フィ-バ-5 (ハルキ文庫 き 7-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
2.74
  • (0)
  • (5)
  • (15)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 91
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439282

作品紹介・あらすじ

スーパーキッズアイドルグループとして一世を風靡した「フィーバー5」。その後解散し、メンバーのうちミドリだけ大スターとなるが、他の四人はそれぞれ負け犬人生に絶望する毎日を送っていた。解散後二十年が経ったある日、「フィーバー5」へテレビ出演依頼が舞い込み、五人が久しぶりに集まることに。そこで四人の人生はミドリに陰で操られていたことが発覚する…。ミドリへの復讐を誓い、その場で暗殺計画を企てる四人。だが、事態は思わぬ方向へ-予測不可能な感動の終焉が待っている!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本当に下らない。
    だから笑ってしまいます。
    この種の話、結構好きです。

  • 予想外の展開でした!

  • うーん、帯の文句に偽り無しの本当に最高の読み心地でした!初読みの木下半太さんでしたが、期待は裏切られずかなりベタやけど短い間ながら理屈抜きの面白さで楽しい時間を過ごせましたね。関西弁混じりなのは語り手の清子の影響ですね。「フィーバー5」は明らかに往年のキッズアイドルグループ「フィンガー5」のもじりですよね。グループ解散後は落ちぶれて散々な人生を歩んで来た4人が今も現役で活躍するトップ女優ミドリの殺害計画を練る中盤は気が重くなりましたが、大逆転のラストに心が舞い上がって思わずブラボー!と叫んじゃいましたね。

  • まあまあ

  • 完全に帯負けの一作。
    映像向き。

    とは言え、スーパーキッズアイドルとして一世を風靡した子供達ってのは実際にいて、その後一切メディアで見ることがないってのも往々にしてある話。
    一時は時代の寵児の様に扱われ、その後の人生はどう歩んでいるのかってのは、何となく興味はある。
    そんな苦悩やらが描かれた一作でした。

  • キッズアイドルグループとして時代を席巻した「フィーバー5」。解散後20年が経ったある日メンバー全員にTV番組からオファーが舞い込む。しかし年月はメンバー全てに公平だった訳ではなく。
    舞台女優として活動しているものの鳴かず飛ばずの清子はこの番組に再起をかけ、他のメンバーも自分なりの願いを込めて楽屋に集まり、各々の解散後の生い立ちを語り合う。
    ただ1人ブレイクした国民的大女優・ミドリの到着を待つ間に。


    エンジェルこと翼のシューマイ弁当への(正確にはグリンピース)が鬼気迫る。まさかそんな流れになるとはねぇ。映画化作品が多い著者ならではの場面転換は見事、あっぱれ。

  • 内容は、コメディー要素が強い感じ。テンポ良く読めていけるのが良いし、先が気になる展開にはなっていたかなぁ。
    でも、みどりが途中から男になったことあたりは無理がある気がする。今後繋がっていくのかなぁという、ちょっと微妙な終わり方だったかなぁ。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木下半太の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×