あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • レビュー :77
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441476

作品紹介・あらすじ

大坂天満の呉服商、五鈴屋の六代目店主の女房となった主人公、幸。三兄弟に嫁す、という数奇な運命を受け容れた彼女に、お家さんの富久は五鈴屋の将来を託して息を引き取った。「女名前禁止」の掟のある大坂で、幸は、夫・智蔵の理解のもと、奉公人らと心をひとつにして商いを広げていく。だが、そんな幸たちの前に新たな試練が待ち受けていた。果たして幸は、そして五鈴屋は、あきない戦国時代を勝ち進んでいくことができるのか。話題沸騰の大人気シリーズ待望の第五弾!

感想・レビュー・書評

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  • 半年間待ち望んでいたシリーズの第五巻。
    半年の空白をものともせず、たちまち『あきない世傳』の世界に没入。
    理解のある夫とともに、いよいよ商いにまい進する幸。
    順風満帆と思いきや、またも新たな試練。そして、悲願の江戸出店はどうなるのか。
    さらに、最終頁にきての一行の意味するところは・・・
    続きが気になる。
    ところが治兵衛の話だと、「みをつくし料理帖」の特別巻のため、少し間が空いてしまうらしい。
    そちらも楽しみだが、このシリーズなるべく早い再開を。

  • 読み終えてしまいました… 

    シリーズ第4弾で天満組呉服仲間である桔梗屋の窮地を救うため、桔梗屋買取に名乗りを上げた五鈴屋。
    その額は銀二十貫。
    金にすれば、およそ三百三十三両。
    どうなる、五鈴屋!
    どうなる、幸!

    と、わくわくしながら待ちに待った第五弾。
    無事、桔梗屋を買い取ることができ、桔梗屋と従業員を窮地から救った五鈴屋。
    幸の商才で五鈴屋は成長を続ける。
    そんな時、待望の幸の妊娠。
    と、ここまでは「あぁ、良かった!良かった!」と読んでいたのだけれど…
    ラストは…
    胸が詰まって、涙がじわり…

    あぁ…、続編まで半年も待たねばならないかと思うと…
    寂しすぎる…
    そして、そして…
    続きが気になる!
    いつも続きが気になるけれど、今回ほど気になることはなかった~!!
    それぐらい衝撃的なラストで…
    今から第六弾が待ち遠しい!

    高田郁さんの本と出合ったのは2013年のこと。
    親友が「『みをつくし料理帖』はほんまにええから~!読んでみて~!」と勧めてくれたのがきっかけでした。

    最初に読んだのは『花散らしの雨』
    みをつくし料理帖シリーズ第2弾でした。
    古本屋さんで手に入ったのが、第2弾だったので(笑)
    それがものすごく良くて!
    すぐに紀伊国屋さんで第1弾の『八朔の雪』を購入。
    それ以来、高田郁さんの熱烈なファンです!

    好きな作家さんはたくさんいるけれど、高田さんは特別!
    何が特別かというと、高田さんの本は新刊で買う!と決めていること。
    高田さんへのささやかな応援です(笑)

    • hongoh-遊民さん
      そうです!気に入った作家さんの本は、新刊を買ってあげましょう。作家さんは、印税で生活をたてている、と今野敏が書いていました。
      2018/04/01
  • 高田郁『あきない世傳 金と銀(五) 転流篇』ハルキ文庫。

    シリーズ第5作。書き下ろし。まるでNHKの大河ドラマのようなストーリー。『女名前禁止』という掟のある江戸時代中期の大坂で、主人公の幸は五鈴屋の三兄弟に嫁ぐという数奇な運命に翻弄されながらも商いの道をひたすら突き進む。幸が味わう新たな試練と、大坂商人としての壮大な夢への挑戦。爽快で、感動的な物語が展開する。

