密売人 (ハルキ文庫 さ 9-6)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 498
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437349

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった

  • 北海道警察シリーズ第5弾
    やっぱ、シリーズものは続けて読んだほうが面白い。

    なぜこのタイトルなんだろう?と頭の片隅で思いながら読んでいたけれど、最後の方になってようやく、そういう意味かぁとすっきり。
    今回はチームで動いた感じもあって楽しめました。
    すべての事件が繋がってるの?と思わされてしまいましたが、さすがに昼間のお仕事のほうは違ったのねと、そりゃそうか、みたいな。

    ほぼ読み終わってから、ん?最初の事件から48時間スピード解決?って、、
    こんなに読みごたえがあったのに、流れてる時間は短かったことに驚愕。
    とても面白かったです。

  • 次々と殺害されていく通称エスと呼ばれる協力者たち。
    単なる偶然なのか、それとも何者かが意図的にターゲットを絞り犯行を重ねているのか。
    津久井たちはそれぞれ別々の事件や事故を追いかけるが、やがて一つの線にすべてが繋がっていることに気付く。
    自分の協力者を何とか助けたい佐伯だが、協力者本人は警察への不信感を抱いたまま逃亡を続ける。
    大きな事件解決のため。
    上層部からのノルマを達成するため。
    何らかの理由をつけていとも簡単に情報を流す警察官がいる。
    たぶん正当性があると勘違いしているのか、それとも何も考えていないかのどちらかなのだろう。
    ストーカー本人に被害にあって身を隠している女性の住所を教えた警察官がいた。
    彼がもっと被害者の気持ちに寄り添っていれば…。
    被害者が自分の家族だったらと想像できてさえいれば…。
    多くの警察官の中には適していない人間も混じっているだろう。
    物語に登場する「警察官としてあるまじき人間」は物語の中だけの誇張された存在だと信じたいものだ。

    「道警」シリーズは個性的な面々が活躍する好きなシリーズだ。
    けれど、初期の物語に比べると掘り下げ方が足りないような物足りなさもある。
    それでも好きなことに変わりはないのだけれど。

  • 道警シリーズ。
    バラバラな事件が一つに繋がっていく。
    ”エス”と呼ばれる人たちが、こんなにも多く警察を支えているということなのかな。
    どんな組織に腐った人たちはいるわけで、根絶するのは難しいけど、やっていくしかない。
    もちろん、警察の良心も圧倒的多数でいるのだけれども。

  • 毎回安定した魅力で楽しませてくれる道警シリーズ。本書も期待を裏切らない内容です。
    所属は違えども職務にプライドを持つプロたちの連携と、コアになるチームの結束力、個々のメンバーの人間的魅力、いずれを取っても上質です。

  • 佐々木譲・北海道警シリーズの5作目。そろそろ過去のストーリーは忘れたが主要キャラの性格は覚えてる、連ドラのシーズンいくつ、みたいなお馴染み感。今回は際立ったサブキャラは出てこない分、ハードボイルド感が出て、特に小悪党を追い詰めるクライマックスは痛快。そしてお約束の、エピローグにしか出てこない小ロマンス。この分ではこの二人は今世紀中には結ばれないと思います。さて、また来年、第6作でお会いしましょう(たぶん既に本棚に積んであったはず)

  • 道警シリーズ第五弾。同時に発見された転落死体、溺死体、焼死体。一見、無関係と思われた事件は…

    道警で懲罰人事を受け、遊軍に回された津久井卓と佐伯宏一が小島百合、新宮昌樹らとブラックバードに再び集い、難事件を解決する。

    警察組織の裏金問題体から始まったこのシリーズ、相変わらず面白い。

  • 著者の北海道警察シリーズ五段、警官の協力者が殺害事件の話。

    なんだか実際にもありそうな、組織の汚い部分の話などは生々しくて面白い。

    前編などの背景が頭に入っていないせいか、前半は読みづらかったが、後半はさすがと言った感じ。

    登場人物一人一人がかっこよく、シブイ。全警官がこのような考えを持っていてくれたらなあと思う。登場人物の生きざま、かっこよさは読みがいがある。

  • 第5弾!
    佐伯も良いねぇ~
    津久井も良いわねぇ~。
    しかし、バツイチらしいので
    私は佐伯ファン(勝手にどうぞ)

    退職した警察官って
    天下りだけじゃなくて、
    色々な仕事するんだねぇ~
    今回は最後現役警官VS元警官の戦いだった。
    あっさりと現役が勝ったけど。

    警官が自分のエス(情報収集者)を大事に思い
    守り抜く・・・本当の話かは分からないけど
    こういう人らしい感情が有れば
    まだ救われる。

  • 相変わらず面白い。
    スピード感あるストーリー展開で、一気に読んでしまった。
    好きなシリーズの1つ。

著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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