蓮花の契り 出世花 (ハルキ文庫 た 19-14 時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439107

感想・レビュー・書評

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  • 品行方正もええ加減にしてほしいわ。
    自分じゃないからいいけどさ…。痛みや悲しみ、苦しみを知らんとホンマの喜びも理解できんというけれども、ホンマの恋もしてみなさいとリウさんも言っとたのにな。

  • 死は生きることの延長上にある
    どんなに悩んでも、現状が苦しくても、逃げずに向き合え
    たとえ、さんざんな人生だったと振り返ることになっても、浄土へ旅立つそのときは、俗世のしがらみを解き放って送り出してくれるひとがいる
    その存在があるだけで、生きる苦しみも、死の恐怖も受け入れられる

    ひとは強くない
    どんなひとも強くない
    風が吹けば揺れるし、踏みつけられれば傷みも怒りもする
    そんな己を受け止め、認め、受け入れられるよう精進すること、それが、「生きる」ということなのかな、と思った作品でした

  • 澪つくし料理帖からのファンですが、
    同じような展開に少し飽きたかも。。。

  • 出生花、完結編
    22歳となったお縁
    縁のある人たちとの関係が大きく変わる

  • 出世花の続編。

    下落合の弔いを専門とする墓寺で「三昧聖」として湯灌をするお縁。
    自分を捨てた実母お香との和解、火事で記憶を亡くした遊女との再会、正念との関係などを描いた短編集。

    お縁にとって一番幸せな結末になったように思う。

    作者のあとがきにも胸を打たれた。亡くなった大切な人の事を思うとき、いつの日か涙ではなく懐かしさで語れるようになるように、と。

  • 寺に拾われた孤児であるお縁が死者の湯灌を任される三昧聖となる。まあふつう。

  • 前作を読んでだいぶ経つので、登場人物やらなんやら記憶が薄れており・・・。

    キレイにまとまったが、少々物足りない印象。

  • 前作より、少し物足らなさを感じた。生涯、三昧聖として生き抜く思いに至る箇所が特に。

  • 高田郁さん、「出世花」に続く「蓮花の契り」、2015.6発行、完結編です。「ふたり静」「青葉風」「夢の浮橋」「蓮花の契り」の4話です。厳かに心を込めて湯灌するお縁、自らに厳しく死者に限りない愛情を注ぐお縁の物語です。4話すべて、重く哀しく切なく、そしてあたたかい・・・。高田郁さんならではの作品だと思います!余韻がいつまでも続く作品だと思います。

  • まさか続きが出るとは思わなかった、安定の面白さだけどみをつくしシリーズには敵わないかな

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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