あんず花菓子 (ハルキ文庫 わ 1-30 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 156
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438865

作品紹介・あらすじ

日本橋にある塩梅屋の主・季蔵は、米問屋の加嶋屋に「食通である俳諧仲間のために、鯛尽くしの料理を拵えてほしい」と頼みこまれた。数日後、季蔵は先代の忘れ形見で看板娘のおき玖を連れて、加嶋屋の寮に赴き、先付けを出した矢先、五人もの浪人に押し入られ人質となった。季蔵は命に代えても、おき玖を守ると誓うが…。美味しい料理と人情と名推理が冴えわたる大ベストセラーシリーズ「料理人季蔵捕物控」の第一幕が、ここに完結。

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋にある塩梅屋の主・季蔵は、米問屋の加嶋屋に「食通である俳諧仲間のために、鯛尽くしの料理を拵えてほしい」と頼みこまれた。数日後、季蔵は先代の忘れ形見で看板娘のおき玖を連れて、加嶋屋の寮に赴き、先付けを出した矢先、五人もの浪人に押し入られ人質となった。季蔵は命に代えても、おき玖を守ると誓うが…。美味しい料理と人情と名推理が冴えわたる大ベストセラーシリーズ「料理人季蔵捕物控」の第一幕が、ここに完結。

    令和2年9月29日~10月1日

  • いきなりシリーズ最終巻読んだからか、あんまりしっかり人間関係や細かい設定わかってないけど、わりとなんとなく入っていけた。登場人物わりと生まれに色々業背負ってるな('・ω・') 食べ物屋の話だと、美味しそうな物ちょこちょこ出て来るのに、あんず村地獄(´-﹏-`;)なんかなー、食えないのって生き地獄だな(´;ω;`)酒好きなシロが可愛い❤(ӦvӦ。)

  • 最後に大事件が起こってしまったけど、その後、案外普通に平常営業とかしてるのは、江戸時代ならではなの?

  • 江戸の鯛好き。
    マグロのトロの部分は、捨てていたと、、、
    クロダイは、関西では、チヌと、呼ばれて、刺身に、鍋にしても美味しい。
    温田一路と、言う名前が、クロダイとチヌの並び替えも面白いが、名残り魚という名前が、いい。

    4話の連作で、話が進むが、先代と、おき玖への遺恨の相手を、季蔵が、探し出す。

    おき玖は、蔵之進と、結婚の約束をすることになるのだが、、、季蔵は、瑠璃と、どうなるのだろうか?

    次は、おき玖と蔵之進との祝言から始まるのだろうか!

  • 季蔵に叶わぬ恋をしていたはずのおき玖が…えー!
    おき玖の母の秘密に昔話と今回は丸々一冊をかけて一連の話に決着をつけた感じです。
    物語的にはその方が落ち着くのは確かですが、ちょっといきなりすぎるかも。
    個人的には叶わぬ恋よりもずっといいのは確かですし、季蔵との未来は全く想像できなかったので、悲恋に泣くよりはいいのかもしれません。そもそも季蔵って結構朴念仁だよね。

  • 捕物が好きです・・美味しそうな題名^^

    食通が登場する内容らしく、鯛尽くし料理の方法が詳細に表現されていて、その味まで想像してしまいました。
    浪人に押し入られ人質になるなど、私の好む捕物帳とは違うこともありましたが、シリーズで読んでしまいそう・・

  • 短編連作の時代小説。
    今作では、仕出しを頼まれた先で季蔵だけでなく、おきくも危険な目に遭う話から始まる。
    異変に気付き、蔵之進が助けに入るが、話は意外な展開に。
    最後の章ではまさに一区切りの話が出てくるが、とても幸せな話。
    ただ、この2人がくっつくとは思わなかった。
    というか、そんな伏線あったかな?

    そして、あれ?
    これが第一幕完結?

  • 20150802 いきなりの展開。更に今迄何も仕込みも無かったサイドストーリー。終わらせるにはしょうが無かったのかもしれないがびっくりしました。

  • 第二七弾
    先代と忘れ形見のおき玖の出生が明らかに、そして同心蔵之進との婚儀が、
    これで一つの区切り?

  • 2015年3月刊。文庫書下ろし。シリーズ27巻め。第一幕完結というだけあって、話に無理が少なく、良くまとまっていました。面白さは少なかったかな。お話はちっとも完結してないので、継続するのかも知れませんね。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末 椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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