菊のきせ綿 江戸菓子舗照月堂2 (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 105
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441414

作品紹介・あらすじ

江戸駒込の菓子舗照月堂で女中として働きながら、菓子職人を目指す少女・瀬尾なつめ。自分よりも後に店に入ったお調子者の安吉が、主・久兵衛のもと職人見習いを始めたことに焦りを感じつつ、菓子への想いは日々深まるばかりだ。そんな折、照月堂に立て続けで珍しい客が現れる。なつめを訪ねてきた江戸市中でも高名な歌人。そして、上野にある大きな菓子店氷川屋の主とその娘である。それぞれの客により、店には驚きと難題がもたらされて-大好評シリーズ、第二巻。

感想・レビュー・書評

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  • なつめの身分がひょんなことからわかり、久兵衛はワタワタ。

    そして、新しく店に入った安吉は、自分にとっての都合の良いことしか、耳に入らないお調子もの。

    なつめちゃんがイラッとするのはわかるわぁ。

    そして、その安吉が原因で始まる氷川屋との菓子競争。

    安吉の生い立ちは哀れだけど、無責任なのは事実だし、私もこういう人物は苦手です。

    生きていく事は嫌なこととの付き合いだしね。

    今後の展開に期待です。

  • 今回は氷川屋からやってきた安吉のおかげでてんやわんやになる話。
    照月堂が店をたたまなきゃいけなくなりそうになる。

    でも確かな腕の久兵衛のおかげで事無きを得る。
    「菊のきせ綿」という生菓子どんなものか見てみたい。

  • ようやく照月堂で働くことになったなつめ。ただ菓子職人としてではなく、主人の2人の息子の子守としてだが。それでも菓子作りの近くにいられるのは幸せだった。
    主人の菓子作りの技やその気概を見てなつめはますます菓子職人になりたいという思いを強くする。そんな時ライバルである氷川屋と菓子対決をすることにより、なつめはその手伝いをする。対決の結果はどうなるのか…。
    なつめの成長がみられ、続篇が楽しみ。

  • 2020.09.15

  • 2巻では安吉をお調子者だが放っておけない憎めない人物に人格を軌道修正。それでも自分にはなつめが厨房に入るためだけの都合のよい登場人物にしか感じられませんでした。
    なつめが厨房に入らなければ話にならないので安吉はいい話風に京に厄介払いされました。
    読者に退場が惜しまれない登場人物造形で気の毒でした。
    何はともあれなつめが厨房に入ることになったので続きを読んでみようとは思います。



    1巻でも薄々感じてはいましたが「みをつくし料理帖」ぽさが2巻になって際立ってきました。
    主人公は幼少の頃に両親を亡くす。親代わりが教養高い心優しい女性。行方不明の兄がいる。ついにはお菓子対決……。
    幼馴染の吉原に売られた女の子は登場しないの?とつい思ってしまいました。
    シリーズ開始当時「みをつくし料理帖」のような作品をという依頼だったのでしょうか。

  • 照月堂でまずは除虫として働きはじめたなつめ。
    そこへ氷川屋を追い出された調子者の安吉が現れる。

    職人見習いを始めるが、、、それが氷川屋の目に触れることとなり。。。
    実はだんだんと評判がたたくなる照月堂を氷川屋も見逃せなくなったのだった。そこで安吉の件を持ちだし難癖をつける。

    お菓子比べで決着をつけることとなった。新しい菓子のアイディアや名前をつけて、着実に実績を上げてきたなつめ。
    初めて菓子作りの現場に下働きとして参加を許される。

    さてどうなるか?

    頭の硬い親方もなつめの人となりを知るに従い、再認識。

  • 菓子屋の照月堂で子守として働いているなつめは、いつか菓子職人になりたいと思っている。菓子作りに少しずつ関わるようになったなつめだが……。了然尼さまがめちゃくゃ美しいイメージでできております。これはもう、息子とくっつくしか……とおもったんだけど、ちがうかしら……。

  • 201801/安吉やなつめにイラッとするとこもあるんだけど、気になるのでまた次巻も読んでしまうんだろうな。。

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第四回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。短篇「虚空の花」で第十二回九州さが大衆文学賞佳作受賞。主な著作に『蒼龍の星』、第一回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞した『青山に在り』、シリーズに「更紗屋おりん雛形帖」「江戸菓子舗照月堂」「絵草紙屋万葉堂」「万葉集歌解き譚」などがある。

「2021年 『蛇含草 小烏神社奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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