    『みをつくし料理帖』同様、目が離せない展開になってきたのだが、『みをつくし料理帖 特別編』刊行のため、次巻の刊行まで少し間が空くという。

  • そんな、あんまりだす。
    またこんな気になる終わり方して、髙田先生もいけずなお人…。
    しかも続きまで更に間が空くなんて…。

    一冊の中で悲喜交々、読み手の心を自在に操ることが本当に巧い。
    特に今回の幸の不運は読んでいて本当に辛い…。
    もう一歩、今一歩、前へ進みたい。
    どんな苦境に立たされようとも、常に前を見て知恵を絞る幸と五鈴屋の仲間には今回もワクワクさせてもらった。
    普段は全く縁のない着物を着てみたくなる。

    物語の中で何度も出てくる「縁と月日」の言葉通り、髙田先生の執筆の都合で間が空くのは仕方おまへん。あとは焦らず、次回第六弾をじりじりしながら待つことにしまひょ。

  • シリーズ5巻もとても面白くてあっという間に読み終わってしまいました。
    今回も波瀾万丈でありました…幸がやっと幸せになれるかな、と思いきや、辛い展開でした。
    智ぼんさんがとても良い旦那さんだな、とこれまでの旦那さんと比べていましたが、良い人過ぎてこのままでは終わらないだろうなと思っていたらのラストに、ここで終わるなんて!と直ぐ様続きを読みたくなります。
    新しく五鈴屋に加わった幸の妹の結も良いです。
    お店がひとつになって進む、というのはとてもいいなぁ。読み終わって、表紙の五鈴帯がじんわりと心にしみました。
    人の幸せを考えて、人生を切り開く。良い物語です。
    次はみをつくし料理帖の番外編が先に出るみたいですが、みをつくし料理帖もあきない世傳も待ち遠しいです…

  • 身をつくし料理帖 ほどじゃないけど、でも、なにかわからないけど、
    これもこれで好きだわ。
    金銀は町人の氏家系なるぞかし。

  • 真澄屋の卑劣なやり口から桔梗屋を守るため、買い上げに名乗りを上げた幸。
    しかし。桔梗屋の奉公人たちは格下の五鈴屋に吸収されたことに不満と不安を覚えており、なかなか進むべき道が定まらない。幸と六代目徳兵衛となった智蔵は道をひとつにすべく、思案を重ねていく。

    幸の行く道は相変わらず、波乱万丈です。
    だけど、今回は智ぼんさんが幸のそばにいてくれるので、茨の道という感じではなく、心穏やかに読み通せました。
    ……が。最後にはまた波乱の予感。治兵衛に戦国武将と例えられた幸の人生、まだまだ順風満帆とは行かない様子です。
    そして、「え!」という終わり方なのに、次巻は『みをつくし料理帖』特別巻のためにいつものように半年後ではないとのこと。
    『みをつくし料理帖』も嬉しいけど、続きも気になる〜!という複雑な心境です。

  • 確かに。
    そんな予感をさせながら「ここでですか~~~」

    智蔵とだんだんと夫婦になっていく姿が、とても温かく感じました。

    商いについては、ちょっと出来過ぎな感もありますが、あっというまに読了。

  • 正に商い中心になってきた。盛り沢山だけど特に結と賢吉が台頭してきてて心躍る。「女名前禁止」の鎖が外されてしまったら、幸が最強に見える。相応の不幸で均衡を取らなくっちゃあなるめぇ。

  • 今回も面白かった!
    哀しい事もあったけど、商売では幸のアイデアが当たり順調。智蔵は優しいし妹の結も一緒に住めて、よい奉公人に恵まれ、いよいよ次の舞台は江戸か…と思っていたら、この終わり方‼︎もう幸に辛い思いはして欲しくないのに。

    「みをつくし料理帖」の様に商売がうまくいくと、必ず真似をする者が出てくる。でも幸はそんな事を気にせず、常に先を見ている。本当にたくましい。
    悪い事、起きませんように。

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