- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758439169
感想・レビュー・書評
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『7』にまつわる七つのミステリー短編集。ワンアイデアトリックなので、読み手を選びそうな趣向だが、これはこれであり。
ブラックな展開のなかにユーモアも交えてある『一男去って…』が面白い。現代社会への風刺も含まれている。ゲーム物は頭では理解できず、感覚で読み過ごした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一見シンプルと思われたトランプの数字当てゲームが生き残りをかけた心理バトルへと変貌し……。
7という数字をモチーフにした短編を7つ収録した作品集。
2016年4月29日読了。
心理戦がメイン。ブラックっぽかったり、トリッキーな作品ばかりで、個人的にはちょっと苦手かな? -
小説新潮で不定期に連載される不動産シリーズが面白かったので読んでみました。大学の専攻が数学化のせいか、数字に関するゲームの作品がいくつかありそれらが面白かったです。でも全体的に後味はあまりよくないけど・・・。
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乾くるみの短編集。
心理戦になった「ラッキーセブン」「ユニーク・ゲーム」面白かったな。「ユニーク・ゲーム」は天国から地獄なラストが悲しすぎ。
「TLP49」はラストが異色だったな。 -
160103
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最初と最後の話はじっくり読もうとすると頭を使う。個人的に
話の結末はすっきりするものではなく後味が悪いと感じたが、話の一話一話の構成はとても面白かった。 -
7にまつわる短編が7編。「ラッキーセブン」と「ユニーク・ゲーム」はなかなか考えられていてむずかしかった。相手の手の内を読みあうのが『ライアー・ゲーム』みたい。なかには胸糞の悪い話もあったがよく考え練られているなと言う印象。
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ラッキーセブン☆☆☆☆
小諸ー新鶴343キロの殺意☆☆
TLP49☆☆☆
一男去って……☆☆
殺人テレパス七対子☆☆☆
木曜の女☆☆☆
ユニーク・ゲーム☆☆☆☆☆ -
「7」という数字にまつわる短編を7つ収録。「ラッキーセブン」、「ユニーク・ゲーム」がおそらく2大作品。特に後者は、2チームの心理的駆け引きが見応えがあり、オチも決まっていて面白かった。
しかし残りの短編は、ネタがあったので書いてみたという感じの中途半端な内容。「TLP49」は超能力ものだが、オチが拍子抜け。唯一普通の殺人もの「殺人テレパス七対子」は、トリックが子供だましだった。 -
7にまつわる話の短編集。どれも面白かった。