私が愛したサムライの娘 (ハルキ文庫 な 13-1 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
2.20
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本棚登録 : 26
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439763

作品紹介・あらすじ

八代将軍・徳川吉宗と尾張藩主・徳川宗春の対立が水面下で繰り広げられる元文の世。尾張徳川家の甲賀同心組頭・左内は、幕府転覆を謀る宗春の願いを叶えるべく諜報活動に命を賭けていた。長崎出島に計略成就の鍵があると睨んだ左内は、愛弟子の女忍び・雪野を長崎の遊郭に太夫として潜入させる。そこで彼女は蘭館医師・ヘンドリックと出会う。忍びとして主の夢を叶えるために生きていた娘が、女として異国の男を愛してしまい-。第六回角川春樹小説賞受賞のデビュー作にして、第三回野村胡堂賞受賞作、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 尾張名古屋の藩主徳川宗春は、ルソンを攻める策謀を練る吉宗の野望を止め、相次ぐ倹約令に疲弊する庶民のために、オランダの兵力を背景に天下をとるべく長崎で配下の忍者を使い暗躍していた
    オランダ医師をターゲットに女忍を花魁として送り込むところで、宗春の蟄居となりクーデターは破れた
    女忍者は作戦の途中でオランダ医師に真実の愛を見いだし日本を離れて幸せに・・・気恥ずかしい物語だな(^_^;)

  • 鳴神先生のデビュー作にして野村胡堂文学賞受賞作

    今年の同賞受賞作『おんなの女房』が深かったので、鳴神先生の受賞作も読んでみたいと思って読みました

    尾張藩と将軍家、伊賀と甲賀、オランダとスペイン、とても複雑な政治関係の中での純愛物語

    忍者同士の戦いのシーンもたっぷり

    堪能しました

  • 遊廓やサムライの娘の話かと思ったら、忍者の娘と異人の恋愛話しだった。わたしには合わなかった…。忍者が好きな人にはいいかも。

  • まあ面白かったけど、Amazonのレビューが高過ぎてあがりまくったハードルを超えられなかった。

    あとちょっと読みにくい。エンターテイメントとしては、同じ忍者モノの梟の城とかとっぴんぱらりの風太郎のほうが好きかな。

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著者プロフィール

中央大学法学部政治学科を卒業後、神奈川県内の小学校で学校事務職員として勤務。2014年3月に小説執筆に専念するため、フリーとなる。社会保険労務士、行政書士の資格を持つ。熱烈なフラメンコファンであり、多くのアーティストを応援している。2014年 『私が愛したサムライの娘』で、第6回角川春樹小説賞受賞。15年同作で、第3回野村胡堂文学賞受賞。

「2023年 『脳科学捜査官 真田夏希 エキセントリック・ヴァーミリオン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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