幸せのかたち 立場茶屋おりき (ハルキ文庫 い 6-32 時代小説文庫)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440059

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  • 立場茶屋おちき 22巻

    多くの死と出会いが溢れるハートフル時代小説
    現在はニ代目女将、武士の出ながら先代に認め
    られ、旅籠を支える者を家族として想い、託児
    所や縁があり蕎麦屋、そして茶屋と共に生きて
    いく場を作り上げた

    経緯があり養女にした おきち は、重圧から
    三代目拒否を宣言、双子の弟の結婚式に京都に
    いったっきり帰りたくないと以前もどらない

    先代の墓参りにいくと住職から人でが足りてい
    るかの打診、生まれた頃から尼寺に居るのだが
    庵を閉じることになり、行き場所を探している
    ・・・素性を聞けば、先代の孫にではないかと
    茶屋は大騒ぎ、張り切る番頭が迎えに行き新た
    な三代目として・・・

    これこそ佳境ってやつですね(´・ω・`)

  • 三婆の会が七海の隠居がなくなってしまい途絶えていたが、潤三の気働きで、再開。『葉桜の頃』

    亀蔵の店三文屋の入り口で、あさりをにない売りにやってきた青年が倒れてしまう。医者に見せると、白血病らしいと。
    おさわは陸郎の代わりにこの不死の病にかかった十一の看病に。『十一』

    茶屋の女中頭およねが、脳溢血で亡くなったのち、後を注いだのはおくみなのだが、おなみと折り合いが悪く、とうとうみんなの前で喧嘩になる。『幸せのかたち』

    女将になりたくないと、言い放って京都に行ったおきち。
    潤三が戻ってきてもまだ帰らない。
    そんなおり、菩提寺の住職より人を紹介されるが、実は。。
    『河鹿宿』

    世代交代の始まっているおりき。
    最終巻の手前!

  • 第二十四弾
    双子の兄の京での婚姻におきちも何かと問題を残しながら旅立ち
    不幸な子供の面倒を自分の過去と照らせ合わせながら面倒を
    そして新たに先代の孫娘が何らかの縁を持って
    着々と終巻へ?

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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