暗殺剣―剣客太平記 (ハルキ文庫 お 13-7 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 47
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437400

作品紹介・あらすじ

三田に剣客道場を構える峡竜蔵は、文武堂という私塾の悪事を暴き、その逆恨みから刺客に命を狙われていた。自分への襲撃の余波が周囲へ及ぶのを危惧した竜蔵は、祖父と母が暮らす本所出村町に道場を建て、剣友を送り込んだ。一方、竜蔵の妹分・お才の元に平次郎という男が現れる。竜蔵は平次郎から感じられる軽薄さに心を波立たせつつも、刺客の影を恐れ、お才に近づくことを避けていた。そんな矢先、お才が平次郎から堀切の菖蒲見物の誘いを受けたという話を聞きつけ、胸騒ぎを感じるのであった…(「第四話 暗殺剣」)より。仲間とともに悪に立ち向かう若き剣客の姿を描く、感動の大好評シリーズ第七弾!

感想・レビュー・書評

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  • 竜蔵に矢継ぎ早に刺客が

  • やはり、本命はお才さん?

  • ここにきて、お才や綾など女性陣の行く末も気になってくる。
    相変わらず一本気な展開で飽きてくるころである。しかし、直心影流大師範の赤石郡司兵衞のいう、「この先のことで決めておかなければならぬ」こと。更にはお才に佐原信濃守の正体が知れてしまったことなど、今後いろいろな展開がありそうだ。

  • 狭竜蔵シリーズも7冊目。段々ストリーに新味がなくなってきた。毎回思うが、岡本さとるというひとは文章があまりうまくないが、キャラクター造詣は最高にうまい。毎回、キャラの魅力だけで引っ張っている。しかし、キャラに成長がないと飽きてしまうので人間関係が膠着してしまうと一気に新味がなくなる。今回はその典型かな。

  • 第七弾
    かつての文武堂の黒幕たちの逆襲?
    お才と大目付佐原信濃守との親子関係は?
    短編四話にまとめ読みやすい

  • 峡竜蔵が文武堂との諍いで刺客を放たれるシリーズ最新刊。取次屋シリーズと話が被りそうな感じもある。話としてはさほど目を引く展開ではなく本筋はあっさりしたものばかり。今までの経緯や持ち上げすぎとも感じる回りくどい描写で水増しされた感じで、刺客や旅など目先を変える部分はあるが今ひとつ生かし切れず拍子抜けした場面も。ここまで引っ張っておいてこれでは寂しい。読み味は良いもののマンネリ感が漂う。最終話で少し動き始めたが、すんなりとは行かないだろうと思われる雰囲気がぷんぷんする。かなり引っ張るんだろうな。

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著者プロフィール

一九六一年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九十周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。その後フリーとなり、「水戸黄門」「必殺仕事人」などのテレビ時代劇の脚本を手がける。二〇一〇年、『取次屋栄三』で小説家デビュー。他に「若鷹武芸帖」「八丁堀強妻物語」「仕立屋お竜」などのシリーズがある。

「2023年 『明日の夕餉 居酒屋お夏 春夏秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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