名古屋駅西 喫茶ユトリロ (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.48
  • (5)
  • (16)
  • (21)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 138
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440554

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 名古屋「賑わっていない方の口」に存在する昭和レトロな喫茶店『ユトリロ』にはユトリロの絵(伝・複製画)が飾ってある。
    東京生まれの鏡味龍(かがみ とおる)は、祖父母が経営する住居兼喫茶店「ユトリロ」の住居部分にこの春から下宿している。
    個性豊かな常連さんたちは、おおむね高齢。
    にぎやかなおしゃべりの中から、龍はたびたび「謎解き」を持ちかけられる。

    いろいろ中途半端な気もしないでもないが、ゆるく楽しめる。
    とくに、名古屋の食文化が謎に絡めて紹介されており、これは、一度まとめて食べにいかないといかん!という気になる。
    明壁麻衣先輩の個性が際立っていて、「さし色」的存在。
    オチはやられたわ~

    第一話 手羽先唐揚げと奇妙なイタズラ
    可愛いお話。
    骨は分かるが、ピンポンしなければいけない訳が謎。

    第二話 カレーうどんとおかしなアフロ
    向かい合ったそっくりなアフロの若者がカレーうどんをすする。シャツの染みまでそっくり?

    第三話 海老フライ(えびふりゃー)と弱気な泥棒
    警備員を務める常連さんが夜警で泥棒を捕まえた。
    泥棒は「あんたはえびふりゃーだ」と言う謎の言葉を残す。
    ネタにされる名古屋人の気持ち、埼玉県民としてはちょっと分かります(笑)

    第四話 寿がきやラーメンと家族の思い出
    小さな事件に絡めて、龍の事情が語られ始める。

    第五話 鬼まんじゅうと縁結びの神
    常連さんの中では珍しく(!)若い、本間さんの恋の悩み。
    こういう男、多いーーー!

    第六話 味噌おでんとユトリロが似合う店
    紳士さんの謎が解ける。
    続編あったら読みたいですが…この流れは…どちらともいえない。

  • たまりませんわ、いや、ほんと。
    当然と言えば当然なんですけど、名古屋弁も過不足なく自然で(これ実はすごいことなんですよ。名古屋弁、地元の方が書いても大袈裟になっちゃうんです)なめらかで。
    私はネイティブなごやんじゃないのでうまく使いこなせませんが、こんな風にみんな言ってるよね?というなじみのある言葉があちこちにでてきて。

    そして、出て来るお店も知ってるところも知らないところも魅力的で、出て来る名古屋めしもいますぐ食べたくなる!

    太田さんならではのひねりの効いた謎解きも楽しくて、一緒に頭を回転させながら読んでいました。
    楽しくておいしくて温かい。名古屋おいしい謎解きミステリ、はやくたくさんの方に召し上がっていただきたい!!

  • 喫茶ユトリロ。
    なんて楽しい喫茶店。
    あんなに個性的なお客ばかりのお店、実際に行くのはパスだけど(笑)
    経営者である祖父母と同居の龍くん。
    彼を経由して常連客の謎を解く謎の美女明壁さん。
    名古屋&ドラゴンズ愛が半端ない。
    最後のあれはびっくり。お相手はーーー?
    お店の将来も気にかかる。続きがあるといいのだけど。
    あとびっくりは海老フライねた。そうかー、発信者はあのお方なのか。

  • 名古屋を扱うドラマはなぜかみな「やっとかめ探偵団」になってしまうの法則。

  • 謎解きとしては短編ということもあり浅いが、ゆる〜く楽しめる。
    地元民としては、知ってる場所ばかり出てきてテンション上がった。
    スガキヤ食べたくなった!
    そのままメーテレ制作の深夜枠ドラマとかでやれそう。
    ボイメンの誰かとかSKEの誰かとかで。
    いちばん笑ったのが、ドラゴンズファンじゃなくてがっかりするけど、巨人ファンじゃないから許す、てとこ。
    ドラファンあるあるすぎる笑

  • 探したら本当に見つかりそうなお店、喫茶ユトリロ。
    個性豊かな常連客達の会話が楽しい

    喫茶ユトリロは架空だけれどそれ以外のお店は実在しているものばかりっぽいから探して行ってみたい
    読んでいたらスガキヤ食べたくなった・・
    そして鬼まんじゅうが実はローカルフードだと知って衝撃を受けている

    龍くんの恋はどんまいとしか言いようがない

  • 名古屋の人は“名古屋の話”をされるのが好き。
    そこをうまくついた作品。名古屋人にはたまらない。

    毎回必ず名古屋の料理が出てきて、実在する店舗・商品を絡めて紹介。
    そしてそれが事件のカギになっていく…という内容。

    謎解きとかミステリーとかではなく、「名古屋小説」だと感じた。

  • 飯テロすぎる

  • 1話だけ読んだ。読みやすくて面白い。でも買うほどではないかなという印象。ライトな作品。

  • オチらしい部分、オチが分からないまま。

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。90年『僕の殺人』で長編デビュー。代表作は、〈殺人〉三部作(講談社)、〈狩野俊介シリーズ〉(徳間書店)、〈新宿少年探偵団シリーズ〉(講談社)、〈霞田兄妹シリーズ〉(祥伝社)、など多数。

「2018年 『さよなら、と嘘をつく ‐‐沙之里幽譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太田忠司の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
北村 薫
米澤 穂信
宮下 奈都
米澤 穂信
恩田 陸
坂木 司
有効な右矢印 無効な右矢印

名古屋駅西 喫茶ユトリロ (ハルキ文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする