- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758437349
感想・レビュー・書評
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面白かった
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久しぶりに面子が揃って事件解決に繰り出したから面白かった!
新宮の扱いが、いつまでもガキ扱い(笑)
いつの間にか長正寺が面子に加わりつつあるのね。
強いて言えば、小島さん……そんなに佐伯にガツガツ行かないでよ~~って感(-""-;) 佐伯ファンとしては、嫌だわ(笑) -
今回も面白かった。
毎回思うのだけれど、読み始めはジグソーパズルのピースがバラバラで、少しずつ形が見えてきて、加速していく感じ。
解説にもあるけどリアルでドラマティック。ほんとにその通りです。 -
道警シリーズ第5弾/ 小島はなんの役にも立っていない/ 終わってみればチープな事件である/ なにか謎が隠されていたと言うことでもない/ 誘拐を疑われる女児の失踪/ 立て続けに殺される警察協力者/ 一人だけが明らかな他殺を誇示するのもおかしいのではないか/ 全員自殺に見せかけるか、そうじゃないなら全員見せしめとすればいい/ 突然降って湧いた新キャラが、名古屋のヤクザのスパイだと言われてもポカンである/
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十月下旬の北海道で、ほぼ同時期に三つの死体が発見された。函館で転落死体、釧路で溺死体、小樽で焼死体。それぞれ事件性があると判断され、津久井卓は小樽の事件を追っていた。一方、小島百合は札幌で女子児童が何者かに車で連れ去られたとの通報を受け、捜査に向かった。偶然とは思えない三つの不審死と誘拐。次は自分の協力者が殺人の標的になると直感した佐伯宏一は、一人裏捜査を始めるのだが…。
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次々と殺害されていく通称エスと呼ばれる協力者たち。
単なる偶然なのか、それとも何者かが意図的にターゲットを絞り犯行を重ねているのか。
津久井たちはそれぞれ別々の事件や事故を追いかけるが、やがて一つの線にすべてが繋がっていることに気付く。
自分の協力者を何とか助けたい佐伯だが、協力者本人は警察への不信感を抱いたまま逃亡を続ける。
大きな事件解決のため。
上層部からのノルマを達成するため。
何らかの理由をつけていとも簡単に情報を流す警察官がいる。
たぶん正当性があると勘違いしているのか、それとも何も考えていないかのどちらかなのだろう。
ストーカー本人に被害にあって身を隠している女性の住所を教えた警察官がいた。
彼がもっと被害者の気持ちに寄り添っていれば…。
被害者が自分の家族だったらと想像できてさえいれば…。
多くの警察官の中には適していない人間も混じっているだろう。
物語に登場する「警察官としてあるまじき人間」は物語の中だけの誇張された存在だと信じたいものだ。
「道警」シリーズは個性的な面々が活躍する好きなシリーズだ。
けれど、初期の物語に比べると掘り下げ方が足りないような物足りなさもある。
それでも好きなことに変わりはないのだけれど。 -
道警シリーズ。
バラバラな事件が一つに繋がっていく。
”エス”と呼ばれる人たちが、こんなにも多く警察を支えているということなのかな。
どんな組織に腐った人たちはいるわけで、根絶するのは難しいけど、やっていくしかない。
もちろん、警察の良心も圧倒的多数でいるのだけれども。 -
密売人…ね。なるほど。それにしても、残念ながら内から腐ってるんだね、道警は。佐伯、津久井が優秀な刑事である事を再確認した巻だった。ストーリー的にはちょっと地味だったけどね。新宿鮫読んだ直後だったからかな?
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毎回安定した魅力で楽しませてくれる道警シリーズ。本書も期待を裏切らない内容です。
所属は違えども職務にプライドを持つプロたちの連携と、コアになるチームの結束力、個々のメンバーの人間的魅力、いずれを取っても上質です。 -
佐々木譲・北海道警シリーズの5作目。そろそろ過去のストーリーは忘れたが主要キャラの性格は覚えてる、連ドラのシーズンいくつ、みたいなお馴染み感。今回は際立ったサブキャラは出てこない分、ハードボイルド感が出て、特に小悪党を追い詰めるクライマックスは痛快。そしてお約束の、エピローグにしか出てこない小ロマンス。この分ではこの二人は今世紀中には結ばれないと思います。さて、また来年、第6作でお会いしましょう(たぶん既に本棚に積んであったはず)