グッド・バイ (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 54
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438537

作品紹介・あらすじ

敗戦ののち、めっきり家庭を顧なくなった夫を、三人の子どもとともに待ちながら暮らす妻のひとり語り「おさん」。他者へのサービスのために身をすり減らす未亡人の切迫した姿を描いた「饗応夫人」。そして、闇商売で荒稼ぎをしてきた雑誌編集者が、これからはまっとうに生きていこうと、絶世の美女を妻役に雇い、かつての愛人たちに別れを告げに歩く「グッド・バイ」(未完の遺作)など、全四篇を収録。太宰の晩年の気配が伝わってくる名作品集。

感想・レビュー・書評

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  • こいつ駄目やろ… でも憎めない…

  • 未完の遺作「グッド・バイ」を含む、1947〜1948年の作品が収録されている。
    酒飲みで家庭を顧みない夫の視点(「父」)に妻の視点(「おさん」)を入れることで、夫の信念や思想の滑稽さ、惨めさが浮き彫りになり、読後は何とも言えない寂しさが残る。「饗応夫人」もそうだが、時代が違うとは言え、太宰作品の女性は少し男性に従順すぎる感がある。
    「グッド・バイ」は文章が軽快で、笑いの多い作品。最後まで読みたかった。

  • 2016.2.4

  • 2015/8/3読了

  • 自分とは性格がまるで違う、また合わないだろうと思われる人々が沢山出てきて、けれど最後に何となく腑に落ちた感じだった。何度も読まないときっとわからないだろうと思う。

  • 久々の太宰。
    中高生の頃より、身に沁みる。
    表題作は未完だが、その後を想像するのもまた楽しい。
    女と男は難しい。

  • 表題作グッド・バイ、ぜひ最後まで読みたかったです。
    饗応夫人はなんだかもやもやしました。

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著者プロフィール

1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事し、やがて本格的な執筆活動へ。35年、「逆行」で第1回芥川賞の次席となり、翌年には処女作品集『晩年』を刊行。以後「走れメロス」「斜陽」など多数。

「2018年 『津軽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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