錦の松 着物始末暦(六) (ハルキ文庫 な 10-6 時代小説文庫)

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  • 角川春樹事務所
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439824

感想・レビュー・書評

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  • 天野屋さん怪しい?って思ってたけど全然だった!むしろ天野屋のお母さん良い人!!
    余一と糸の気持ちは通じ合ったけど?
    どうなるかなー?

  • 好きと大切の狭間で身動きが取れなくなる、おみつ、糸、余一。
    相手を大切に思うが故に、自分の好きに蓋をしようとする。

    糸のお父さんに自分の気持ちを伝える言葉一つ一つに胸が締め付けられた。

  • 202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。話によってメインになる登場人物が変わるタイプの短編なので、別話・別視点だけど同じエピソードが再三出てきたり、時系列でみるとわかりにくい時も。とはいえ、巻を重ねるごとにキャラ達への多少の愛着もわき笑、若旦那綾太郎達の成長もみてとれ、全巻面白く読めた。巻末に着物柄説明が入っている趣向も良い。

  • 礼治郎はあきらめきれなかったのか
    意味ありげだと思ったが、心底惚れていたのですね
    まさかの急展開、つか、嫁に貰えないと依怙地になっていた訳が、肩透かしだったけど、物語的には今までの伏線が見事に機能して収まりました
    ところで、この本の登場人物でおみつだけはなんだか好きになれない

  • 着物始末歴 六
      赤い闇
      なかぬ蛍
      錦の松
      糸の先
        付録 主な着物柄

著者プロフィール

早稲田大学教育学部(講談社文庫初期の傑作『古典落語』を編んだ興津要のゼミ)卒業。横浜在住。2007年、第2回小説NON短編時代小説賞で「寝姿指南」が最終候補になり、08年、「素見」で小説宝石新人賞を受賞。若き町医者を描いた初長編『刀圭』と、受賞作を含む短編集『ひやかし』が好評を集める。祥伝社文庫既刊に『江戸の茶碗』『酒が仇と思えども』。著書に「着物始末暦」「大江戸少女カゲキ団」シリーズ、『うき世櫛』『御徒の女』『神奈川宿 雷屋』などがある。

「2022年 『吉原と外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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