傾国 公安捜査 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.29
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本棚登録 : 83
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438070

作品紹介・あらすじ

神奈川県警公安の螢橋政嗣は、警察庁警備局長の田中一朗の指示で、特捜班の一人として動いていた。公安事案の闇を暴いてきた螢橋は、巨大な警察利権と警察の正義の狭間で、田中の指示を完遂することだけを決意した。そのさなか、殺人の捜査で動いていた捜査一課の鹿取信介と一年半ぶりの再会を果たす。二人は、公安事案、殺人事案、それぞれの立場から真の敵に立ち向かっていく。書き下ろしで贈る、ファン待望の「公安捜査」シリーズ、ここに復活!

感想・レビュー・書評

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  • 公安捜査シリーズ。もう第何弾になるか、分からないけど、久しぶりにハマのホタル復活!もちろん、期待して読んでしまう。でも、3作で1作ととらえるべきなのか、いつものスピーディな展開がなく、飽きてしまう。それでも、終盤、愛着のある登場人物の危機の連発に、つい、次作に手が出てしまう・・・3作、すべて読み終わってから、改めて感想を述べるべきか・・・

  • カジノ法案だとか朝鮮総聯本部ビル売却問題、東京都知事の倅大臣など、ほとんど誰にでも類推できる時事ネタを背景に公安事案の闇を暴くという内容。

    古くからのシリーズもので、久しぶりのシリーズ再開ってことになるらしい。
    Amazonのお勧めに出ていて、前作を読んでいなくても楽しめるという書評(全般に高評価)につられて購入。

    ただ公安ものというかスパイ物は話がややこしくて、自分のような斜め読みでは理解がついていけなくなるので、感情移入というか没頭できなくて、楽しむまでには至りませんでした。

    結末はとんでもない終わり方で、続編を読め!ってことらしいが、どうするかは思案中。多分、ないだろう。


    (2015/3/18)

  • 面白かった。

  • 仕事上読む必要があって読んだんだけど、そうでなかったら最後まで読まなかったと思います。文章のクセが強く、この個性が好きな方にはいいのでは。

  • 久々の『公安捜査』シリーズ。

    作者の筆が走り過ぎるのか文章の裏に込められてる心情や事象が掴みにくかったり(…これは私の読解力の問題か)、標準語のはずの人間の心情や台詞が関西弁ぽくなってる部分もあったりしますがそんな事は些細なこと。相変わらず男気が溢れ、やけにリアルでハラハラする展開を今作でも堪能する事ができました。
    蛍橋・鹿取の連携に喜んだのも束の間、シリーズ史上最大のピンチが!!
    捜査の要であるあの人のまさかのシーンに衝撃。ここで終わってしまうなんて酷過ぎる~(泣)
    続編は夏発売らしいですが本当に待ちきれない

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著者プロフィール

一九四九年生まれ。高知県出身。関西大学法学部卒。二〇〇〇年、『公安捜査』で作家デビュー。同シリーズの他、「捌き屋」「男の詩」「CIRO︱内閣情報調査室」「麻布署生活安全課 小栗烈」シリーズ、『禁忌』『烏合』など著書多数。

「2020年 『捌き屋 行って来い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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