なみだ縮緬: 着物始末暦5 (ハルキ文庫 な 10-5 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2015年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758439329
作品紹介・あらすじ
「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中、雨にうたれ熱を出し、気を失ってしまったお糸を助けたのはいったい誰なのか!?そんな折、以前、千吉と同じ陰間茶屋で働いていたという女形役者の大事な衣装が盗まれるという事件が起こる。困った六助は余一に相談をするが、疑惑をかけられた千吉は行方知れず、同じ衣装を用意するにも刻がない。果たして余一はこの問題をいかに始末するのか-話題沸騰の大好評シリーズ第五弾!
感想・レビュー・書評
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着物始末暦 シリーズ5
以前、アンソロジー「はなごよみ」に入っていた、吉原桜があった。
「はなごよみ」では、瓦版がどうの、井筒屋の主人がどうのと、このシリーズを一度も読んでなかったので、ちんぷんかんぷんだったが、ようやく、意味がわかった。
次からは、シリーズ物の一編を所収しているアンソロジーは、読むのをやめようか。
と、ふと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おみつ…
お糸ちゃんと余一どうなるかなー??
天野屋なんか…なんかなんだよねー -
シリーズを追うごとに登場人物が立体的になっていき、その行く末ご気になって仕方ない。と思える楽しさ。
余一とお糸の関係に動きが。
吉原も出てくるし、他に読んでいる時代ものと合わせてイメージすると、とても楽しめる。
次巻も早く読みたい。 -
2021.10.08
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202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。話によってメインになる登場人物が変わるタイプの短編なので、別話・別視点だけど同じエピソードが再三出てきたり、時系列でみるとわかりにくい時も。とはいえ、巻を重ねるごとにキャラ達への多少の愛着もわき笑、若旦那綾太郎達の成長もみてとれ、全巻面白く読めた。巻末に着物柄説明が入っている趣向も良い。
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お玉の嫁ぎ先の姑の着道楽を揶揄する瓦版が出回る。
嫁いだのに、眉も落とさず、お歯黒もしないお玉も遊び歩いてというでっち上げまで。
そんな時に、お糸に大店から嫁にという話が飛び込む。
余一はまたしても、自分よりお糸が幸せになるようにと、
お糸に出入り禁止を告げ拒絶。
糸は泣き続け、、、、。
恋がへたくそな 余一がまたしてもお糸と父親を混乱させるのだが。。。 -
少女マンガ顔負けなほど恋愛がこじれている。
→https://ameblo.jp/sunnyday-tomorrow/entry-12086561148.html -
お糸ちゃんの恋路は実らないの?
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余一とお糸ちゃんのこれからはどうなるのだろう。
井筒屋の本当の思惑や陰謀。
先が気になります。