キッチン風見鶏 (ハルキ文庫)

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  • 角川春樹事務所 (2018年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784758441681

感想・レビュー・書評

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  • 綺麗な色彩で始まる プロローグ!
    初夏の風を感じながら 木陰のベンチに
    座り 若葉の葉擦れの音が降ってくる。

    この景色の描写が 凄く綺麗で 
    優しい気持ちで読み進めていきました。


    坂田翔平さんは 幼い頃から 孤独を感じていて
    山梨の田舎の 両親に罪悪感を覚えながらも
    レストラン キッチン風見鶏で働いています。

    翔平さんの夢は 漫画家 です!
    必死に描いた作品が 有名漫画誌の新人賞から
    落選してしまい 心が折れそうに、、、、
    自分を理解してくれる人がいないと
    孤独を感じています。
    そんな中 公園のブランコに揺られながら
    もう少しすれば 自分の理解者がやってくる予感が
    する 不思議な夢をみます。


    鳥居絵里さんは キッチン風見鶏のオーナーです。
    お客さんを プロファイリングして 一番良いと感じる
    料理を提供していて 何時も喜ばれています。

    絵里さんは お母さんの病気や治療の事で悩む日々を
    送っていて 翔平さん達に相談しながらも
    気持ちは変えられない寂しさを感じていました。


    手島洋一さんは 8歳の息子さん 歩くんの
    お父さんです。
    妹夫婦が 事故で亡くなってしまい 残された
    歩くんを 育てていますが 未來の事や
    お互いの事を 思い遣る気持ちは愛情が溢れていて
    凄く応援する気持ちで読み進めていました。

    洋一さんは 絵里さんの事も大切に想っていて
    歩くんとの 生活や気持ちのバランスをの変化を
    心配して 悩む日々を過ごしています。


    宮久保寿々さんは 人気の占い師です!
    寿々さんも 翔平さんと同じ事が理由で
    幼い頃から 孤独を抱えて 両親とは離れて
    この街で 懸命に生活しています。

    凄く当たる 占いには 秘密があるのですが、、、

    美味しい物を食べて 自分で味を再現する趣味があり
    人気のお店! キッチン風見鶏を予約します。
    予約の電話の声に 感じた事の無い違和感を覚える
    寿々さんと翔平さん 必然の奇跡の始まりです!



    鳥居祐子さんは 絵里さんのお母さんです。

    余命は あと1年という 医師の見解。

    辛い治療に耐えての懸命な姿に涙が溢れましたが
    祐子さんの決断を 応援しての時間でした。

    祐子さんの

    わたしの人生のきらめきに気づけたはずだし、

    この世界に自分が

    在るだけで幸せ

    という本質的な喜びをしっかりと味わえた


    この想いが 深く胸に響いて 涙が溢れながらも
    強くて 優しい色に包まれていました。



    漫新人賞 落選で漫画から離れていた翔平さん、
    ある日 人気の占い師の所へ、、、

    その占い師が 寿々さんで 話してみると
    沢山の共通点がある事を知ります!

    寿々さんと翔平さんは お互いに気になる存在に、、

    ある日 フェリーで海を渡り ドライブデートで   あの公園に向かいます。
    お互いの 思いや秘密を語りながらの楽しい時間!
    周囲に理解されない哀しい経験も沢山ありましたが
    共感し合える事の嬉しそうな2人をみて
    私も凄く微笑ましい気持ちをもらえました。



    約束のカレーでは 文太さんの 

    成、仏、大、作、戦  と思っていたら、、、!

    でも 勉さんも カレーを食べられたし
    文太さも 食べてもらう事が出来て
    大、大、大成功ですね!  良かったです!



    絵里さんとお母さんが 久しぶりに一緒に
    寝る時に 語りあった2人の言葉は
    私も同じように 想いを重ねながら
    沢山の愛情を感じる時間でした。



    エピローグは 翔平さん 寿々さん
    絵里さん 洋一さん 歩くん
    そしてきっと祐子さんも!

    幸せを 沢山集めて 

    きらきら眼鏡を みんなかけているような

    優しさや思い遣りに溢れたものでした!

    沢山の素敵な言葉をもらえたし

    キッチン風見鶏

    最高の読後感でした!






