未来へ・・・(上) (ハルキ文庫 あ 22-2)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 83
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440806

感想・レビュー・書評

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  • 201705/上下まとめて。新井素子にしか書けないSF、健在。登場人物達のしゃべりかたとか文体は読む人選ぶし、共感とかはなかったけど、泣けた泣けた…。長年変わらないところと変わったところ、どれをとっても素子さんならではの魅力だな~。

  • とても悲しい過去の出来事を変えられる可能性に気付いた時、母親はどうにかして変えたいと思うみたい。たとえそれが思い込みに過ぎないかもしれなくても。
    無事に成人したもう一人の娘との共同になってしまった願いはどんな結果を見るのだろう。

  •  すごく久しぶりの新井素子。上下巻あわせて。やっぱり読みやすくて面白い。
     いまの主人公が必死で怖いけれど、菜苗のキャラがゆるいので中和してくれている。それにしても、異常な状態になってしまっているのはわかるが、昔の主人公もいまの主人公も、菜苗を見てあげて……と言いたくなる。
     途中で、このお話、終わる気がありませんと作者が言ったらしいが、たしかに勢いがすごくて、圧倒された。

  • 日本SF傑作選2017を読んで積読にあるのに気付いた

  • 過去の自分への提言からパラレルワールドへ。
    2分冊してまで枚数を稼いだが、堂々巡りに付き合わされた感じ。落とし所は、話に齟齬をきたさずよかったので、話を削ぎ落として、もう少し短くすればよかった。

  • 16年前に娘を事故で亡くした母親が、「夢」を通じて過去の世界で娘を事故から守るお話。
    新井素子さんらしい空間演出が見事に描かれていて、「あぁ、子供を亡くすとこういうこともあるんだろなぁ」って考えてしまいます。

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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