愛は味噌汁 食堂のおばちゃん(3) (ハルキ文庫)

著者 : 山口恵以子
  • 角川春樹事務所 (2018年1月11日発売)
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  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441438

作品紹介・あらすじ

オムレツ、エビフライ、豚汁、ぶり大根、麻婆ナス、鯛茶漬け、ゴーヤチャンプル-…昼は定食屋で夜は居酒屋。姑の一子と嫁の二三が仲良く営んでおり、そこにアルバイトの万里が加わってはや二年。美味しくて財布にも優しい佃の「はじめ食堂」は常連客の笑い声が絶えない。新しいお客さんがカラオケバトルで優勝したり、常連客の後藤に騒動が持ち上がったり、一子たちがはとバスの夜の観光ツアーに出かけたり-「はじめ食堂」は、賑やかで温かくお客さんたちを迎えてくれる。文庫オリジナル。

愛は味噌汁 食堂のおばちゃん(3) (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『食堂のおばちゃん』シリーズ第3弾。
    一作目にとても気になっていた、アルバイトの万里くんが、バイト2年目でメキメキと料理の腕を上げ、「はじめ食堂」の大きな戦力になると共に、若い感覚で新作メニューを開発しては好評を博している。
    読者のおばちゃん(私)としても嬉しい限りだが、やっぱり…
    ほら、慣れてきた頃が危ないというか。
    そのあたりのお話の運びが絶妙である。
    スマホ犯罪、性同一性障害の問題など、ネタも充実。

    常連さんたちの会話もとても自然で、自分もお店にいて小耳にはさんでいる気分になる。
    おいしい食べ物と、エピソードのどちらもが主役になっていて、不満が見つからない。
    今回も美味しゅうございました。

    第一話 歌と麻婆ナス
    お店に来てくれた、常連さん候補の女性が、カラオケバトル番組で好成績!
    大きな話題となるが、のどのために好きな食べ物も我慢して、家庭も犠牲にしてカラオケの点数を上げるためにのめり込む。それって…

    第二話 寂しいスープ春雨
    常連さんの山手と後藤。
    山手は多彩な趣味のリア充おじさん、後藤は元警察官で一人暮らし、出無精のいわゆる寂しい独居老人だ。
    山手は何とかして後藤の興味を外に向けさせようとする。
    後藤の携帯が壊れ、山手はスマホを勧めて購入させるに至るが…

    第三話 愛は味噌汁
    山手と後藤が通うダンス教室の中条先生と、万里の元同級生の意外な縁。
    育ててくれた恩と、期待に報いられなかったお互いの気持ちの行き違い、忘れられないおばあちゃんの味噌汁の味。

    第四話 辛子レンコン危機一髪
    私も覚えてる!辛子レンコン食中毒事件!
    メニューに辛子レンコンを出したばかりに事件に巻き込まれるはじめ食堂。

    第五話 モツ煮込みよ、大志を抱け
    『居酒屋天国』という人気テレビ番組から取材のオファーが来る。
    料理にやりがいを感じ始めた万里は舞い上がってしまい、同じ番組で放送される予定の他店を意識しまくり。
    彼を落ち着かせ、はじめ食堂を正しい軌道に乗せんとする一子の案とは?

    第二巻は、はじめ食堂の創業当時のお話だった。
    先に読んでおくと、第五話が分かりやすいけれど、後から読んで、ああそうだったのかと納得するのも捨てがたい。

  • どんどん良くなる気がする。
    今回の話は特に身につまされる話が多かったし。
    はじめ食堂は 食べる栄養だけでなく ココロの栄養も取れる そんな店。
    他の誰かが ほんの少し気持ちをわかってくれたり そっと応援してくれたり それだけで人って元気になれるし 強くなれるんだよなぁ。
    早くも次回作が楽しみ。

  • 下町のはじめ食堂を切り盛りする姑の一一子と二三。銀座の老舗クラブのチーママ野田梓の紹介でお店にきたクリーニングの店員浜崎がTVのカラオケバトルにー【歌と麻婆ナス】他4篇

    ◆夢を追いかけるあまり、の浜崎さん。
    老いても多趣味の山手さんがお節介を焼く独り身の後藤さんの巻き込まれた事件。
    はとバスツアーで会ったニューハーフ・メイちゃんの過去と願い。後味悪い食中毒騒ぎ。
    TV取材前の壮行会。

    「間違ったのは神様なんです」っていう一子さんの理解、みんなのメイちゃんへの思いに泣けてしまった(´;ω;`)

    メイちゃんにすごい理解あるなと思ったけど、そういえばムッシュ涌井はそういう人だったんだっけ。今回もムッシュの孝蔵さんに報いるはじめ食堂への愛情ある壮行会に感激。万里くんの、前のめりに空回りしたのもはじめ食堂への愛情ゆえだけど、やっぱり「孝蔵の味は孝蔵一代だからね。もし洋食屋を続けていたら、孝蔵の料理を覚えているお客さんに『はじめ食堂は味が落ちた』と思われる。それがいやだったの」て一子さんの愛情が1番(⊃-^)ホロリン

  • 今回も美味しそうな料理がいっぱいで、心温まる話しで文句なし!

    このシリーズ読むとお料理頑張ろう!って気になる(笑)

    ご飯作る気力がないなぁって時に読み返してみようかな(笑)

    2018.3.15 読了

  • はじめ食堂のご飯はどれも体だけでなく心の栄養になる。
    色んな問題を抱えた人も、救われていく。
    後藤さんの件は、そうじゃないかと心配していた通りになって残念。
    新登場の皐がすごく好き。
    食中毒騒動の時の行動はさすが。
    はじめ食堂のその後もぜひ読みたい。続編が待ち遠しい。

  • 食堂のおばちゃんシリーズ第3段!
    今までハードカバーで出ていたのに、文庫で新刊出すようになったのね。お求めやすくなって(値段も置き場も)ありがたい。
    バイトとして加わった万里が立派な戦力となり、そしてアイデアマンともなり、より新しい風がはじめ食堂に吹いていた。
    お客さんやお店で色んな事件出来事が起きるけど、一子さんのどっしり構えた貫禄のお陰で安心して読んでいられる。本当に素敵な人。
    それにしてもこれを読むと、はじめ食堂に通うお客さんたちが本気で羨ましい! 案外ど定番な家庭料理って家でちゃんと作らない人って多いと思う。私もそう。だからこそ、はじめ食堂に通いたいと思うし、栄養をバランスよく摂りたい。お母さんの手料理が恋しくなるなぁ。
    これからもシリーズものとして続いていくだろうから、新作を楽しみに待ちます。

  • 2巻に続けて3巻を読んだので、最終章で涌井さんが登場したのがうれしかった。軽く触れるだけでもいいので、2巻で登場した孝蔵さんの弟子たちのその後を知りたかった。カラオケバトル、私は見ませんが、一時あちこちでやってましたね。高齢化社会、独居老人詐欺被害は人ごとじゃないですね。皐は万里と再会してはじめ食堂の人たちと出会えて幸せだ!勘違い男は痛いな・・・、開き直った女は怖い。それぞれのお店に求めるものは違う、はじめ食堂に求められているのは家庭的な温かさ、それに気が付けてよかった。

  • どれもおいしいそう~作ることができるのは作ってみたい!

  • 相変わらず、美味しそう。
    晩酌遣いしたい。

  • レシピの解説がわかりやすい

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