    キャラメルチョコチップ 食べたいです‼️













  • 2024.1.23 読了 ☆9.2/10.0



    物語の舞台は、異国情緒漂う港町にあるレトロな雰囲気のレストラン「キッチン風見鶏」。
    そこでウェイターとして働きながら、漫画家としてのデビューを目指す24歳の坂田翔平が主人公。
    そしてそこのオーナーシェフの絵里さん、32歳。
    主な他の登場人物には、絵里さんのことが好きなお客さんの手島さんと彼の亡き妹夫婦の子どもで養子の歩。
    占い師で、やはりお客の寿々。
    絵里さんのお母さんで、癌で延命治療を止めて余命の短い祐子さん。


    そしてユニークなのが、絵里さんは人を観察し、プロファイルする達人。
    そして、翔平と寿々の二人は、なんと人の守護霊が見えるという特殊能力がありました…。
    キッチン風見鶏で繰り広げられるハートフルな人情溢れるお話だと思ったら、その要素満載プラス守護霊が見える登場人物が活躍するのという何ともユニークな内容で、それが物語にすごくいい味と深みをもたらしてくれています。


    絵里さんと手島さん、翔平と寿々の恋の行方もよかったです。


    そして、漫画家を目指していた翔平の夢を叶えたのは、歩だったことが終盤で明かされるのですが、その展開が嬉しくもあり以外でもあり、すごくグッときます。

    時を経て歩は、翔平を師匠と呼ぶほど漫画を描くことに傾倒しており、翔平が応募して落選した漫画の原案にさらに磨きをかけたのです。そして、アレンジを加えて応募した結果……プロローグのあの場面に繋がるのです。本書のダブルの味わいに心躍りました。


    文太さんと勉さんの、“キッチン風見鶏”に込めた想い(P336〜)と、そこで働く上記の人たちに受け継がれた想いの
    結晶。時代を超えたつながりと、血のつながりを超えた愛情溢れる家族のカタチ。


    そんな、2つのつながりに胸打たれました。




    〜〜〜〜〜心に響いた言葉〜〜〜〜〜




    “自分の人生は、自分が創る”



    “人生に『正解』なんてないんだよ。自分で選んだ道を自分の努力で『正解』にするだけ”



    “人生に行き詰まったら、まず環境を変えてみる”



    “命がここに、在る。それだけですでに尊い。
    あなたがそこに、居る。それだけで、わたしは幸せ”



    “自分の心に嘘をつかずに人生を創っていくこと”



    “人生はあっという間。自分の好きなこととか、良かれと思うこと以外のことなんてやっている暇はない”



    “人が生きていれば、辛いことや悲しいことなんていくらでも起こる。でも、そういう出来事の裏側をよく見てみると、必ずどこかに素敵なプレゼントが隠されていることに気づくものだ”




    “人生にマイナスと思われる出来事が降りかかって来たなら、心のなかで「だからこそ」という魔法の言葉を発してみること。
    そうすれば、自然とその先の未来がプラスに開けてくるからね”


    “同じ出来事を経験したとしても、それをどう捉えるかという見方ひとつで人生は如何様にも変えられるというわけだ。
    マイナスをころりとプラスに変えてくれる「だからこそ」という魔法の言葉”

  • 「森沢カフェ」を読んだので、森沢明夫作品をセレクト

    森沢明夫さんの本は、とても心が温かくなるストーリーです
    1人で辛い時でも、本当に信頼できる人が近くにいれば、乗り越えられる!と言うメッセージを感じました

    「だからこそ」の使い方も森沢カフェに書いてあったけど、真似したいと思う

    幽霊とかも出てくるけど、全然怖くなくて
    前向きになろうとエールをもらえる本でした!

  • 異国情緒漂う港町にあるレトロな雰囲気のレストラン「キッチン風見鶏」。
    そこで、ウェイターとして働きながら、漫画家を目指す24歳の坂田翔平。
    そしてオーナーシェフの絵里さん、32歳。
    絵里さんのことを好きなお客さんの手島さんと亡き妹の子どもで養子の歩。
    占い師で、やはりお客の寿々。
    絵里さんのお母さんで、癌で延命治療を止めて余命の短い祐子さん。

    絵里さんは人をプロファイルする達人。
    そして、翔平と寿々の二人は、なんと人の守護霊が見えるという特殊能力がありました…。
    普通のお話だと思ったら、守護霊が見える登場人物が活躍するのが何ともユニークでした。

