- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758439190
作品紹介・あらすじ
運命の日から数年後、男と共存するのは犬や猫の動物ではなく、徘徊するゾンビのみ。人を襲わず、なにも喰らわず、何にも関心がなく、ただ生き続ける"死者"たち。男の他には"生きている"人間はいなかった。残された食料で生き続ける男は、無為な生活から逃れるように、やがて銃を手にする。狙撃手となった男は何を思い日々生き続けるのか?アニメ・映画監督の押井守が描く、新しい小説世界!
感想・レビュー・書評
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主人公の生活が羨ましくなってしまう自分がいます。作中に出てくる「のり弁」がおいしそうで真似したくなりました。ラストバトルのアイディアも格好良かったです。思ってたより楽しかった。
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2012年6月角川春樹事務所刊。2015年7月ハルキ文庫で文庫化。シリーズ1作め。ストイックな狙撃手の執拗な描写で、ゾンビが徘徊する世界を語るところが、押井さんらしいです。モラルハザードによって自滅した人類の話が、少し気になりますが、書込が少ないです。次作で、もう少し明らかになるのかな?
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タイトルから想像するのとは全然違った話。
どちらかというと、「死」についての哲学的考察って言った方が良いかも。
まぁ、もちろんのこと、考察してるのは主人公であって、押井がそう考えているってこととは限らないので注意が必要ですが。
ゾンビ好きとかスナイパー好きとか、あらすじから読み取れるターゲット層には、もしかするとあわないかもしれませんが、ある意味、押井らしくて楽しい本でした。