ブロッケンの悪魔―南アルプス山岳救助隊K‐9 (ハルキ文庫)

著者 : 樋口明雄
  • 角川春樹事務所 (2017年7月1日発売)
3.93
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  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441056

ブロッケンの悪魔―南アルプス山岳救助隊K‐9 (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 星野夏実を中心とした南アルプス山岳救助隊員と救助犬の活躍を描いたシリーズの第3弾。
    今作の相手は、人質を盾に北岳山荘に立てこもるテロリスト集団で、スリリングでエキサイティングな一気読みの傑作。
    今回メインとなるのは、絶望的な状況の中で、心が折れることなく必死の抵抗をする、北岳山荘のスタッフ松戸颯一郎。
    そして、山岳救助隊員の沈着冷静で空手のエキスパート、神崎静奈。彼女の、テロリスト集団との息詰まる格闘対決場面には、読み手の目が縛り付けられてしまう。
    このテロリスト集団のリーダーの肉付けをしっかりとしたことで、物語に膨らみを持たせている。
    このリーダーの経験した、カンボジアや東日本大震災での出来事は小説の中だけで、こんな事件や事故が現実社会では起ってはいないと信じたいが・・・

  • 樋口明雄『ブロッケンの悪魔―南アルプス山岳救助隊K‐9』ハルキ文庫。

    シリーズ第3作。前2作は徳間文庫だったが、今回はハルキ文庫からの刊行。前2作も非常に面白い警察山岳冒険小説だったが、本作に描かれる事件はさらにスケールアップし、面白さが倍増している。

    南アルプス北岳に至る三つの林道で崩落事故が発生、一帯は陸の孤島になる。その頃、内閣危機管理センターに集まる閣僚たちの元へ自衛隊施設からVXガスが盗まれたと報告がもたらされる。北岳山荘に立て籠り、VXガスを使い、政府を脅すテロリストたちの目的は…

    テロリストに立ち向かう南アルプス山岳救助隊の星野夏実、神埼静菜らの運命は…

    樋口明雄が描く山岳小説は兎に角面白い。自然を愛するがゆえなのか山の描写から心に強く伝わって来るものがある。初期の『狼は瞑らない』『光の山脈』『男たちの十字架』も素晴らしい山岳小説であり、日本冒険小説協会大賞を受賞した『約束の地』も素晴らしいが、この作品も一連の作品に勝るとも劣らない傑作である。

  • シリーズ続編があるようで、うれしい。

  • シリーズ第4弾。
    今作は元自衛隊員のテロリストが北岳に籠城するストーリーで、いつもの山岳救助隊の本来の活躍が描かれておらず、残念だけど、シリーズの中で一番面白くなかった。
    テロリストとの緊迫したやり取りの描写がつまらない訳ではないのだけど、やはり山岳救助隊は山を愛して、山と山を愛する人を守る人たちなので、変に脚色した話より、地味だけど、優しい山岳救助隊と犬たちの話をこのシリーズでは読みたい。

  • 2017/9/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。

  • 南アルプス北岳に至る三つの林道で崩落事故が発生、一帯は陸の孤島になった。その頃、内閣危機管理センターに集まる閣僚たちの元へ、自衛隊施設からVXガスが盗まれたと報告がもたらされ、やがて北岳山荘に立てこもるテロリストからの要求が届いた!大型台風の到来で警察も自衛隊も接近不能。しかしそこには三頭の救助犬と山岳救助隊がいた―。

    著者の作品を読むのは「狼は瞑らない」以来だと思う。十数年ぶり。設定からするとあの「ホワイトアウト」並みに盛り上がるかなと思ったが、そこまでには至らず。犬好きの方にはうれしいのでは。未読の「天空の犬」も読んでみよう。

  • K-9シリーズ3作目
    舞台はもちろん南アルプスの北岳

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