    絵里さんと手島さん。
    翔平と寿々の恋の行方もよかったです。
    それぞれの夢も、進路変更もありましたが、いい方向へ進みました。

    森沢作品の『きらきら眼鏡』に出てくる、大滝あかねさんの登場もサプライズでした。

    森沢語録
    「自分の人生は、自分が創る」
    「人生に『正解』はない。自分で選んだ道を自分の努力で『正解』にするだけ」
    「人生に行き詰まったら、まず環境を変えてみる」
    「自分の心に嘘をつかずに人生を創っていくこと」
    「人生はあっという間。自分の好きなこととか、良かれと思うこと以外のことなんてやっている暇はない」

    今回の、森沢語録(と私が勝手に名付けて毎回まとめているものですが)は、特に響きました。

  • 図書館の「モ」の棚の前。
    目的の森沢さん作品を借りるぞ〜と意気揚々と行ったのに、何故かこの本が一冊だけ。
    ...え?なんかあった?私と同じように森沢さん作品にはまっている方が...???

    まあ、読んでみよう。大丈夫だ、きっと面白い。
    しかし、急に「守護霊」とか「地縛霊」とか出てくる。この界隈は苦手だよ〜タイトルからそれは予想しなかったよ〜(^-^;

    なるべく夜読まないようにして(笑)、でもさすがは森沢さん、最後はやっぱりほっこりです。そして色々最後に繋がって納得〜です。

    いや〜ご先祖様(この場合は守護霊地縛霊様)の歴史があって、守られて今の私達の命や生活があるんだよなあ。

    ...って今レビュー書いてて気づきましたが、今週はお彼岸ではないですか!!ああ、やっぱり本との出逢い、恐るべし。日々色々なことに感謝です。そして明日もいい日になりますように。あら、ご先祖様にお願いしてる感じに...(笑)

    • へぶたんさん
      四季子さん、こんにちは♪
      最近森沢さんワールドにハマってます(^^)

      本って呼ばれるんですよねー。それとも自分の潜在意識が文字化してばーん...
      四季子さん、こんにちは♪
      最近森沢さんワールドにハマってます(^^)

      本って呼ばれるんですよねー。それとも自分の潜在意識が文字化してばーん!って目の前に現れて目が合っちゃうんでしょうかねぇ。図書館で本棚の前を歩くのが面白いです(^^)
      2024/09/25
    • 四季子さん
      へぶたんさん、こんばんわ。
      森沢さんワールド、はまりますよね。
      本棚に囲まれていると気分が上がりますよね。
      疲れが溜まるとすぐ本のある場所に...
      へぶたんさん、こんばんわ。
      森沢さんワールド、はまりますよね。
      本棚に囲まれていると気分が上がりますよね。
      疲れが溜まるとすぐ本のある場所に行きたくなります。
      また本との素敵な出会いを教えて下さい。
      2024/09/26
    • へぶたんさん
      四季子さんの本との出逢いも、楽しみに待ってます〜*\(^o^)/*
      四季子さんの本との出逢いも、楽しみに待ってます〜*\(^o^)/*
      2024/09/26
  • こちらの作品も森沢ワールドを満喫できた。
    登場人物みんなが愛すべきキャラクターなのはもちろん(幽霊までいい人)、「キッチン風見鶏」で出される料理の美味しそうなこと。しかも、お客さんによって料理の内容を微調整するという細やかさ。優しさがあるこんなお店、いいなぁ。

    「誰しも未来は不安だし、人生は寂しいものだ。でも、だからこそ、自分の心に嘘をつかずに生きていく。」
    ほんとに、そうだな…

    • Manideさん
      ねこさん、こんばんは

      すごいですね〜

      ほんとに、森沢さん続きなんですね〜

      幸せな感じになりそうで、いいですね〜
      ねこさん、こんばんは

      すごいですね〜

      ほんとに、森沢さん続きなんですね〜

      幸せな感じになりそうで、いいですね〜
      2025/01/14
    • ねこさん
      Manideさん
      勢いづいてますよね(笑)
      去年、森沢さんの作品には色々しかけがあると知って、前の本も少しずつ読み進めているんです。
      でも、...
      Manideさん
      勢いづいてますよね(笑)
      去年、森沢さんの作品には色々しかけがあると知って、前の本も少しずつ読み進めているんです。
      でも、時間が経つと細かいところをすぐ忘れてしまって…
      そんな訳での連続読みです。(これでちょっとお休み)
      2025/01/14
  • 霊が見える?!

