史記 武帝紀 7 (ハルキ文庫 き 3-22)

著者 : 北方謙三
  • 角川春樹事務所 (2014年4月15日発売)
4.09
  • (19)
  • (34)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :186
  • レビュー :22
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438155

史記 武帝紀 7 (ハルキ文庫 き 3-22)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 北方版史記を読み終えた。劉徹、衛青、霍去病、桑弘羊、蘇武、李陵、霍光そして司馬遷を通しての前漢の長いお話。綺羅星のごとくちりばめられた英雄達。特に印象的だったのは、人も住まない極寒の北海に流された蘇武の生きるための闘いと変わりゆく心。国とは?その意味を見つけていくくだり。
    歴史はこの後、霍氏の誅滅。王莽による漢の滅亡。劉秀の漢の再立。へと続いていくことを現代人の私たちは知っているが、変わらず英雄達の苦悩も果てし無く続く。北方版三国志よりも心に焦点をおいて描いているところに、特徴あり。

  • 第七巻。ついに完結。

    何だか登場人物達の“思い”が、しみじみと伝わってくるような巻でした。
    色々あったけれど、皆がそれぞれの思いを噛みしめて生きていくのだな・・という感じ。
    ラストの、-別れだな、李陵ー。ー別れだ、蘇武ー。と、目だけで思いを伝え合う場面は、こみ上げてくるものがありました。

  • 劉徹と桑弘羊のやり取りはグッとくるものがある。
    帝は帝、誰よりも人間らしい。

  • 派手な場面こそないものの、一番面白い巻だったかもしれない。漢も匈奴も世代交代が近づいてきて、劉徹をはじめとして、各々が過去を振返りつつ、受け入れ、次の代に繋げていこうとする様はグッと来た。
    特に、次の代の官の筆頭である霍光がしきりに桑弘羊を責め立てるところーなぜ聡明でかつ、唯一帝が話を聞くあなたが、現状を変えようとしないのかーは、どちらの感覚もよく分かり、「こういうのよくあるわぁ」と感じてしまった。正直、桑弘羊に対しての自分のスタンスは決めかねている。霍光の言うことはよく分かる一方で、帝との臣下とも友人とも違う唯一無二の関係性を考えると、桑弘羊の生き方もありなんだとは思う。ただ、李陵の家族をはじめとして血は流れすぎた。唯一の救いは李陵や蘇武といった、劉徹独裁時代の被害者たちが、最終的には自分たちの生き方を見つけ、劉徹を赦すところだろうか

  • 「書を読むという事もそうだ、孫信。知識は増えるであろうが、その知識の遣い方を、書は教えてくれるわけではない。」第三十五章 断蓬より 司馬遷 言

  • 終わった。史記は横山さんに触れたのみで、本紀なんかには触れてはいない。

    案外に知っているようで知らないことばかり。司馬遷と李陵なんて仲良しだと思っていたらそうでもなかったり。

    時代・視点、皇帝の孤独などなど、読み進むごとに人の魅力が変わってきていて、何ごともそうなんだろうなーと。

  • 最期のほうは切なさ残る、それぞれの人生。帝もいつの頃から、人としての人生を考えたのだろうか?自分の仕事をやり遂げ、後進を育てる道を見つけるもの、最後まで自己を捧げるもの。

  • 人が作り出すものに頼りすぎて、自ら愉しむことがない 懸命に不老不死に手をのばそうとしても、確実に老いてきた。そして肉体が、やがて死ぬ、と劉徹に自覚させたのだ 死ねばどうなるのか。それも考え、答えはすぐ出た。いなくなる。それだけのことだ 生きることは、煩わしいぞ。それに較べて、死ぬのはたやすいことだ

  • 北方版の史記も完結!
    時間かかっちゃったけど、読破しました。

    最後、帝をはじめとして、登場人物の老いが如実に現れ、哀愁漂う作品になってました。

    幼い帝に国を託し、亡くなった劉徹。
    国とは民である。国とは何か、考え続けよ。
    しっかりと託されたこの言葉。
    これまでの劉徹から考えられないこの言葉。
    劉徹を見ていると、国は帝のために存在しているものとしか考えられなかった。
    それなのに、違った。
    もっと深く、もっと広く、てつもなく大きな視点で国のこと、民のことを考えていたことに驚いた。

    人の生き様、国のあり方、様々なことを考えさせられ、感銘を受けた良い作品でした。

    途中のまんねりは辛かったけどねー!

  • 完結

全22件中 1 - 10件を表示

史記 武帝紀 7 (ハルキ文庫 き 3-22)のその他の作品

史記 武帝紀〈7〉 単行本 史記 武帝紀〈7〉 北方謙三

北方謙三の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

史記 武帝紀 7 (ハルキ文庫 き 3-22)を本棚に登録しているひと

ツイートする