BAR追分 (ハルキ文庫 い 20-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439176

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  • 昼間はバールで夜はバー、新宿追分にあるというBAR追分でのお話。ねこみち横丁の中にある、知る人ぞ知る的な場所。
    劇的な何かは起こらないけど、隣の席に座った人の世間話やエピソードを盗み聞きしているような感覚になる。
    外から見ただけではわからない人情味やあったかさがあって、知らぬ間に物語の世界に浸ってしまう。
    さらっと読めてほっこりする良いお話でした。

  • 2023.3.10読了

    初作家さん。キャッツミャウブックさんで購入。
    看板猫のいる新宿のbar追分。
    地理がわかるのも楽しいし、食べ物は美味しそうだし、素敵なシリーズを見つけました。
    結婚間近の娘と男手一つで娘を育てた父親との話がジーンときました。

  • 面白かったです。
    いいお話

  • 昼はバール、夜はバー
    ねこみち横丁の癒しのお店
    追分。道が二手に別れてる場所
    人生で迷いが出た時、この店でおいしいご飯やお酒をのんで一息つけ一歩を踏み出せる

    出てくる食べ物も常連さんも迷い人も魅力的

  • 新宿三丁目ー『新宿追分』と呼ばれた街、ねこみち横丁の奥にあるBAR追分。その店に集う横丁の人々やお客さんたちの話

    こんな場所があったらいいなぁ、と思う。
    また、料理が美味しい。牛すじカレーと煮込、両方食べたい。ボンボンショコラまで…モモちゃんすごい。
    4話・ボンボンショコラの唄が結構好き

  • もっと料理メインの話かと思ったら違った。でもそれも良し!プロローグの話が好き。宇藤君がガツガツしていないところが好き。

  • 皆さん、グルメ小説、好きだよねえ~。まあ、この作品はそれだけでなく、この店に関連する人々の人間模様が描かれてて、まあええ話になってる。ただ、ちょっと単調

  • 昼はバールで夜はバー。「ねこみち横丁」にある「BAR追分」を中心としたお話。作中にでてくる料理がすごくおいしそうでした。ねこみち横丁の人たちというか、BAR追分がというか、おおらかでなんか受け入れてくれる感じがいい。心温まる話でした。続きも読みたい。「父の手土産」が特に好きです。ハンバーグサンドも食べたくなります。

  • 百貨店の洋服売り場はクローゼットで、保管してもらってるのを取りに行く、っていう考え方が好き。
    それで綺麗に包んでもらってその保管料を支払う。今まで考えたこともなかった。ああ素敵。

  • 新宿ねこみち横丁、BAR追分。
    昼間はバールで、夜はバー。

    ここは人生の分岐点で人々が立ち止まる場所。
    40代を、ずーっと単身赴任で過ごした男が次の移動で家族の元へ戻れると思ったのに、移動先は中国の奥地だった。
    迷いながら踏み込んだ「ねこみち横丁」
    物語はそこから始まる。

    住む場所と仕事を同時に失うという事態に襲われた宇藤。
    ホームページ制作を請け負った「ねこみち横丁」に説明に訪れた「スープの時間」

    結婚を控えた娘と一緒にBAR追分に飲みにきた父親「父の手土産」

    自動販売機の補充と売上金の回収をする男の楽しみは、好きなアイドルグループのメンバーを応援する事。嬉しいことがあった日は大好きなカレーを食べる。元気を付けたい日はポークカレー。嬉しいことが会った時や気合を入れたいときはカツカレー。
    けれど応援していたメンバーが、突然引退すると言う。
    その時彼はBAR追分でカレーを食べていた「幸せのカレーライス」

    フィギュア作家の梵とクラブのママをしているゴージャスな美人との触れ合いを書いた「ボンボンショコラの唄」

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。出版社勤務を経て、2008年「風待ちのひと」(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)でポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。第二作『四十九日のレシピ』が大きな話題となり、テレビドラマ・映画化。『ミッドナイト・バス』が第27回山本周五郎賞、第151回直木三十五賞候補になる。このほかの作品に『なでし子物語』『Bar追分』『今はちょっと、ついてないだけ』『カンパニー』など。あたたかな眼差しと、映像がありありと浮かぶような描写力で多くのファンを持つ。

「2020年 『文庫 彼方の友へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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