群青のタンデム (ハルキ文庫)

著者 : 長岡弘樹
  • 角川春樹事務所 (2016年7月1日発売)
3.32
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  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440196

群青のタンデム (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『傍聞き』と『教場』を合わせたような連作短編集。『声色』『符丁』『伏線』『同房』『投薬』『予兆』『残心(前編・後編)』の8編を収録。

    余り多くのことは描かず、読者が自らの想像力でその隙間を埋めるといった趣きの連作短編集である。一つひとつの短編も見事なミステリーの仕掛けと意外な犯人の正体に唸らされた。そして、最終話で気付く全編に亘って仕組まれた壮大なミステリーに驚愕した。

    警察学校時代から警察官になっても競い続ける戸柏耕史と陶山史香の二人を主人公に描かれ身近な事件とミステリー。全ての短編がひとつの物語として繋がっており、全編を通した時間経過にも驚かされる。

  • 短編集ではあるが、男女2人の同期警察官について、新任巡査の頃から退職までをたどる一種の長編小説にもなっている。個々の短編はそれなりに面白く、最後のオチも衝撃的ではあったが、全体的に説明不足で、なかなか読んでいても情景が思い浮かべられないことが多かった。そもそも誰が話しているのかがわかりにくい箇所もあった。また、30年以上の年月をたどっている割には、(若手警官の頃に携帯電話があるなど)時間の経過が感じにくかった。

  • 警官の話で男女が登場という。そこに恋愛が絡むのかどうかはわからないけれど、同期として切磋琢磨する青春ドラマかと思ったら、短編ごとにどんどん年月が進み、最後には片方が署長にまで!そんな大河ドラマになっているとは思わずびっくりした。でもその意外性と、最初の事件の頃の中学生が成長している姿も見えて、面白かった。

  • 戦慄のエンディング

     動機というか理由がさっぱりわからないんだけど、このエンディングは驚きだなぁ。なぜ2人が独身なんだ?って思ってたけど、そのレベルでは無かったなぁ。

     これ、ここだけで終わっちゃうのかな。少し消化不良だぞ!

  • 警察学校同期の男女(ライバル)が遭遇する事件。
    定年退職後まで追うけど、なかなか堅固な展開。
    登場人物は全員覚えておくように、渋いっすよ。

  • 特殊な職業の人々の日常系ミステリ。
    この一冊で、拝命から引退まで完結。
    しかも、それぞれの短編が繋がる!

  • 同期の男女警官の半生を描いた、連作短編ミステリ。
    キレのある伏線回収と意外な結末、事件の顛末に準えてなんらかのイクスキューズを掲げるスタイルと、デビュー作の頃の良さを器用に貫いている。
    また、30年という長い期間を厚くない短編集で書き通すというのも珍しいが悪くなかった。
    エピローグなんかは、薄々気づいていたものの、きれいに仕上げられていて納得できた。
    3

  • 2017/8/20 Amazonより届く。

  • 成績を競い合う男女の警察官。友情でも愛情でもない二人の関係を結ぶものは何なのか。異色の警察小説。
    トリッキーな作風が特徴的な著者であるが、今回も一筋縄ではいかない。文体が硬いので、かなり読み手を選んでしまう。もう少し煮込んで柔らかくしてくれればっていつも思う。

  • 盛り上がりポイントが分からず、不完全燃焼で読了。

    お仕事小説としても、なんか物足りず。

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