ころころ手鞠ずし―居酒屋ぜんや (時代小説文庫)

著者 : 坂井希久子
  • 角川春樹事務所 (2017年9月1日発売)
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  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441070

ころころ手鞠ずし―居酒屋ぜんや (時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 居酒屋ぜんやシリーズ、第3弾。
    以前、ぜんやに押し入った駄染め屋の消息を追う只次郎。
    大川に心中死体が上がったり、只次郎が賭場に潜入調査に入ったり、なかなかのサスペンスである。
    その分、ご飯が美味しく感じられないこともあって、残念。

    その中にあって、升川屋のお志乃のエピソードは、お妙の料理が人を幸せにするという、この作品の要が描かれていて、ホッとしました。
    男ってのはまったく、しょうがない‼︎
    という、鼻息も吹きましたが。

    町人と打ち解け、むしろ町人になりたいとさえ思う只次郎と、侍の矜持をどうやっても守り抜きたい旧友とのすれ違いは、少し切ない。

    頼りになる義姉のお勝さん、個性豊かな長屋の住人達、そして菱屋のご隠居をはじめとする常連さんたちを見ていると、本当に江戸の町人文化っていいなあ〜と思えてくる。

    いちばん美味しそうだったのは、雑炊です。
    やはり、平らかな気持ちで食べるものは美味しい。

    しかし、お妙の周辺には新たな謎が生まれたようです。

  • 真心込めた料理は人の心を温かくする。居酒屋「ぜんや」の女将・お妙と馴染み客の人々の春夏秋冬を描く人情時代小説シリーズ第三巻。
    どうやらお妙の過去には暗い闇があるようだ。遂に登場人物の一人が殺されるという展開に。只次郎の「うう~ん、うまぁい」を楽しみにするだけにはいかなくなった。

  • 居酒屋ぜんやシリーズ第3段。
    このシリーズ、第1段を読んだ時点ではまったりしたお話なのかと思いきや、行方知れずの又三辺りから話はドンドンきな臭くなり…。え、こんなお話なの?と正直びっくりしている。お妙は一体何に巻き込まれていて、そしてこれからどうなっていくのか、読んでいてハラハラする。只次郎、頑張れ!
    そんな展開でも居酒屋に馴染みが集うとやっぱりほっこりするし、お志乃の話は読んでいて暖かい気持ちになれた。こういった人情味のあるお話がこれからもたくさん読めるといいな。

  • 居酒屋ぜんやシリーズ3巻目。
    シリーズ全体にまたがる大きな謎は少し動いたが、まだぼんやり。
    升川屋さんの話の方がおもしろく感じてしまう。

    収録作品:大嵐 賽の目 紅葉の手 蒸し蕎麦 煤払い

  • ご飯も美味しそうだけど、それよりもそれぞれの心の機微に惹かれます。
    嫁姑問題はなんとかなりそうで良かったけど、お妙さんの周りのきな臭さはまだまだ解決しないだろうし、亡夫は何か見たのか知ってしまったのか気になる。

  • 2018.02.09.読了

    居酒屋ぜんやシリーズ 第3弾

    久しぶりだったので、全く設定を忘れていました。
    登場人物紹介 のお陰で、思い出しました。

    「ぜんや」さんは「つるや」さんと並んで、
    是非行ってみたいお店です。
    最後に只次郎がお妙に作ってもらっていた
    寄せ鍋 + 雑炊
    本当に美味しそう。

    只次郎はお妙に
    長年の、茶飲み友達
    と言われて、本当はどんな気持ちなのでしょう。
    嬉しいけど、
    とっても悲しいだろうなぁ

    そして、お妙の夫は事故死ではなかったのかも
    佐々木が絡んでいそうな塩梅になってきましたね。

    次も楽しみです。

  • ひとまず事件は解決?

    お妙の亡夫の死因にはまだ何か隠されていそうだし、それに只次郎の父の上役が一枚噛んでいそうではある。

    手鞠ずしや寄せ鍋が食べたいなぁ。
    相変わらず、お菜の描写が美味しそうで!

  • シリーズ3作目、読みやすいなかに味がある。謎もまだ解けておらず、次回作に期待。

  • 1977年生まれ、坂井希久子さん「ころころ手鞠ずし」居酒屋ぜんやシリーズ№3、2017.9発行です。「居酒屋ぜんや」を営む夫と死別した美人女将のお妙27歳と旗本次男坊で鶯の飼育をしている林只次郎21歳、お互い意識しながら、それゆえにか率直な物言いができなくて・・・。大嵐、賽の目、紅葉の手、蒸し蕎麦、煤払いの5話。最終5話でやっと二人のあたたかい世界が出現します(^-^) なお、死んだ夫の姉、お妙の義姉、お勝の存在がこの物語を引き締めています。

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