史記 武帝紀 1 (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 386
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437264

作品紹介・あらすじ

匈奴の侵攻に脅かされた前漢の時代。武帝劉徹の寵愛を受ける衛子夫の弟・衛青は、大長公主(先帝の姉)の嫉妬により、屋敷に拉致され、拷問を受けていた。脱出の機会を窺っていた衛青は、仲間の助けを得て、巧みな作戦で八十人の兵をかわし、その場を切り抜けるのだった。後日、屋敷からの脱出を帝に認められた衛青は、軍人として生きる道を与えられる。奴僕として生きてきた男に訪れた千載一遇の機会。匈奴との熾烈な戦いを宿命づけられた男は、時代に新たな風を起こす。北方版『史記』、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 以前読んだ『三国志』の、勇猛で人間離れした登場人物とは違い、落ち着いた静かな人物たちの物語だと感じた。
    そこまでの乱世ではないからなのか、帝の話だからなのか、どちらかというとしんみりした印象だった。

    最近学校で奥の細道を読んだのだが、そこに李稜と蘇求が出てきた。
    司馬遷と同時期の人のようなので、興味を持っている。

    • yuu1960さん
      よく読まれてますね。

      李蘇決別が奥の細道にあるのは知りませんでした。
      実は司馬遷が史記を書くようになるのは、李陵を擁護して王の怒りを...
      よく読まれてますね。

      李蘇決別が奥の細道にあるのは知りませんでした。
      実は司馬遷が史記を書くようになるのは、李陵を擁護して王の怒りを買い、罪を得たことから。お勧めした中島敦「李陵」にあります。
      2014/12/19
  • 次2巻。

    てか解説が鶴間和幸とか、すげーな。

  • 史記の中で、武帝を取り上げている歴史小説。漢軍・衛青と匈奴の戦、武帝の命で西域に旅した者たちはどうなっていくのか。存亡をかけた群像劇にワクワクする。

  • 全7巻。
    北方版史記。

    久しぶりに北方版古代中国。
    名前は聞いた事ある史記。
    本物はどうなのか分からないけど
    北方版は漢の武帝の生涯の物語。

    三国志・水滸伝のような
    血湧き肉躍る、豪傑達の物語ではなく、
    割と淡々と、しみじみ「生」を見た作品って印象。
    当然、北方版なので、
    漢達の物語なんだけど、
    前2作に比べると少し大人しい。
    というか、大人な感じ。

    スリリングで迫力ある前半と、
    中盤以降、徐々に強くなる死の臭い。
    真ん中に居るのが戦人でなく帝だから
    死に対する想いが身近に感じたのかも。
    戦で死ぬ訳じゃないから。

    水滸伝より読み返す機会が多そう。
    年取ってきたんだろうなあ。
    きっと。
    自分。

    文庫版の最終巻のあとがきは
    人選が違うと思った。

  • 気になっていた、北方健三さんの歴史ものをようやく読み始めました。史記については、以前、横山光輝さんの漫画で読んだことがありますが、一つ一つのエピソードは面白いものの、全体としてまとまりがなくて難しいという印象でした。この北方さんの作品では、しかっりと物語として構成されているようで、第1巻から引き込まれました。

  • 衛青の武人としての誇りと誠実さとは何か、張騫の厳しい旅と命とは何か、蘇武の冬との戦いと生きるとは何か。武帝よりも周囲の人々の輝きが切なく鮮やかである。

  • 大水滸シリーズや、三国志を読ませて頂き、北方さんの中国モノの面白さは認識しておりますので、この「史記 武帝紀」もいやが上にも期待が高くなります。

    物語は漢サイド、匈奴サイド、西方サイドと並行して書かれていて、スケールの大きさを感じます。
    そして、やはりお得意の戦のシーンは、それはもう生き生きと描かれていて、圧巻です。
    今後の展開を期待しつつ、次巻へ。

  • 北方さんは『三国志』『水滸伝』『楊令伝』ととんでもなくハマったので、
    この『史記』も絶対に全巻揃えてからと決めていました(笑)

    馴染みのない時代にもかかわらず、スッとこの時代に入り込めるのは、
    やはり一切の無駄をそぎ落とした北方さんの筆力のおかげか。

    奴僕同然に育った衛青が、匈奴との戦いでメキメキと頭角を現していく様に興奮!
    常に沈着冷静、全体のためにはバッサリと少人数を切り捨てる英断も流石です。

    同時進行で進められる張騫の大月氏国への過酷な旅の描写も凄まじい。
    さて、青年皇帝・劉徹のこれからの治世は?
    続きが楽しみ。

  • 2016/01/30【古】108円

  • 本当は水滸伝を読みたかったけれど一巻がなかったので、こちらを購入。
    初の北方謙三シリーズ。歴史小説が好きな私にとってはどんぴしゃだった。
    思ったより文も難しくない。歴史は全く知識がないけれど、とても楽しむことができた。
    衛青はこのまま勝ち続けることはできるのか?とても先が気になります。

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