恋するハンバーグ 食堂のおばちゃん(2) (ハルキ文庫 や)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 995
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440943

作品紹介・あらすじ

ほっとする美味しさと人の温もり。下町の小さな洋食屋物語。

感想・レビュー・書評

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  • 食堂のおばちゃん シリーズ第二弾。
    前回は姑 一子と嫁 二三子の物語だったのに対して、今回は一子と 旦那さんの孝蔵の洋食屋での物語。
    おなじく美味しいものとホッコリ人情話。

    巻末には美味しそうなレシピがいっぱい。。
    ちょっと試してみたいものがたくさんあります。

    さて、第三弾も楽しみです。

    • りまのさん
      いるかさん
      りまのは、恥ずかしいです。
      変なコメントに、つきあっていただいて、申し訳無かったです。すみませんでした。
      いるかさん
      りまのは、恥ずかしいです。
      変なコメントに、つきあっていただいて、申し訳無かったです。すみませんでした。
      2021/03/14
    • いるかさん
      りまのさん

      とんでもないです。
      これからもよろしくお願いいたします。
      りまのさん

      とんでもないです。
      これからもよろしくお願いいたします。
      2021/03/14
    • りまのさん
      いるかさん
      ありがとうございます。
      こちらこそ、よろしくお願いします。
      いるかさん
      ありがとうございます。
      こちらこそ、よろしくお願いします。
      2021/03/14
  • 昭和40年代。孝蔵と一子との、下町の洋食屋さんのお話。孝蔵さんが、優しくて、男気があって、かっこよかった。一子が若かった時、松竹、東宝、大映からのスカウト合戦されるほどの美貌だったのには、驚いた。出てくる食べ物も、美味しそうで、夫婦は人情味があって、理想の洋食屋さん。とても、面白かった。

    • megmilk999さん
      どのコメントも読みやすく、読んでみたい本がたくさん見つかって、嬉しいです。フォローさせてください。よろしくお願いします。
      どのコメントも読みやすく、読んでみたい本がたくさん見つかって、嬉しいです。フォローさせてください。よろしくお願いします。
      2021/02/07
    • りまのさん
      とても嬉しいです♪ありがとうございます!!  りまの
      とても嬉しいです♪ありがとうございます!!  りまの
      2021/02/07
  • 孝蔵と一子のはじめ食堂の駆け出し時代が描かれている。まだ洋食屋の頃だ。そしてタカシも小2だ。孝蔵の人情が溢れ、一子とのコンビが調味料と同じく絶妙な匙加減だ。

    ビフテキは、一子がタカシからヒントを得た。洋食とフランス料理の違い、食事と料理の違いも、感覚でわかっても言葉で説明できなかったが、一子の気づきにハッとさせられる。様々な覚悟が交錯する。

    もんじゃといえば月島、洋食だろうか?ウルトラって、あのウルトラだと思ったら捻っていた。着地はウルトラE難度並みに美しい。ほっこりさせられた。

    グラタンのように熱い時も冷めた時も美味しい人生を送りたいものだ。
    ハンバーグ、変身?今度は仮面ライダーか?本当に強い人は威張ったり、言葉で脅したりしない。ハンバーグの変身の例えは決して下手ではなかった。

    料理の味はその人の思い出とともに記憶に残る。コンソメスープの優しさが、なんとも気持ちも温めてくれた。
    始まりがあれば別れは必ず来る。そして別れはまた、始まりでもある。新しい味を求めて人生をかけるのに、ラーメンは一点集中できる良い選択だと感じた。

    それぞれの話題が恋に焦がれ、甘酸っぱい味が伝わってきた。デザートはイチゴに練乳かけて食べたくなった。

  • 美男美女が経営する下町の洋食屋をめぐる幾つかの話。昭和30,40年代だろうか。ほのぼのしんみりな人情噺。昭和そのものの香りが漂う。ちょっと古臭いかなという感じがする。どうしてだろう、現代のせちがらさ、効率主義的なところがないからか。2016年の出版だが、どうして今、このような物語を出すのかな、とふと思う。古き良き時代をなつかしむということなのかな。はらはらする刺激はないんだよね。

  • すっかりはじめ食堂の虜になっています
    一子さんと孝蔵さんの時代に戻って、2人でお店をしていた頃のお話し

    一子さんが孝蔵さんを大好きな事
    孝蔵さんが一子さんを大切に思っている事
    夫婦の絆を感じる2巻でした。

  • 今回は一子の若かりし頃のお話。戦後とか、昭和何年とか書いてあるから「昔のことー」と思うけれど、ふとこのころの孝蔵と一子と今の自分は同世代なのでは?と気が付いた・・
    有名ホテルの副料理長が洋食屋になった経緯。一子が大好きな孝さんを支える姿に愛を感じる。実家のラーメン屋のことか、亮ちゃんの進む道が決まってよかったな。