    森沢明夫さんには珍しい不思議設定、と思ったけどよく考えたらいつもけっこうスピリチュアルな世界観で書いてたりするわw
    そして中身はいつもの幸せな人生を送るための極意が散りばめられた代わり映えのしないテーマで最高だ(最低みたいな言い方!)

    日々を一生懸命生きつつ、周りの人を思いやれる優しい人たちが当然のようにハッピーエンドを迎える物語はわざとらしくて鼻につくので大好きだ(大嫌いみたいな言い方!)

    物語の最後に明かされる仕掛けにふだんの森沢明夫さんの作品にはない「騙された!」って感情が心地よかった本作でした

    • みんみんさん
      ざわざわ公園のブランコにニンマリした?笑
      相変わらず読むの早いわ〜(°_°)
      ざわざわ公園のブランコにニンマリした?笑
      相変わらず読むの早いわ〜(°_°)
      2022/08/22
    • ひまわりめろんさん
      した!
      そしてあんまり順番にこだわらなくてもいい気がしてきたよ

      『きらきら眼鏡』を先に読んだ俺も
      『キッチン風見鶏』を先に読んだみんもニン...
      した!
      そしてあんまり順番にこだわらなくてもいい気がしてきたよ

      『きらきら眼鏡』を先に読んだ俺も
      『キッチン風見鶏』を先に読んだみんもニンマリは一緒だもんw
      2022/08/22
    • みんみんさん
      たしかに!
      キッチン先だったからブランコ少年は死んじゃった子だと思ってて(/ _ ; )
      キラキラでうわーってなった*\(^o^)/*
      たしかに!
      キッチン先だったからブランコ少年は死んじゃった子だと思ってて(/ _ ; )
      キラキラでうわーってなった*\(^o^)/*
      2022/08/22
  • 久しぶりの森沢明夫さん♪
    これは温かくて優しい気持ちの大渋滞。笑
    時折ニヤニヤしたり目頭が熱くなったりで、
    まさに森沢ワールド全開の作品!

    霊能者であるが故に幼い頃から苦労してきた主人公の翔平。漫画家志望で努力を続ける彼が、同じ能力を持つ寿々と不思議なご縁で巡り合う設定はラブストーリーの要素が強くて、読んでいて妙に小っ恥ずかしかった。いやぁ・・・森沢さんロマンチストなんだなぁ。

    戦地で生まれた友情秘話や、余命宣告を受けた母に、お互いを思い合う母娘、亡くなった妹夫婦の子を養子として育てる父子の関係性などなど、どこを切り取っても温かくて優しい巡り合わせがてんこ盛り。
    なかでもタイトル『キッチン風見鶏』の由来となる第四章にはやられた〜!!

    エピローグまでサービス満点で羽毛布団にくるまれたような柔らかい気持ちになれる作品だった。
    最後に絵里さんが手島さんとの交際に出した二つ目の条件も分かって、ふぅ・・・満足満足。

    「こんなに相手の気持ちを慮れる人ばかり集まった
    世界なんてあるか〜い!!」
    「偶然の繋がりにもほどがあるよね〜。」
    という心の叫びを封印しつつ、
    フィクション感がとても強い作品なので、そこを割り切って楽しめる方にはオススメの作品。

    さらに森沢作品あるある笑で、今回は『きらきら眼鏡』のあの人が登場したり♪
    ただこれも毎度されると人によっては番宣みたいに感じるかな。

    丁寧な描写に、温かい人々、
    心に響くフレーズの数々、
    今回も森沢ワールドをしっかり堪能出来ました♪

  • 安心して読める作家さんNo. 1、森沢明夫さん。本作もとても優しくてほっとするお話だった。初めの方で地縛霊が出てきたときは、まさかのホラーか!?と身構えたけど、そんなことはなかった。よかったぁ。

    タイトル通り、この作品もおいしい物語となっていたけれど、ご飯よりは人々の気持ちに焦点があっていて、いろんな人を応援したくなる。
    自分らしく自由に、思うまま生きなさい。というメッセージは今まで読んだ森沢作品でよく出てくるフレーズだと思うけれど、この作品がルーツなのかな。とても大切で忘れてはいけない言葉だ。

