花かがり: 立場茶屋おりき (ハルキ文庫 い 6-25 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.75
  • (4)
  • (15)
  • (8)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 96
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438087

作品紹介・あらすじ

大晦日の彦蕎麦は、朝から大わらわ。そんな中、岡っ引きの亀蔵親分の義妹・こうめのお腹が痛み始めた。どうやら陣痛が起きたらしい。一方、「立場茶屋おりき」の旅篭では、お正月の準備に余念がない。おりきは、あすなろ園の幼子にお年玉をと思い、下駄商の天狗屋を訪ねたが、女主人のみのりが今晩夜逃げをすると言う-(「嫁が君」より)。天命をまっとうする者、新たな命を授かる者…料理が美味しいと評判の立場茶屋おりきは、温かく人々を包み込む。深い感動の輪を広げる、書き下ろしシリーズ、待望の十七弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 常連客の一人が、江戸へ出てきて流行風邪にかかり寝込んでしまったのだが、実際には探し女が亡くなっていた気落ちによるものだった。

    亀蔵親分の八文屋では女中を雇ったのだが。

    茶屋での一番古手の女中およねが頭痛が酷くて休んでいるという、様子が心配になったおりきは医者に見せると、今でいうところのクモ膜下出血だった。

    今回は軽いが、安静にしていないと再度の出血が怖い。
    生き別れの息子を探すのだが。。。


    自分の女としての幸せを後回しにして、今回も家族や隣人に付き添うおりき。

  • 2016.7.4

  • 情けは人の為ならず=二つの意味があると思う
    (自分に益を成す&かけられた人がダメになる)
    おりきに救われた人は多いが、だましにかける
    人もいる・・・悪意は防げないもんね

  • 文庫新刊で図書館にあったので手に取る。シリーズもの、おりきの設定は魅力的。

  • 商品の説明


    内容(「BOOK」データベースより)

    大晦日の彦蕎麦は、朝から大わらわ。そんな中、岡っ引きの亀蔵親分の義妹・こうめのお腹が痛み始めた。どうやら陣痛が起きたらしい。一方、「立場茶屋おりき」の旅篭では、お正月の準備に余念がない。おりきは、あすなろ園の幼子にお年玉をと思い、下駄商の天狗屋を訪ねたが、女主人のみのりが今晩夜逃げをすると言う―(「嫁が君」より)。天命をまっとうする者、新たな命を授かる者…料理が美味しいと評判の立場茶屋おりきは、温かく人々を包み込む。深い感動の輪を広げる、書き下ろしシリーズ、待望の十七弾。

    4月8日~14日

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今井絵美子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×