所轄―警察アンソロジー (ハルキ文庫)

制作 : 日本推理作家協会 
  • 角川春樹事務所 (2016年10月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440431

作品紹介

東池袋署管内で発見された女性の白骨死体。娘が逮捕されたが…(「黄昏」)。警視庁から沖縄県警に移動した与座哲郎は、県人との対応に戸惑いもあり…(「ストレンジャー」)。佐方貞人検事は、米崎西署で逮捕した覚醒剤所持事件に疑問を持ち始め-(「恨みを刻む」)。西成署管内で、ネットに投稿されたビデオクリップのDJが病院に担ぎ込まれ…(「オレキバ」)。臨海署管内で強盗致傷事件が発生。昔の事件とリンクして-(「みぎわ」)。沖縄、大阪、東京など各所轄を舞台にした傑作警察小説アンソロジー。

所轄―警察アンソロジー (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • お馴染の、夏目刑事、佐方検事、安積警部補たちが登場する警察小説のアンソロジー5編。
    沖縄県警に出向中という与座哲郎警部(渡辺裕之著)と、浪速署生活安全課の鍋島刑事(呉勝浩著)は初顔。
    大阪の鍋島刑事は、東京の新宿署生安課の鮫島刑事を意識しているのかな?
    やはり、馴染みの刑事たちの方がすっきりと作品に入って行ける。

  • 警察小説アンソロジー。5編のいずれも2016年に文芸誌に掲載されたり、書き下ろされた作品。薬丸岳、渡辺裕之、柚月裕子、呉勝浩、今野敏の旬の作家の作品を収録。

    どの作品もバリバリの警察小説というよりは、ホッとするような温かみのある作品。

    個人的には、薬丸岳と柚月裕子の作品が好みだった。

    薬丸岳『黄昏』。夏目刑事シリーズ。アパートの一室で発見されたスーツケースに入った白骨死体。夏目刑事らしいハートウォーミングなストーリー。

    渡辺裕之『ストレンジャー 沖縄県警外国人対策課』。沖縄を舞台に沖縄県警外国人対策課の与座哲郎刑事の活躍を描く。

    柚月裕子『恨みを刻む』。佐方貞人シリーズ。単純な事件と思われた覚醒剤取締法違反事件に微かな疑念を抱いた佐方検事は…

    呉勝浩『オレキバ』。唯一の書き下ろし。大阪で起きたDJ襲撃事件の背後に渦巻くものは…

    今野敏『みぎわ』。東京湾臨海署安積班シリーズ。

  • 夏目信人、佐方貞人、安積班。
    シリーズものは入り込みやすい。
    3作とも、容疑者に対するまなざしのあたたかさだったり、部下への信頼だったりが心地よく、読後感もよい。
    「オレキバ」は、主人公の鍋島に魅力があった。
    シリーズものなら、本編も読んでみたいと思った。

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    東池袋署管内で発見された女性の白骨死体。娘が逮捕されたが…(「黄昏」)。警視庁から沖縄県警に移動した与座哲郎は、県人との対応に戸惑いもあり…(「ストレンジャー」)。佐方貞人検事は、米崎西署で逮捕した覚醒剤所持事件に疑問を持ち始め―(「恨みを刻む」)。西成署管内で、ネットに投稿されたビデオクリップのDJが病院に担ぎ込まれ…(「オレキバ」)。臨海署管内で強盗致傷事件が発生。昔の事件とリンクして―(「みぎわ」)。沖縄、大阪、東京など各所轄を舞台にした傑作警察小説アンソロジー。
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    警察署と言っても、地域によっても場所柄によってもかなり雰囲気が違うようである。そんな各地の所轄署の様子に触れられるのも興味深い。さらに、警察官の階級やら立場やら、果ては、出身や配属理由まで、さまざまなことが絡まった人間関係の面倒くささも垣間見られて興味を惹かれる。だが、犯人に向かう際の執念には、ほかとは比べられないものもあり、警察官魂の熱さも感じられる一冊である。

  • 警察の「所轄」を舞台にしたアンソロジーだ。
    刑事小説で所轄、と聞くと、警視庁などに対抗するローカルな刑事たち、を思い浮かべるけれど、やはりどこか泥臭く男臭い短編が多かった。

    どの短編も長さがほどよく、泥臭さが鼻につく前にすっと幕を引くのがいい。
    長編の刑事小説を読むにはちょっと重いな、という時によい軽さだった。

  • やっぱり、
    佐方貞人が好き!
    ほんとにそろそろ、1冊で新作を!と思う今日この頃。

    今野敏氏の「みぎわ」
    が抜群に良かった。
    上手いわぁ。読ませるわぁ。

    サクサク読める警察アンソロジー。
    函館から札幌の列車内で読了。
    寝たり読んだり、丁度いい感じ。

  • おもしろかったぞ

     アンソロジー。オープニングの薬丸岳、エンディングの今野敏作品が良かった。

  • アンソロジーは、読んだ事がない作者の作品が読めて良い。柚月裕子さんが気になり買った本です。佐方貞人シリーズを今度は読んでみよう。薬丸岳さんも気になります。今野敏さんは、安定の面白さです。

  • ランティエ2016年8、9、11月号掲載の4編と書下ろし1編を加えたアンソロジー。刑事または検察官が登場。所轄というタイトルの意味を考えましたが、あんまり無いというか、タイトルにセンスが無いです。話は面白く、楽しめました。

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