    人生いろいろだけれど、明るく前向きに、自分らしく生き抜けそうな、私自身の人生も応援してくれる作品だった。

  • 港町で三代続く老舗洋食屋「キッチン風見鶏」。
    おすすめは、じっくりと手をかけた熟成肉料理だ。
    漫画家デビューを夢見るウエイター・坂田翔平は、
    幽霊が見えてしまうのが悩みのタネ。
    幽霊が見えてしまうのが悩みのタネ。
    家族の健康を案じつつ空元気を出して奮闘中!誰しも未来は不安だし、
    人生は寂しいものだ。でも、だからこそ、自分の心に嘘をつかずに生きていく―。

    久し振りの森沢さん
    温かく優しい気持ちにさせてくれました。
    やっぱり良いなぁ。

    自分の気持ちに嘘をつかずに人生を創っていけばいいよ。
    こころのままに生きなさい。
    人生は一瞬、一瞬、自分で選択しながら積み上げていく。
    だったら、最後の瞬間まで責任を持って、ちゃんと自分で選択しなくっちゃ。
    じゃないと、死ぬとき後悔する。
    自分の選択を最後まで貫けたときに、はじめて本当の意味で自分らしい人生になる。

    もっともだって凄く思う。
    でもとっても難しく苦しい事も多い。
    心に刻んで進んで行こう…。

  • とてもいいお話だった〜。
    森沢さんの作品はどれも温かくほっこりしていて大好きです。今回も偶然本屋さんで見つけて
    買うつもりがなかったけれど表紙の爽やかさに惹かれて買ってしまった本なので、ちょっとわくわくしながら読み始めました♪ 笑笑
    でも、いや〜出会えてよかったと思えるような
    素敵なお話で、私にとって大事な一冊になりました。
    お話は
    主人公の翔平が漫画家を目指しながらアルバイトしているのはキッチン風見鶏という
    港町にあるレストラン。
    そこのオーナーの絵里さんや、元オーナーのお母さんの祐子さん、みんな本当に温かく素敵な人で
    翔平くんと仲良くなる寿々ちゃんを見守りつつ
    素敵な料理でみんなを幸せにしている。
    翔平くんをはじめみんな
    人生は思い通りにいかないことがほとんどだけど
    でも自分の心に正直に、生きることが大切
    お互いに思いやり見守り、気遣いながら今を精一杯頑張っている姿に温かな気持ちをいっぱいいただきました。

    ところどころの描写が本当に爽やかな海風が吹いてる感じを感じられて「あー私もこういう港町に
    住んでみたいな〜」と何度も感じ、
    海を見ながら、美味しそうなキャラメルチョコチップ食べてみたいなぁ。

  • ☆4

    ちょっぴり不思議だけれど、心が温かくなる優しい物語でした❁⃘*.゚
    心に響く言葉がたくさん出てきて、また読み返したいと思える素敵な作品です。
    辛い出来事があっても「だからこそ」という魔法の言葉を思い出して、マイナスをプラスに変えていきたいと思いました。

  • 文章がキラキラしていて、プロローグを読んだだけでもう幸せな気分になっていた。

    異国情緒漂う港町にある、「キッチン風見鶏」でアルバイトをしている坂田翔平は、漫画家になることを夢見ている。
    実は彼は見えないものが見えてしまう特異体質なのだ。
    オーナーシェフの鳥居絵里、絵里に好意を持つ未婚の父手島洋一、「港の占い館」の占い師宮久保寿々、絵里の母鳥居祐子。
    語り手が次々と代わっていくのは、作者の人物たちに対する優しい心遣いなのか、面白い構成だなと思ってエピローグまで読み進めると、すごい仕掛けが待っていた。
    けど、なんて優しい物語なのだろう。
    それぞれが問題を抱えているにもかかわらず、相手に対する思いやりの深さに感動する。心のままに生きることをこの物語で教わった。

