史記武帝紀(文庫判完結全7巻セット) (ハルキ文庫 時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784758438193

感想・レビュー・書評

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  • 2021.6.25 読了
     前漢の時代、武帝・劉徹の一代記にして漢と匈奴との戦いの歴史が綴られる。衛青と霍去病という天才武将を得て前半生で匈奴を圧倒するが、匈奴軍の武将・頭屠の出現により大敗を喫する後半生、誠に波乱万丈の物語だ。名将・李広の孫にして衛青が才を認めた李陵、劉徹との確執で匈奴への降将になる。北方謙三 は中島敦「李陵」に感銘を受けて本書を書いたという。中島 版「李陵」を読みたくなった。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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