風の王国 9 運命の足音 (ハルキ文庫 ひ 7-15 時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437691

作品紹介・あらすじ

父や多くの仲間たちを失った明秀は、悲しむ間もなく突欲が率いる猖獗兵の動きを探っていた。狙いは黒水靺鞨か、それとも定安府なのか。一方で高氏渤海王を名乗る高元譲は、猖獗軍の隙をついて懐遠府の域を奪還するのだった。そして、契丹皇太后・月理朶は皇帝・堯骨に死相を見てしまう-数年以内に堯骨は死ぬ-。野望の中で、死んでいく者と生き残り闘う者。明秀と突欲は、決着の時を迎えようとしていた。大長篇伝奇ロマン小説、第九弾!

感想・レビュー・書評

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  • 第九弾
    三国に割れた旧渤海、突欲軍と契丹軍、何が大義か、捕虜に術を掛けて味方として戦わす突欲軍
    訳の分からない戦いが

  • 各勢力が小競り合いを続ける巻

  • 久々で第9巻。渤海や契丹といった、中国の歴史でもあまり陽の当たらない国々を取り上げており、テンポのある展開はなかなか面白いのだが、死者が甦るやら、強すぎる(感情も痛覚も封じられているそうな)兵隊が出てきたり、相変わらず、伝奇もの的な要素が目立ちすぎ。まっとうな歴史小説にすればよいと思うのだけれど。

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著者プロフィール

1960年、岩手県生まれ。大阪芸術大学芸術学部を卒業後、2000年に『エンデュミオン エンデュミオン』(ハルキ・ノベルス)でデビュー。『エリ・エリ』(ハルキ文庫)で、第1回小松左京賞を受賞。14年には「風の王国」シリーズ(ハルキ時代小説文庫)で、第3回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。「採薬使佐平次」シリーズ、「江戸城 御掃除之者!」シリーズ、「よこやり清左衛門」シリーズ(ともに角川文庫)や「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」シリーズ(だいわ文庫)、など、多岐にわたるジャンルにて活躍している。

「2023年 『大一揆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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