    森沢明夫さん、ブクログのみなさんのレビューを見てずっと気になっていたのですが、ようやく読むことができました。また一人、好きな作家さんが増えました。

  • まめたカチカチパスタさんのすてきな感想から
    図書館予約

    『誰しも未来は不安だし、人生は寂しいものだ。でも、だからこそ、自分の心に嘘をつかずに生きていく―。美味しさとやさしさが溢れる傑作長編。』

    やさしくあたたかな読後感
    ちょっと霊的なものも登場しますが、それも含めてとってもよかったです。
    おいしそうなお料理と前に進む人たちに励まされました

    ≪ カタカタと 今日も歌うよ 風見鶏 ≫

  • こんな世界があっても良いんじゃない。
    きっと皆んなこの世界があれば救われるし、毎日が笑顔になれる。
    その場所がキッチン風見鶏。
    人との出会いは大切で理解してくれる相手がいるだけで自分は自分で良いのだと思える。逆に出会わなければ自分を認めてあげれないでいる事になってしまうかも。
    おかしいのかおかしくないのか、失敗なのか成功なのかは人との出会いで変わっていく。今の自分だからこそ出会えたと思えれば自分で自分の事を認めてあげれる。
    そんな気持ちにさせてくれるお話でした。

  • 森沢さんの作品を初めて読みました。
    穏やかで優しい話でした。
    登場人物はいろいろな不安を抱える中でも、周りの人を思いやる優しい人たちでした。
    自分の心にうそをつかず、人生を創っていくなんてすごく難しい。自分と他の人を比較して、見栄をはってしまったり。
    自分らしく幸せな日常を創るにはもう少し正直に生きていくことも必要だと感じました。
    翔平の結末は意外でしたが、優しい気持ちで読み終えることができました。

  • 港町にある老舗洋食屋「キッチン風見鶏」が舞台の物語。

    オーナーシェフの絵里さんのプロファイリングと料理がとても魅力的。
    登場人物も皆心根の優しい人ばかり。互いを大切にしている。
    特殊な力で辛い思いをした過去、家族への思い、未来への不安、迷いながらも心のままに進んでいく姿、言葉一つひとつに心が温かくなる。

    悩んだり辛い時ってそこに囚われてしまうけど、まわりをよく見て「だからこそ」と一歩踏み出せる自分でありたいなと思う。そして、味方でいたいと思える人がいる事は強いなと感じた。
    森沢さんの作品は幽霊出てきても癒される。

  • とても優しい話でした。孤独な哀しい過去があっても、心を通わせる出会いと幸せを掴んでいく翔平くん、寿々ちゃん、手島さん、絵里さんが読んでいて羨ましくなりました。自分の心に嘘をつかずに生きていく!が幸せのポイントかもしれません。

  • 感想
    穏やかな温かい作品。ほっと一息つける。

    最後は全てが上手く行くけどこの終わり方も良い。


    あらすじ
    翔平は絵里さんが経営するキッチン風見鶏でバイトをしながら、漫画家を目指している。自信があった作品も落選し、落ち込んでるところを絵里さんのプロファイルに見破られてしまった。

    絵里も母親が抗がん剤治療を辞めると言われて悩んでいた。

    絵里に惚れている手島という男性。妹夫婦が亡くなり、忘形見の子供を養子にして、母親と育てている。

    守護霊が見える占い師の寿々。ふとしたことでキッチン風見鶏を訪れ、こちらも霊感がある翔平と出会う。二人は霊が見えることを隠しつつ、お互いに惹かれていく。

    翔平と寿々は、風見鶏に出る霊について調べ、それが風見鶏の初代オーナーであることが分かる。オーナーの願いは義足の勉さんにカレーを食べさせることだった。勉さんにカレーを食べさせると勉は成仏する。

    それから時が流れ、手島の子供の歩は、漫画家を目指していた。手島と絵里は結婚し、翔平と寿々は結婚して風見鶏を継ぐ。

  • 登場人物がみんな温かくて、優しい。
    そして絵里さんが作るお料理がどれも美味しそう!

    お料理が出てくるお話が大好きなので、
    是非また読み返したい。



    ひとつだけ。
    エピローグは読まなくてもよかったかも…。

    エピローグでお話がさっぱりとまとまりすぎて、余韻に浸る余白部分を埋められてしまった感じ。

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著者プロフィール

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡』『大事なことほど小声でささやく』等、映像化された作品多数。他の著書に『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』『おいしくて泣くとき』『ぷくぷく』『本が紡いだ五つの奇跡』等がある。

「2023年 『ロールキャベツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森沢明夫の作品

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