    • yururi4525さん
      はじめまして^^ ほんと、亮ちゃんの進む道も見つかって、色々と良かったですね(*'▽')
      はじめまして^^ ほんと、亮ちゃんの進む道も見つかって、色々と良かったですね(*'▽')
      2023/02/12
    • cherry00さん
      はじめまして。コメント、ありがとうございます。
      もうこのシリーズはすべて読まれましたか?亮ちゃんのみならず、いろいろな登場人物の成長の姿が...
      はじめまして。コメント、ありがとうございます。
      もうこのシリーズはすべて読まれましたか?亮ちゃんのみならず、いろいろな登場人物の成長の姿が見られて、本当に楽しいシリーズです。
      2023/02/13
    • yururi4525さん
      こちらこそ、お返事をどうもありがとうございます。
      このシリーズは3巻到着待ちで、他のも全部、買いました。
      すっかり、魅了されてしまいまし...
      こちらこそ、お返事をどうもありがとうございます。
      このシリーズは3巻到着待ちで、他のも全部、買いました。
      すっかり、魅了されてしまいました(笑)
      2023/02/13
  • 食堂のおばちゃんシリーズ第2弾。

    第1弾は、一二三(にのまえ ふみ)と姑の一一子(にのまえ いちこ)が営 む小さな洋食屋を舞台にしたライトミステリー。

    第2弾では、一子と亡夫が小さな洋食屋を開き、周りの人々に見守れながら歩んだ日々が続かれている。
    映画「三丁目の夕日」を思わせる、懐かしい昭和の物語。
    ほっこり幸せになる。

    一子が若い恋人たちに言った言葉。
    「お二人は若いから、目標が沢山あるでしょう?全部達成できなくても、四捨五入して一つ上に上がれば、大成功ですよ」

    そうよね…
    無理しすぎず、ちょっと力を抜いていいのよね。
    それで一歩前進したら、十分!

  • 一子さんの旦那さん、孝蔵さんとのお話。ちょうど、私が生まれた昭和45年までのお話です。若い作家さんの今のお話を読むのも楽しいですが、こういう昔の状況を知ることができるお話も面白くて、とても為になりました。次回作も楽しみです☆彡

  • 食堂のおばちゃんシリーズ2冊目。
    かつて、はじめ食堂は小さいながらも評判の高い洋食屋だった。
    孝蔵と一子が営む店での、人情溢れる人間模様の短編集。
    第一話 覚悟のビフテキ・・・洋食屋とフランス料理屋の違いを
      知る孝蔵と一子。そんなとき、店では無銭飲食と倒れる客が。
    第二話 ウルトラのもんじゃ・・・はじめ食堂で働き始めた亮介の、
      抱える不安とは。一方、小学生の高の不満は事件を起こす。
    第三話 愛はグラタンのように・・・孝蔵と一子の出会いの場所が
      閉店。偶然英次が仲介されたが、その不動産会社が怪しい。
    第四話 変身!ハンバーグ・・・泥棒に入られた店での親子の諍い。
      同じ頃、世界三位に入賞した涌井は苦悩する。孝蔵の出番だ。
    第五話 さすらいのコンソメスープ・・・謎の老人、赤目が毎回
      注文するソップ(コンソメスープ)に求める心情とは。
    第六話 別れのラーメン・・・英次の結婚と独立。その新店に
      酷評が。折しも孝蔵の娘だと名乗る娘が現れる。真相は?
    <巻末>食堂のおばちゃんのワンポイントアドバイス・・・レシピ集。
    はじめ食堂が洋食屋だった時代の物語。
    昭和40年代の時代の世相と人間模様が織りなす、短編集です。
    戦争の記憶がまだ残る、高度成長期が始まる時代。
    集団就職、職人気質、世相や流行、人間模様等、当時の生活が
    顕著に表れる話が盛り込まれています。
    店の情景だけでなく、ある事件をきっかけに店で働き始めた
    亮介の成長と別れも、丁寧に描かれています。
    1巻に登場する赤目の御先祖様の話も良かった。
    彼はこのひいおじいちゃんのことは知っているのだろうか?
    また、亮介他、登場した人物が今後の話に出てくるのかも、
    楽しみにしたいです。

  • 割と早くに2に辿り着ける、うん一子おばちゃんの生い立ちにスポット当ててるんだね、高とかお馴染みの親父とか出てくるから過去に遡って面白い。亡くなった孝蔵が普通ん出てきてやっぱり面白い。メンチカツがハンバーグを揚げたものって凄くわかりやすいな、料理の情報が正確で澪つくしみたいにレシピあるしで、何も言うことがない。物語を料理名に見立てているのな。12巻出てるんだね、焦らずじっくりと付き合おうと思う。弟子の行く末とかもう出てるし、涌井料理長の若い頃っ見れるし、濃いですね

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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