたあと、お染めと言う女中が貼ってきたのだが、金がなくなることが重なり。。。

    京都からやってきた孤児、なつめ。
    貸本屋をしている、なきのおぎんの息子夫婦なつめを養女にほしいと言う。
    悲しすぎるなつめのこし方を思い、幸せにしたいと。

    親子ほども歳の差がある二人連れ。
    堺屋の古くからの知人を偶然見かけた番頭見習いの潤三。

    新しい女中などメンバーが増えた立場茶屋おりき。

    どんな物語が始まるのか?

  • 2016.7.1

  • 立場茶屋おりき
    久しぶりの登場人物多発ドラマ
    スジを追うのもたいへんです

  • 10月22日~23日

    内容(「BOOK」データベースより)

    弥生も半ばに差しかかり、品川宿は、連日花見客や汐干刈客で大賑わい。そんななか、京へ絵師の修業に出ていた三吉が「立場茶屋おりき」に帰ってくるとの知らせに、女将のおりきは胸を躍らせていた。一方、仲人嬶のおつやに紹介されて以来、位牌師の春次のもとを度々訪れていた茶立女のおまき。春次の連れ子・お京はなかなかおまきに心を開かず、周囲をやきもきさせるが―。桜鯛、筍、菜の花…季節の料理と人情味あふれるもてなしで、訪れるひとを心底幸せにする大好評シリーズ第十四弾。

  • 立場茶屋おりきシリーズ第14弾 相変わらずの江戸言葉使いと現代用語が入り交じった長台詞の会話がどうしても合わない。今巻の各話の展開にも取って付けたような結末にもちょっと違和感があったし、説明的な文も長いし、料理を食べた人がみんなグルメ・リポーターみたいに饒舌だしと色々と思いながら読み終えた。ここまで長いシリーズになって、途中から初期の頃の良さが失われて久しくマンネリ感も多々あり寂しくなってきた。このままダラダラと締まり無く続きそうな雰囲気で、もうここらで打ち止めで良いかなという気になってきた。

  • 第十四弾
    相変わらず涙を頂戴する話
    四話構成ではあるが、これまでと同様流れは続いている

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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