捜査組曲―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 88
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440158

感想・レビュー・書評

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  • (収録作品)カデンツァ/ラプソディー/オブリガート/セレナーデ/コーダ/リタルダンド/ダ・カーポ/シンフォニー/ディスコード/アンサンブル

  • ランティエ連載を2014年7月に角川春樹事務所刊。2016年7月ハルキ文庫化。東京湾臨海署安積班シリーズ10作目。東京湾臨海署の人々の関係と活躍を10の連作短編で描く手腕は秀逸。臨海署内の連携は、それは見事で、拍手喝采ものです。

  • 安定の面白さ。
    短編。

  • 短編集。これは良い。安積班をはじめ、臨海署のお馴染みの面々の事がわかり良かった。解説にあったが、『人を信じるという気持ちの大切さと尊さをいつも思い知らされる。』全くその通りです。

  • このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。
    とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。

  •  今野敏さんの警察小説の中でも、最も息が長いシリーズであり、連続ドラマ化もされた安積班シリーズ。本作は、その安積班シリーズの最新刊である。

     安積班シリーズは、長編も面白いが、本作のような連作短編集にこそ魅力が詰まっていると考える。1編当たりは短いが、きちんと物語があり、人間模様がある。本作では、安積班の面々の視点に加え、安積をライバル視する相楽や、鑑識の石倉など、臨海署の様々な面々の視点で描かれているのが興味深い。

     「カデンツァ」。現実にも聞く、呆れた犯罪。察知したのは…。「ラプソディー」。船上で遺体発見。警察と海保のせめぎ合いは、意外な結末に。「オブリガート」。安積班と相楽班の事案が絡み合う。素直に感謝できない相楽であった。しかし、やるべきことはやる。

     「セレナーデ」。これまた実際にありそうな話。今回のお手柄は…。「コーダ」。先入観で判断する危険性とは。これは読者への戒めでもある。「リタルダント」。忙しいときほど、ゆっくり考えろ。至言だが、なかなかできることではない。

     「ダ・カーポ」。またこのパターンかよ。紆余曲折はしたが、警察は見抜く。「シンオフォニー」。常に忙殺されている鑑識。しかも、相楽がいちゃもんを…。彼らこそ、縁の下の力持ち。「ディスコード」。上層部には上層部の苦悩がある。不協和音も悪くはないって?

     最後に「アンサンブル」。相楽班に失態が続いていた。上層部も気を揉んでいる。こんなとき、安積にできることはない。汚名返上は、自らするしかない。

     全10編のタイトルが音楽用語になっており、しかも内容とリンクしているのが芸が細かい。相楽の扱いが少々気の毒だが、味があって憎めないキャラクターだ。安積班と相楽班、臨海署を支える2つの強行犯係には、それぞれの物語がある。

  • 201607/出てくる全員がキャラ立っててしっかり物語も成り立ってて、ほんと良シリーズ。脇キャラの面々の活躍もあり、彼らを主役にした短編形式ってのもいい。そして速水は毎回いいとこもってくな~笑。

  • このシリーズには短編が似合う。これほど多くのキャラが立っている作品もなかなかない

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