リストラ日和 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.41
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本棚登録 : 74
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439213

感想・レビュー・書評

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  • 後半立ち上がっていくところがよい。一筋縄でいかないところが現実のよう。銀行が出てくるので半沢直樹シリーズ思い出してしまうね。

  • こちらも、初めまして、の作家さん。しばらく多いかもしれません。
    NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 1万円選書のいわた書店。
    番組に登場した本を、ご丁寧にまとめてくれてる人がいました!
    けど、コメント残す画面が見当たらず、また無言でリンク張り m(_ _)m
    https://rahmaway.hatenablog.com/entry/2018/05/04/111147
    https://rahmaway.hatenablog.com/entry/2018/05/06/001648
    で知った本。更に番組を見ていた友人が勧めてくれたので読みました。

    ブクログで検索すると、この本の下は、タイトルは全く違っていて仕事の流儀で出てきたような本が並んでいて、すごいなぁ(^^;)

    ここまでえげつないかーと思いますが、旅先の出会いをきっかけに後半盛り返していきます。

    私も会社員なので他人事とは思えないです。
    ここまで頑張れる気もしませんが…

  • うまくいきすぎのような。妻がじつはいい人ってのはちょっと納得薄
    ----------------------------------------------------------
    森山二郎は、日本を代表するメガバンクに勤めるエリート銀行マン。順風満帆の生活を送っていたが、突然、系列子会社への転出を命ぜられる。事実上のリストラである。二十九年間走り続けた日々の、あまりにも呆気ない終焉だった。なぜ自分なのか――現実を受け止められず、葛藤する毎日。リストラの余波で家庭も崩壊寸前の中、銀行員時代に扱った案件で森山は訴えられ、さらなる暗雲がたちこめる……。仕事とは何か?家族は再生するのか?すべての働く人々の心に沁みる長篇小説。

  • 大手銀行の傲慢な上司の元で真面目に勤務してきた森山。
    妻はそんな大手銀行に務める旦那を主婦仲間の間で自慢し、息子を良い大学に入れることを生き甲斐にしている。
    娘は親の反対を押切り、自分の進みたい道を選ぶ。
    そんな中、森山は突然リストラの対象となり、関連会社で働くことになるが、結果退職する。
    森山家族を取り巻く色々な人が登場するが、森山を支えてくれる人は皆温かい。
    リストラされて初めてわかることもたくさんあり、改めて仕事や家庭について考えることある。
    最後はホッコリした気持ちになった。

    2017.2.10

  • サラリーマン人生で一番恐ろしいのが、このリストラでしょう。
    会社に尽くして尽くして生きたところで、最後に会社は何もしてくれやしません。そこを理解しつつ、いかに生きていくかが、宮勤めの者の宿命かと思います。
    昨今の景気状況は、多少上向きとはいえ、未だ、非正規社員の多くが低賃金での労働を行なっているのが実情です。
    本作品は、リストラによる元銀行員の中年オヤジが、家族の問題、自身の仕事探しとそのための資格取得の問題、銀行員時代の担当していた顧客からの提訴といった複雑に絡み合った、ドン底からの再生を描いています。

    働くことまたはそれに従属する仕事という概念は、とどのつまり生きるための手段に他ならず、それ以上でもそれ以下でもない、ということを改めて本書から学びとることができる。

  • リアルにリストラ実行中の
    会社におるから、そんな簡単
    じゃないよと卑屈に読んでしまった。
    出るも地獄、残るも地獄。
    まさに、この言葉意外なし(苦笑)

  • いつ自分の身に降りかかるかもしれないタイトルにて、思わず手に取ってしまいました。

    主人公は自分と同年代の50代で、仕事は自分とは全く違う大手銀行のサラリーマン。仕事一筋に生きてきた主人公が突然上司から関連会社への出向を命じられるとことから物語は始まります。出向先は銀行とは全く関係のないレジャー施設で、そこの喫茶コーナーの支配人。完全なるリストラであります。

    なぜ自分が、という思いを胸に出向先にて仕事をする主人公でしたが、支配人とは名ばかりの給仕係の仕事に耐えきれず退社。ハローワークでの職探しも、自分が納得できる職はなく、息子の一流大学受験に全精力を注ぐ妻は、夫のリストラに愛想をつかし、家庭は崩壊。

    ようやく見つけた社労士事務所での事務仕事でなんとか生計を立て、資格取得のために勉強するも全く身が入らず落第の連続。そのうち、銀行時代に行った資産家への事業斡旋ビジネスの脱税疑惑に巻き込まれて裁判訴訟に。

    そんな中、旅行先で知り合った老人が実は元鬼検事で、今でも法律事務所をやっていることから救いの手が伸び、訴訟は回避。それとは別に自分をリストラした上司は政治家への汚職疑惑で逮捕。勤め先の事務所の所長からは、後継者として打診され受けることに。そして出て行った妻を取り戻すために旅に出る。という流れにて最後はハッピーエンド。

    50代になるとほぼ会社での地位は確定し、先が見通せる状況であることを、リアルに感じる今日この頃。果たして自分は肩たたきにあった後、このように強く生きていけるであろうか。作者が言いたかった「夢を追うために仕事をしているのではない。生きて糊口をしのぎ、安心という担保を得るために仕事をしてきた」「一生、我慢」という言葉には、50代の人間だからこそ実感を伴って頷けるものがあります。

  • 4〜5

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