宝石泥棒 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 36
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438780

作品紹介・あらすじ

甲虫を守護神に持つ少年戦士・ジローは、従姉妹ランを愛してしまう。禁忌を破ってその想いを遂げるため、ジローは、女呪術師ザルアー、"狂人"チャクラとともに失われた宝石「月」を求めて旅立った。異形の怪物たちの跋扈する地を経て、三人は「空なる螺旋」を目指す。旅路の果てで知る人類の運命と世界の謎とは?SF的想像力の極限を描き切った鬼才の最高傑作が新装版で登場!

感想・レビュー・書評

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  • 人類と未来の地球であろう舞台と
    摩訶不思議な生き物たちをちりばめ、
    科学技術の陰が薄い呪術的な世界で
    神話的な冒険を見せるのかと読んで行ったが、
    まぁ、未来っぽいけど退行した世界というのは
    そういう仕掛けだなとSF的な面を見せたとたん、
    あっさりと(転換鮮やかに?)物語は終了。
    『神狩り』のときも『最後の敵』のときも
    そう感じたのだけど、最後の最後があっさりと
    しているというか、醒めている感じで、
    多少拍子抜けして自分の☆×4にならない。

  • 甲虫の戦士・狂人・呪術師の三人が宝石「月」を探して、奇妙な生態系と神話が入り混じった人類社会を旅をする。3人は他の甲虫の戦士と共に「月」のヒントがある地へ到達するが、人類は宇宙文明の懲罰により宇宙進出を禁止され、月は宇宙文明により破壊、甲虫の戦士・狂人が旅をするのは宇宙文明が遺伝子操作で誘導していた事を知る話。
    文明が衰退した未来の地球を旅しているあたりはワクワク感があるが、SF的回収をはじめてからはあまり盛り上がらずにあっさり風味で終了。

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著者プロフィール

1950年、愛知県生まれ。作家。74年、『神狩り』でデビュー。『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞・日本推理作家協会賞を受賞。著書に『宝石泥棒』『人喰いの時代』他、多数。

「2018年 『バットランド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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