デッドヒート Final (デッドヒート6)

著者 : 須藤靖貴
  • 角川春樹事務所 (2015年11月14日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439589

作品紹介

二〇二〇年、夏-二十八歳になった走水剛は、東京五輪男子マラソンのレースに臨んでいた。暑さに強い点を評価され「第三の代表」に滑り込んだのだ。幼馴染みの時崎太郎をコーチに迎え、この日のためだけに練習してきた。暑い、もっともっと暑くなる。敵はアフリカ勢。磨きに磨いてきた「ロングスパート」を決め、おやじに誓った金メダルを獲得できるのか?ここに至るまでの様々な出会いが走馬燈のように去来する、文庫書き下ろしシリーズ、感動のゴールへ!

デッドヒート Final (デッドヒート6)の感想・レビュー・書評

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  • 走水剛のランナー記もいよいよファイナル!
    東京オリンピックが晴れの舞台です。

    だけどあら?.....確か...
    前回の終わりでは、オリンピックの代表になれるかどうか?!
    というところで終了していたはず。なのにファイナル最初の
    ページを捲ってみると、オリンピック当日の代表ランナーとして
    スタートラインに立つ剛の表情から始まっています。
    選考レースはどこにいった....??

    確かに”オリンピックで金メダル”というのは、そこを目指す
    アスリートたちにとっては一番最高で最終の目標なのかもしれません。
    けれども私たち一般人は、金メダルを獲るためにはオリンピックに出場する以前の
    その一歩手前にある、まずは金メダルを獲るための代表に選ばれることが
    大事よね!と思って応援しています。だって代表に選ばれないことには
    事は始まらないのですもの。それにこんな大それたこと、並大抵に
    出来る事ではありませんから...。そこのところはとても重要なのです。
    だから期待していましたのに、あぁ..ちょっぴり残念。

    ともあれ、剛は日本代表の注目の選手として、東京オリンピックの
    42.195キロを走り抜けます。

    走水剛というランナーを、中学時代からずっとその成長を追い
    応援してきました。一匹狼的なストイックさが持ち前の好青年で
    父親ことが嫌いとか言いながらも尊敬しているのはやっぱり父親で
    そんな一面が見えるところも好きでした。

    これからもずっとずっと応援していきたいアスリートです。

  • いつも年初は、年末に買った「おすすめ文庫王国」から去年読み落とした面白そうな本を拾っていくのだけど、今年はあまり食指を動かされた本がなく、この本は同時に買った年度のベスト10が載っている「本の雑誌」から北上次郎の新刊めったくたガイドに惹かれて買ってみた。
    しかし、この薄い219ページの本が734円というのはどうよ!?と思いつつ、東京出張の帰路の新幹線の中だけで読了。
    この本、「デッドヒート」シリーズの6巻目にして完結編ということで、前5作を読んだことなかったけれど、『これまでの五巻を読んでなくてもわかるし面白いことは保証つきだ』という言葉を信じて、この本から入った。
    2020年の東京オリンピックでマラソンの日本代表に第3の男として選ばれた走水剛。国立競技場をスタートし、東京ドーム、東京タワー、銀座、日本橋と回り、スカイツリーを見ながら雷門で折り返すレースの様子が彼の独白で語られ、その合間に彼と関係があった様々な人へのインタビューが挿まれる。
    レースのお話としては淡白で物足りないところはあるものの、この本は前5巻の総集編みたいなものなのだろう。
    それでも色んな人の代表として走るランナーの思いの確かさと、彼を見守る見詰める人々の思いの熱さが沁みてくる。
    北上次郎のレビューには『これを読んで既刊に遡ればこれもまた十分に面白い』とあるが、確かにここに到るまでの過程を確かめてみたくもなる。

  • 描写の難しいマラソンレースを飽きさせずに読ませるには、こういう方法があったのか。マラソンに限ったことではないんだろうけど、全人生・全精力を注いで何かに挑むという姿勢そのものが感動的。そして、それが人の心を惹きつける。

    中途半端な人間には想像力が芽生えない。誰かが成果を上げると、その頑張りが想像できず、ただ嫉妬するだけ。低いビルからは、高いビルの屋上は見えないということです。走水には見える。自分が最上の努力をしているから、成果を上げる大変さを知っているんです。分野が違ってもね。

  • なんと、6部作の最終巻を読んでしまったようだ。金メダルを目指す主人公のマラソンレースと過去に関係のあった人たちのインタビューが挿し込まれる形で展開していくのでなんとなく骨格はつかめるのだけれど、きっと全部読んでからここに行き着けば感動が違うんだろうな、と思った。

  • デッドヒートシリーズ最終巻。高校生の時に「オリンピックで金メダルを取る」と目標を口にした高校生。2020年の東京オリンピックに出場することになる。中学陸上部時代に先生から言われて長距離をするようになってから、大学時代の箱根駅伝、社会人・実業団を経て第3の代表として滑り込みでつかんだ大舞台のチケット。前巻ではまだオリンピックまではまだまだという時期だったけれど、この本は最初から最後までがマラソンレースになっている。読みながらコースをGoogleMapで確かめてしまった。走りながらの本人の独白と、合間に挿入される周りの人たちへのインタビューという構成がとても面白く、引き込まれるようにして読んだ。

  • 走水剛の中学生から28歳までを描いたシリーズ最終巻。あれやこれやを経て東京オリンピック男子マラソン。代表にすべりこんだ走水はどうなる。手に汗握る展開と剛周囲の人へのインタビューという構成。いやはやいいシリーズでした。是非読んで!

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